東浦町は1970年頃より名古屋市のベッドタウンとして開発が進められてきました。現在でも人気の地域であり「町」でありながら利便性も高く、数多くの人口を抱えています。

こちらでは、東浦町に関する基本情報から観光地、さらには全国的にも珍しいご当地グルメへの取り組みなどをご紹介します!

目次

東浦町の特徴・基本情報

  • 【人口】約5万人
  • 【面積】31.14㎢
  • 【町の花】ウノハナ
  • 【町の木】クスノキ
  • 【町制施行日】1948年6月1日
  • 【町役所所在地】〒470-2102 愛知県知多郡東浦町大字緒川字政所20
  • 【公式HP】https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/

東浦町は知多半島の付け根の部分、尾張地方に属している町です。愛知県の中心都市である名古屋市に近いことから、高度経済成長期頃より住宅地の開発が進められました。

現在でも子育て世代が数多く住民にいることから、子育て支援など手厚い行政サービスを展開していることで知られています。このような背景から東浦町は人気を博しており、現在「町」としては全国で2番目の人口を有しています。

町内には多くの自然が残されており、里山保全活動なども押し進められています。さらに徳川家康の生母である「於大の方」出身の地としても知られており、町内には数多くの歴史的な史跡が点在しています。

東浦町へのアクセス

名古屋市のベッドタウンとして開発が進められているように、東浦町へのアクセス環境は非常に良好になっています。

町内東部にJR武豊線、西部には名鉄河和線が通っていますので、どちらを利用しても名古屋市内から約30分で到着できます。車を利用する場合でも、知多半島道路「東浦知多IC」を利用すれば、約30分でアクセス可能です。

東浦町のおすすめ観光地3選

東浦町はベッドタウンとして人気を集めながらも、歴史的なスポットが点在しています。こちらでは、東浦町の観光地の中でも特におすすめしたいスポットを3点ご紹介します!

乾坤院(けんこんいん)

乾坤院(けんこんいん)は曹洞宗の寺院です。緒川城主である水野貞盛が水野家の菩提寺として建立し、徳川家康の生母である「於大の方」の生家としても知られています。敷地内は非常に大きく、本堂へと続く途中にある庭園も見事で見応えがあります。

平成28年3月、火災によって本堂、座禅堂、堅雄堂が全焼する被害に遭いましたが、大庫院や観音堂、墓地などは無事でした。そのため法要や行事などは中断されることなく、現在まで続けられています。

基本情報

  • 住所:〒470-2102 愛知県知多郡東浦町緒川沙弥田4
  • アクセス:
    JR「緒川駅」下車 徒歩約15分
    知多半島道路「東浦知多IC」から約5分
  • 公式HP:http://www.medias.ne.jp/~kenkonin/

於大公園(おだいこうえん

乾坤院の隣に広がる自然環境を活かした公園です。敷地内には400本にも登る桜や梅、花菖蒲、さらには竹林や緑のカーテンといった多種多様な植物が植えられています。そのためそれぞれに四季に応じた景色が楽しめるスポットとして人気を博しています。

マレットゴルフ場やバーベキュー会場、サイクル広場といった有料施設も存在しており、年間を通して様々な楽しみ方ができるでしょう。

基本情報

  • 住所: 〒470-2102 愛知県知多郡東浦町緒川沙弥田2−1
  • アクセス:
    JR「緒川駅」下車 徒歩約20分
    バス停「JR緒川駅東口」から「於大公園南」下車 徒歩約7分
    知多半島道路「東浦知多IC」から約10分
  • 公式HP:https://higashiura-kanko.com/goto/odai-park/

入海貝塚(いりみかいづか)

貝塚とは、先史時代の人類が暮らしていた跡であり、主に貝殻を中心とした日常での不要物を放棄し続けてできた場所を指します。

この入海貝塚は縄文時代早期の貝塚とされており、大正時代初期に初めて確認されました。不要物としての貝殻だけではなく、土器や石器、土偶といった出土品もでてきており、中でも時は入海式土器と呼ばれています。昭和28年にはうにの史跡にも指定されており、貴重な文化財として保護されています。

基本情報

  • 住所:〒470-2102 愛知県知多郡東浦町大字緒川字屋敷壱区48
  • アクセス:
    JR「緒川駅」下車 徒歩約10分
    知多半島道路「大府東海IC」から約15分
  • 参考HP:https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/205563

東浦町の名産品

ベッドタウンでありながらも豊かな自然が魅力的な東浦町では、昭和35年頃よりその環境を活かしたブドウ栽培が続けられています。現在では20種類を超える品種が生産、販売されています。気温が高く、日照時間が長いことからその他の産地よりも早く収穫できることが特徴であり、夏の風物詩として知られています。

ぶどうを使ったジャムやバター、ゼリーなどといった商品も展開されており、色々な楽しみ方ができるはず。ぜひ東浦町を訪れた際は、町自慢のぶどうをご賞味ください!

新たなご当地グルメ?「ひがしうらRe-Boneグルメ」とは

東浦町には今のところ、地元ならではと言えるようなご当地グルメは残念ながら存在していないようです。

しかし、東浦町では「ひがしうらRe-Boneグルメ」という取り組みが進められており、地元のグルメを活性化させようという動きがあります。「ひがしうらRe-Boneグルメ」は生活に欠かせない食事を通して、骨折予防に町全体で取り組み、元気なまちづくりと地域活性化を図ることを目的としています。

取り組みが始まった要因としては、東浦町の65歳以上の入院費の総額1位が「骨折」であったからです。そのため、地域全体の健康を推進させるために、骨折予防の為の食事を強化していくことになったのです。

初代ひがしうらRe-Boneグルメとしては、「おから」と「ぶどう」が選定されています。現在は「おから」を使用したグルメが町内の飲食店で提供されており、おからハンバーグなどが楽しめます。 

「ぶどう」については令和5年夏のスタートに向けて、現在多くの店舗によってメニュー開発が進められています。まだ新しい取り組みである「ひがしうらRe-Boneグルメ」ですが、健康と食事を上手く掛け合わせたご当地グルメとして人気を博す可能性は高いでしょう!

今後の東浦町のご当地グルメ開発に期待です!

魅力あふれる東浦町を観光しよう!

東浦町に関する基本情報から観光地、さらには町内独自のご当地グルメの取り組みまでを紹介しました。住みやすいと評判で、アクセス環境は良好です。ぜひ愛知観光の一環として、東浦町へ足を運んでみてください!