愛知県のほぼ中央、西三河の地にある知立市は、江戸時代には「東海道五十三次」の39番目の宿場町として栄えました。
当時の面影を感じる松並木や寺社仏閣など、歴史的な建造物が多く残され、現代の風景と調和する美しい景観の街です。
この記事では、知立市の特徴と観光スポット、グルメ情報をご紹介します。ぜひ知立市の歴史と伝統を体感してください。
目次
知立市の基本情報
- 人口:7万2千人(2023年2月現在)
- 面積:16.31 km²
- 市役所所在地:〒472-8666 愛知県知立市広見3-1
- 公式HP:https://www.city.chiryu.aichi.jp
古くから交通の要衝として栄えてきた知立市は、現在も交通の便が良く、名古屋など大都市のベッドタウンとしても人気があります。
小さな街におよそ7万人が暮らす知立市は、三河地方の中でもっとも人口密度が高いことで知られていますが、どこへ行くのにも移動がしやすい便利なコンパクトシティとしても人気です。
県内の他地域と同様に、ものづくり産業が盛んな工場地帯があり、郊外では米や野菜が作られています。
暮らしやすい知立市には人口の約7%にあたる5千人の外国人が生活しており、「多文化共生」を目指したサンバカーニバルなどが開催されています(近年は感染症の影響で休止)。また、文化や伝統を守りながら市民がいきいきと生活し、より暮らしやすい街になるよう「知立市まちづくり基本条例」を定め、市民が市制に参画しやすい仕組みが作られています。
知立市の特徴
子育て支援にも力を入れており、オムツ替えや授乳ができる「赤ちゃんの駅」と呼ばれるスペースを、市内の施設に設置する取り組みなどを行っています。
知立市へのアクセス
知立駅を中心に主要な国道や県道が縦横に走っており、愛知県内をスムーズに移動することが可能です。新幹線の駅はありませんが、名古屋鉄道、名古屋本線、三河線が通っているので乗り継ぎには困りません。
中部地方の玄関口、名古屋駅までは名鉄特急で約20分、中部国際空港までは車で約40分ほどです。
知立の歴史と美しさを堪能!おすすめ観光スポット5選
かつては宿場町として栄えた、知立市の歴史と美しさを堪能できる観光スポットをご紹介します。
知立神社
古くは池鯉鮒大明神(ちりふだいみょうじん)とも呼ばれ、東海道三社の一つに数えられていた歴史ある知立神社には、四柱の御祭神が祀られています。三河地方では珍しい「尾張造り」と呼ばれる社殿の配置形式で、境内には国の重要文化財である「多宝塔」や、池鯉鮒宿の由来ともいわれている「神池」があり、厳かな雰囲気の中で参拝ができます。
基本情報
- 場所:〒472-0023 愛知県知立市西町神田12(知立神社周辺)
- 車でのアクセス:伊勢湾岸自動車道「豊田南IC」から約10分
- 公共交通機関:名鉄名古屋本線「知立」駅から徒歩約10分
- 公式サイト:https://chiryu-jinja.com/
知立まつり
知立神社の例祭は1年おきに「本祭り」と「間祭り(あいまつり)」が行われます。本祭りの年には、国の重要無形民俗文化財に指定される人形浄瑠璃芝居が奉納されます。間祭りでは人形浄瑠璃は行われませんが、本祭り同様きらびやかな装飾の山車が奉納されます。5台の山車はそれぞれ重さ約5tで高さ7mにもなり、ユネスコの無形文化遺産に指定されています。
基本情報
- 場所:知立神社周辺
- 開催:毎年5月2日、3日
- アクセス:上記「知立神社」と同じ
- 公式サイト:https://www.city.chiryu.aichi.jp/kanko_bunka_sports/kanko_bunka_sports/1/1451813709823.html
知立ドリームイルミネーション
知立市のほぼ中央に位置する新地公園は、毎年12月になると約30万個の電球で美しく彩られる人気の観光スポットです。高さ17mのビックツリーと光のトンネルはまるでファンタジーの世界に迷い込んだよう。初日には点灯式が行われ、盛大なイベントが開催され多くの人で賑わいます。
