愛知県で2番目に大きな面積を誇る新城市は、市街地から少し足を伸ばせば大自然に手が届く緑豊かな街です。水と空気がきれいなことでも知られ、多くの人が癒しを求めて訪れています。
この記事では、魅力的な新城市の特徴と観光スポットを詳しく解説しています。
観光に欠かせない、絶品のご当地グルメ情報もご覧ください。
目次
新城市の基本情報
- 【人口】4万2千人(2023年2月現在)
- 【面積】499.2 km²
- 【市の花】ササユリ
- 【市の木】ヤマザクラ
- 【市制施行日】1958年11月1日
- 【市役所所在地】〒441-1392 新城市字東入船115
愛知県の東側に位置する新城市は、市内の約84%を山間部が占めており、その美しい景観で観光に訪れる人を魅了しています。
織田徳川連合軍と武田軍の合戦「長篠の戦い」の地としても知られ、市内のいたるところに戦国時代の史跡が残る魅力的な街です。
豊かな自然資源に恵まれ、農業や観光産業が盛んな新城市では「世代のリレーができるまちづくり」を目標に、若い世代が活躍できる施策に取り組んでいます。
新城市の特徴
生産者と消費者が直接つながる「しんしろ軽トラ市」は、日本三大軽トラ市の一つに数えられ、毎月第4日曜日には市の内外から訪れる人々で大変な賑わいを見せます。
自然を生かした観光名所が多数あり、水辺のアクティビティを楽しんだり、天然記念物に指定される自然遺産を間近で見たりすることができます。
登山やサイクリングなど、山間部を活用したスポーツの振興に力を入れており、新城ラリーに代表されるモータースポーツをはじめ、さまざまなスポーツイベントが開催されています。
新城市へのアクセス
東名高速道路のインターチェンジがあり、名古屋方面や静岡方面からもアクセスしやすいのが特徴です。電車では、豊橋駅までアクセスし、飯田線に乗り換えます。中心駅は「新城駅」です。
大自然を満喫!新城市の観光スポット5選
新城市には、絶景のパワースポットや歴史のある温泉街など、一度は訪れたい観光スポットがたくさんあります。厳選した5つをご紹介します。
乳岩峡(ちいわきょう)
乳岩峡(ちいわきょう)では、鍾乳洞や美しい川、滝を眺めながらゆったりと散策することができます。
川沿いを歩くだけでも非日常感を味わえますが、体力に自信のある方は、ぜひ登山コースにチャレンジして高所からの神秘的な絶景をご覧ください。
基本情報
- 住所:〒441-1601 愛知県新城市川合乳岩
- 車でのアクセス:新東名「新城IC」から車で約40分
- 公共交通機関:JR「三河川合」駅から徒歩約30分
鳳来寺山(ほうらいじさん)
高さ60m樹齢800年の傘杉、1425段の石段など見どころ満載の霊山「鳳来寺山」は、1300年の歴史を有し、表参道に建つ仁王門は国の重要文化財に指定されています。
展望台からは雄大な奥三河の自然が一望でき、夏の深緑も、秋の燃えるような赤も美しく神秘的です。パワースポットとしても名高い鳳来寺山で、厳かな雰囲気を味わってください。
基本情報
- 住所:〒441-1944 愛知県新城市門谷字鳳来寺1
- 車でのアクセス:新東名「新城IC」から約20分
- 公共交通機関:JR飯田線「本長篠」駅→豊鉄バス「鳳来寺」下車
四谷の千枚田
初めて目にするのにどこか懐かしい、そんな感覚を抱かせてくれる四谷の千枚田は、日本の原風景として、多くの観光客に親しまれています。
約400年地域の人の手で守られてきた棚田は、季節ごとに違った顔を見せてくれ、一年を通じてその美しい景色を楽しむことができます。
基本情報
- 住所:〒441-1942 愛知県新城市四谷230
- 車でのアクセス:東名「豊川IC」から約50分
- 公共交通機関:JR「豊橋」駅→「本長篠」駅→豊橋鉄道バス田口線「滝上」下車→徒歩約40分
- 駐車場:あり(20台)
湯谷温泉(ゆやおんせん)
およそ1300年前に発見されたといわれる、歴史ある温泉地「湯谷温泉」は、宇連川(板敷川)に沿って旅館やホテルが立ち並ぶ静かな温泉街です。
川のせせらぎを聴き、趣のある旅館で美しい景観を眺めながら温泉に入れば、時間を忘れてリラックスできることでしょう。
基本情報
- 場所:〒 441-1605 愛知県新城市能登瀬上谷平4-1
- 車でのアクセス:三遠南信道路「鳳来峡IC」から約10分、新東名「新城IC」から約15分
- 公共交通機関:JR「豊橋」駅→「湯谷温泉」駅から徒歩1分
道の駅 もっくる新城
木のぬくもりが感じられる道の駅では、新城市や奥三河地域の物産が購入でき、地元産の食材を使ったご当地グルメを堪能することができます。
もっくる名物は「TKGM(卵かけごはんモーニング)」。なんと新城市産の新鮮卵を使った卵かけごはんが食べ放題!豊富なトッピングメニューでオリジナルの卵かけごはんを楽しみましょう。
また、新たに名物となった「とりとろ汁」も大人気です。
猪や鹿、熊などのジビエ料理や加工品は、お土産としても人気があります。
基本情報
- 場所:〒441-1318 愛知県新城市八束穂五反田329-7
- 営業時間:9:00~18:00 年中無休
- 車でのアクセス:東名高速道路「豊川IC」から約30分、新東名「新城IC」降りてすぐ
- 公共交通機関:JR「三河東郷」駅から 徒歩約15分
新城市の名産品
新城市には、豊かな自然の中で育つ名産品がたくさんあります。代表的な農産物は下記の通り。
- 鳳来牛
- 鳳来の梅
- 菌床しいたけ
- 自然薯
- 巨峰
- 周年ほうれんそう
- 八名丸さといも
山間部に位置する鳳来地区は梅の産地で、ジャムやアイスなどさまざまな梅の加工品が作られています。この地で育つ鳳来牛は、市場にほぼ出回らないことから幻のブランド牛とも呼ばれます。
八名丸(やなまる)さといもは、愛知の伝統野菜に選定されています。やわらかく強い粘りが特徴の里芋で、汁物や煮物、コロッケなど、さまざまな調理法で食べられています。
上記の名産品だけでなく、大自然の恵みをいただく「ジビエ料理」も、ご当地グルメとして有名です。
新城市のグルメはジビエ料理が有名!
tabemaroの調査では、新城市の「ご当地グルメ」は見つけられませんでした。しかし、新城市がある奥三河地域には、愛知の秘境とも呼ばれる広大な自然が広がり、古くから狩猟の文化が根付いていたといいます。
そのため、新城市に訪れた際はジビエ料理を楽しむことをおすすめします!
近年では野生動物による農作物への被害を解消する目的で、捕獲した鹿や猪、クマの肉を使った商品の開発が進み、ジビエ料理を提供する飲食店も増えています。
ジビエを使った、ご当地グルメ開発などが、今後進んでいくことを期待しています!
大自然を満喫!観光とグルメで新城市を楽しむ
豊かな自然の中で観光やアクティビティが楽しめる新城市には、喧騒から離れ何度も訪れたくなる魅力があります。
奥三河でしか出会えない美味しいグルメも待っています。歴史と自然のまち新城で観光とグルメを思う存分楽しみましょう!