愛知県の尾張地方に位置する「稲沢市」は、名古屋駅から約10分の好立地にあるベッドタウンです。市内には長い歴史を持つ神社や美しいイチョウ並木があり、観光で訪れる人も多いエリアとなっています。

こちらでは稲沢市の特徴、名産品、観光地、ご当地グルメ情報をお届けします。

目次

稲沢市の特徴・基本情報

 稲沢市は愛知県の尾張地方、濃尾平野の中央部に位置する街です。

植木・苗木の栽培が盛んな地域として知られており、2005年(平成17年)に編入した旧祖父江町は全国一の銀杏の産地としても有名です。

名古屋市へのアクセスが良く、ベッドタウンとして発展してきた稲沢市には、大手流通企業のユニー、自動車部品メーカーのアイコクアルファ株式会社などが本社を置き、三菱電機、ソニー、明治、豊田合成、シャチハタ、日本メナードといった企業も数多く進出しています。

市内には尾張大国霊神社(国府宮)、矢合観音、善光寺東海別院などの古刹もあり、尾張地方の人々の信仰を集めています。

稲沢市へのアクセス

稲沢市にはJR東海と名鉄名古屋本線の鉄道が乗り入れており、名古屋市をはじめとした大都市圏へのアクセスも良好です。JR東海道本線を使えば名古屋駅まで約10分で到着しますが、駅周辺は名鉄の国府宮駅が便利で、利用者も圧倒的に多いです。

高速道路は名神高速道路が利用可能です。

名古屋駅をはじめとした大都市圏に短時間でアクセスができ、鉄道路線、道路などの各種交通機関も揃っているため、観光で訪れるのにも便利な街と言えます。

稲沢市のおすすめ観光地3選

 名古屋市にほど近く気軽に訪れやすい稲沢市には、土地の歴史を感じさせる古い神社や雄大な自然公園、美しいイチョウ並木など、さまざまな観光スポットが存在しています。

稲沢市の厳選おすすめスポットを3つご紹介いたします。

尾張大国霊神社(国府宮)

尾張大国霊神社(国府宮)は、かつて尾張国が創始された際に創建された神社です。室町時代初期に建造された楼門と、江戸時代初期に建築された拝殿はともに国の重要文化財に指定されています。

本殿の近くには5個の自然石を円形に並べた「磐境(いわくら)」があり、神社が建立される以前の原始的な祭場のなごりを見ることができます。

毎年旧暦正月13日には、42歳と25歳の厄男を中心に、サラシのふんどしと白足袋だけを身につけた数千人の裸の男性が集まる「はだか祭り」が行われ、熱い男たちの祭りを見ようと多くの観光客や参拝者でにぎわいます。

基本情報

  • 住所:〒492-8137 愛知県稲沢市国府宮1-1-1
  • 営業時間:社務所 9:00~16:00
  • アクセス:名鉄名古屋本線「国府宮駅」より徒歩約6分
  • 公式HP:https://www.konomiya.or.jp/

サリオパーク祖父江

サリオパーク祖父江は、木曽川祖父江緑地、市営祖父江ワールドネイチャー緑地、国営木曽三川公園ワイルドネイチャープラザを合わせた愛称です。

5.7haの敷地内には、冒険広場、トリム広場、多目的広場、展望広場など複数の広場や、テニスコート、屋外プール、バーベキュー場などが設けられており、地元の住民だけでなく名古屋市からも多くの人々が訪れる人気のスポットとなっています。

毎年10月にはサンドアートの展示やワークショップなどのイベントが行われる「稲沢サンドフェスタ」が開催され、大迫力の大型砂像を見ようと大勢の観光客が訪れます。

基本情報

  • 住所:〒495-0001 愛知県稲沢市祖父江町祖父江鍋島132
  • 営業時間:
    4月1日~6月30日 9:00~17:00
    7月1日~8月31日 9:00~19:00
    9月1日~3月31日 9:00~17:00
  • アクセス:名鉄尾西線「山崎駅」より徒歩約50分
  • 公式HP:https://www.kisosansenkoen.jp/~wildnature/

祖父江ぎんなんパーク

祖父江ぎんなんパークは、祖父江ぎんなんブランドのさらなる向上と「ぎんなん、歴史、健康」をコンセプトに整備された公園です。

園内には、祖父江町内で栽培されているイチョウの中でも代表的な品種である「久寿(きゅうじゅ)」「藤九郎(とうくろう)」「栄神(えいしん)」「金兵衛(きんべえ)」の4種をすべて見ることができます。

11月下旬の黄葉シーズンにはパーク全体が黄金色に染まり、イチョウ並木のトンネルの下を散策する人でにぎわいます。11月に開催される「そぶえイチョウ黄葉まつり」の期間中はライトアップも実施され、幻想的な雰囲気を味わうことができます。

基本情報

  • 住所:〒495-0002 愛知県稲沢市祖父江町山崎江代23-2
  • 営業時間:9:00~17:00(駐車場利用時間)
  • アクセス:名鉄尾西線「山崎駅」より徒歩すぐ
  • 公式HP:https://www.inazawa-kankou.jp/sobueicyousansaku/

稲沢市の名産品

稲沢市の名産品としては下記が有名です。

  • 祖父江銀杏
  • 銀杏ういろ
  • 銀杏きしめん
  • 国府宮もなか
  • よりぼし漬

中でも「祖父江銀杏」は稲沢を代表する名物の一つ。市内の祖父江町は日本有数の銀杏の産地とされ、一万本を超えるイチョウの樹が点在しています。丸形で大粒の銀杏は味も抜群! 稲沢を訪れた際にはチェックしておきたい名産品です。

ご当地グルメ開発中? 発展途上の稲沢グルメ

 稲沢市では、もっと多くの人々に街の魅力をアピールするためのプロジェクトを立ち上げ、新しいご当地グルメの開発に取り組んでいます。市民も参加してのグループワークではデータの分析や検討を重ねた上で、次の8つのテーマが提案されました。

  1. ギリシャグルメのまち・稲沢
  2. “稲沢的アフタヌーンティー”(いな活)のまちづくり
  3. 地元食材を使った「映える」“かきまし御飯”
  4. “1730円”で展開するジャンルレス稲沢メシ
  5. マニア向け“鉄道グルメ”
  6. みんな大好き カレーのまち・稲沢
  7. 稲沢市民のソウルフード“鶏のレモン煮”
  8. 地産地消“稲沢バーガー”

いろいろなアイデアがあってワクワクしますよね! このプロジェクトからどんなメニューが生まれるのか、発展途上の稲沢グルメに注目です。

名古屋市から電車で10分!稲沢市で自然や文化を楽しもう!

ここまで、稲沢市の基本情報やおすすめの観光スポット、グルメ情報を詳しく見てきました。

大都市のすぐ側にありながら、歴史を感じさせる古刹や美しい自然が楽しめる稲沢市は、観光スポットとしても魅力的な街です。名古屋から約10分の好立地にある稲沢市をぜひ訪ねてみてください。