基本情報
- 場所:〒472-0053 愛知県知立市南新地3-1-1(新地公園/噴水広場)
- 開催:12月10日から25日(点灯時間:17:00~21:00)
- 車でのアクセス:伊勢湾岸自動車道「豊明IC」から約12分(公園には駐車場なし)
- 公共交通機関:名鉄「知立」駅から徒歩約10分
- 公式サイト:https://www.aichi-now.jp/spots/detail/1848/
史跡八橋かきつばたまつり
かの在原業平が、その美しさに魅了され歌を残したといわれている史跡八橋かきつばた園。約13,000㎡の大きな庭園の中には16の池があり、たくさんの「かきつばた」が咲き誇ります。
かきつばたまつりの開催期間中には、俳句・短歌の大会や茶会などのイベントが行われます。夜間のライトアップは幻想的な雰囲気で昼とは違った庭園を楽しめます。
基本情報
- 場所:〒472-0001 愛知県知立市八橋町寺内61-1(無量壽寺境内/八橋かきつばた園)
- 開催:毎年4月下旬から5月中旬(9:00~21:00)
- 車でのアクセス:伊勢湾岸自動車道「豊田南IC」から約5分
- 公共交通機関:名鉄三河線「三河八橋」駅から徒歩約8分
- 公式サイト:https://www.city.chiryu.aichi.jp/kanko_bunka_sports/kanko_bunka_sports/1/1451813608109.html
知立公園花しょうぶまつり
知立神社の西と東に位置する知立公園の池の周りでは、5月の中頃から花しょうぶが咲き、青、白、紫と、色とりどりの美しさを鑑賞することができます。
花しょうぶまつりの開催期間中は、雅楽の演奏会や知立からくり人形の実演などが行われます。夜間はライトアップされるので、夏の訪れを感じながら夜の公園を散歩してみてはいかがでしょうか。
基本情報
- 場所:〒472-0023 愛知県知立市西町神田12(知立公園・知立神社)
- 開催:毎年5月中旬から6月上旬
- アクセス:上記「知立神社」と同じ
- 公式サイト:https://www.city.chiryu.aichi.jp/kanko_bunka_sports/kanko_bunka_sports/1/1451813676550.html
知立市の名産品
知立市では、古くから作られている名産品がたくさんあります。米や野菜など農産物のほか、伝統的な和菓子などが市の内外で親しまれています。
下記のように、食べ物だけでなく、伝統の技術で作り上げられる「三河仏壇」も三河地方一帯の名産として有名です。
- あんまき
- 在原の月
- 池鯉鮒野(ちりふの)
- 米
- 梨
- 三河仏壇
知立市で人気のある「あんまき」は、薄く焼いた生地であんこを包んだ和菓子です。ホットケーキやどら焼きの皮にも似た、ふんわりした生地と優しい甘さの餡が特徴です。
大あんまきの老舗「藤田屋」では、伝統のあんまきの他に、季節限定商品や「大あんまき天ぷら」など珍しいあんまきを食べることができます。
最近では「フルーツ最中」など、新しい和菓子も誕生しており、知立の和菓子文化が一層盛り上がりを見せています。
知立市のご当地グルメは何がある?
現状、知立市ならではと言えるようなご当地グルメは存在していません。ただし、藤田屋の「あんまき」のように、知立名物と呼べるお菓子やお土産は存在しています。上述したような、「大あんまき天ぷら」のような変わり種の商品も紹介しており、このような知立市らしいメニューがこれから更に開発されていくと良いですね!
観光とグルメで知立市を楽しもう!
伝統的な文化と都市が調和する知立市には、歴史を感じられる人気の観光スポットがたくさんあります。
四季折々の風情や景観を楽しんだあとは、ぜひ知立の美味しいグルメを味わってください!