愛知県西部に位置する津島市は、鎌倉時代より尾張と伊勢を結ぶ要衝として発展しました。さらに戦国時代には織田信定から信長までの織田家3代に渡って、地域経済の基盤が築かれていきました。

このように歴史的背景の深い津島市にはおすすめの観光地や名産品が盛りだくさん。こちらでは、津島市の特徴からおすすめのグルメなどを詳しくご紹介していきます!

ぜひ最後までご覧になってください。

目次

津島市の特徴・基本情報

  • 【人口】約6万人
  • 【面積】25.09㎢
  • 【市の花】サツキ
  • 【市の木】クロマツ
  • 【市制施行日】1943年6月1日
  • 【市役所所在地】〒496-0044 愛知県津島市立込町2-21

津島市は濃尾平野の西部に位置しており、海抜0m以下の平坦な土地が特徴です。そのため夏は高温多湿で蒸し暑くなりますが、基本的には年間を通して温暖な気候となります。

冒頭にもお伝えしたように、津島市は長い歴史と文化を有する地域であり、数々の文化遺産が存在しています。中でも日本三大川祭に数えられ、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「尾張津島天王祭」は600年以上の歴史を持ち、織田信長や豊臣秀吉といった名将からも愛されたと伝えられています。

津島市にある国の重要文化財・堀田家住宅
堀田家住宅

また、国の重要文化財である「堀田家住宅」を始めとした、古い街並みが現在にも残されているなど、町を歩くだけでも楽しめる魅力を持っているのです。

自然豊かな地域としても知られ、四季折々の景色で訪れる人々を楽しませてくれます。

津島市へのアクセス方法

愛知県最大の都市である名古屋からは約16kmと近く、アクセスは良好な地域だといえるでしょう。名鉄線津島線で名古屋から約25分、名鉄尾西線でも約30分と名古屋観光のついでにも訪れやすくなっています。

自動車でも東名阪自動車道の弥富ICより約15分程度、東海道北陸自動車道の一宮稲沢北ICより約30分となっており、交通経路を問わず訪れやすい地域です。

津島市のおすすめ観光地3選

名古屋からのアクセスも良好であり、歴史と文化に溢れる津島市には魅力的な観光地が数多く存在しています。
こちらではその中でも、特におすすめしたい観光地を3つご紹介します。

ぜひ津島市を訪れた際は、足を運んでください!

天王川公園

天王川公園の入口の写真

天王寺公園は古くは町を流れていた佐屋川の支流である、天王川の名残となる「丸池」と呼ばれる楕円形の池を中心に整備されたことが始まりです。天王川は江戸時代までは町の中心を流れていたと伝えられており、土砂の堆積によって次第に池へと変化していきました。

かつては水上交通の要衝として栄えたこの公園周辺ですが、現在では自然豊かな場所として訪れる人々に癒やしを提供しています。特に四季の移ろいによって変化する風景は特別美しく、桜から富士、睡蓮、紅葉、さらには雪景色といった様々な表情を見せてくれます。

様々なお祭りが季節によって行われており、日本三大川祭である「尾張津島天王祭」も天王川公園で実施されています。

小さなお子様も楽しめるアスレチックや芝生の広場も用意されていますので、家族そろって楽しめる自然豊かなスポットとしておすすめです!

基本情報

  • 住所:〒496-0856 愛知県津島市瑠璃小路町1
  • アクセス:名鉄「津島駅」より徒歩約15分

津島神社

津島神社の写真
津島神社の御朱印の写真

津島神社は東海地方を中心とする「津島信仰」の総本社です。中世から近世を通じては「津島牛頭天王社」とも称され、牛頭天王を祭神としていました。先程ご紹介した天王川公園のすぐそばに位置しており、津島神社の年中行事として「尾張津島天王祭」が行われてるのです。

現在の津島という地名の由来も津島神社の門前町を発祥としているなど、まさに津島の中心ともいえる神社なのです。本殿、楼門共に国の重要文化財に指定されており、南門や拝殿、鉄灯籠などは愛知県の指定有形文化財に登録されています。

このように古い歴史を持つ津島神社は、パワースポットとしても注目を集めているのです。特にコロナ禍をきっかけに、牛頭天王の厄除け、疫病除けを期待した約病態さんの護符や御朱印は人気を博しています。

基本情報

  • 住所:〒496-0851 愛知県津島市神明町1
  • 受付時間:9:00〜16:00
  • アクセス:名鉄「津島駅」より徒歩約17分

清正公社

清正公社の写真

熊本城を築城したことで有名な加藤清正は、現在の名古屋市中村区出身であり幼少の頃は津島市に寄寓していました。寄寓とは一時的な住まいを指す言葉であり、加藤清正が過ごした足跡が津島には残されているのです。

明治18年に建てられた清正公社は、清正の叔父の屋敷跡と伝えられる場所に存在しています。また清正が幼少の頃、賊を追い払うために使用したと伝わる鬼面をかぶった祭りが行われていたなど、関係が色濃い地域となっているのです。

現在ではこの鬼祭は行われていませんが、使われていた衣装や鬼面は残されており、これらの由来についても清正公社に今も伝承されています。

基本情報

  • 住所:〒496-0823 愛知県津島市上河原町6
  • 受付時間:24時間営業
  • アクセス:名鉄「津島駅」より徒歩約10分

津島市の特産品・名産品は?

古くは水上交通の要衝として栄え、歴史も深い津島市ですので名産品も数多く存在しています。特に津島神社門前で販売されている「あかだ」と呼ばれるお菓子は、津島のお土産として昔から愛されています。

くつわとあかだの写真
左側が「くつわ」右側の丸いお菓子が「あかだ」

他にも以下のような名産品が有名ですので、津島を訪れた際にはぜひ確認してみてください。

  • 地酒
  • いちご
  • 津島麩
  • 太鼓
  • 雪駄
  • 団扇

津島ならではのご当地グルメは?

津島市のご当地グルメについては、調査しましたが、今のところ津島市の特色や名物を活かしたご当地グルメは存在していませんでした。今後自治体や地元企業から、ご当地グルメ開発が進んでいくと良いですね!

長い歴史と文化を有する魅力溢れる津島市へ

名古屋観光の合間にも訪れやすい、歴史と文化が魅力的な津島市。歴史が深いだけあり、魅力的な観光地とグルメが揃った素晴らしい地域だと言えるでしょう!

ぜひ津島市を訪れて、今回の記事でご紹介したお店へ足を運んでみてください!