愛知県の北西部に位置する「北名古屋市」は、名古屋市に隣接するベッドタウンです。歴史を感じさせる名所旧跡や個性的な資料館なども市内には数多く存在し、観光地が多くある街でもあります。こちらでは、北名古屋市の特徴、名産品、観光地情報を徹底リサーチ!北名古屋に来たら必ず訪れたい観光スポットをご紹介していきます。

目次

北名古屋市の特徴・基本情報

  • 【人口】約8万6千人
  • 【面積】18㎢
  • 【市の花】ツツジ
  • 【市の木】モクセイ
  • 【市制施行日】2006年3月20日
  • 【市役所所在地】〒481-0006 愛知県北名古屋市熊之庄御榊60

北名古屋市は、愛知県の北西部に位置する街です。名古屋市の北側に隣接していて、名鉄名古屋駅まで電車で10分という利便性から、ベッドタウンとして栄えています。

街の四方を名神高速道路、名古屋第二環状自動車道、名古屋高速道路などに囲まれるなど交通網も発達しており、周辺の国道、県道沿いには工場や物流施設なども多く立ち並びます。

市内には五条川、新川、合瀬川などの河川が流れており、緑とうるおい豊かな穏やかな都市となっています。国・県指定の文化財や名所旧跡も数多く残されており、その土地の歴史や文化を感じることができます。

北名古屋市へのアクセス

北名古屋市は、名古屋市をはじめとした大都市圏へのアクセスも良好です。名鉄犬山線を使えば西春駅から名鉄名古屋駅まで約10分で到着します。また、高速道路は名古屋高速16号一宮線が利用可能です。

大都市圏に短時間でアクセスができ、鉄道路線、道路などの各種交通機関も整っているため、観光で訪れやすい立地と言えます。

北名古屋市のおすすめ観光地3選

大都市圏から気軽にアクセスが可能で土地の歴史を学べる名所旧跡も多く、さらにはここにしかないユニークで楽しい施設も存在する北名古屋市。

そんな北名古屋市の厳選おすすめスポットを3つご紹介いたします。

高田寺

高田寺は、720年(養老2年)に開かれた薬師如来を本尊とする天台宗の寺院です。現在残っている薬師堂(本堂)は室町時代に建てられたものと言われています。

江戸時代前期の修験僧で仏師・歌人としても有名な円空が高田寺で密法を授かったことから、本堂には4体の円空仏が安置されています。

本堂と本尊の木造薬師如来像は国の重要文化財に、木造大黒天立像は愛知県指定有形文化財になっており、なかでも薬師如来像は50年ごとに御開帳される秘仏として有名です。

基本情報

  • 住所:〒481-0011 愛知県名古屋市高田寺383
  • アクセス:名鉄犬山線「西春駅」より徒歩約8分

昭和日常博物館

「昭和日常博物館(北名古屋市歴史民俗資料館)」は、昭和の日常に使われていた生活用具、おもちゃ、風俗の収集、保存、常設展示などを行っている施設です。後述の「旧加藤家住宅」とあわせて、北名古屋市の「思い出ふれあい(回想法)事業」の中心的施設として、さまざまなイベント・活動が展開されています。

昔なつかしのかき氷機や、マツダ・K360、三菱360トラック、日産・ブルーバードP312、トヨタ・クラウンRS30などの自動車、そして一般家庭の居間や商店、自転車屋などを再現したブースなどが展示されており、昭和の空気を存分に味わうことができます。

レトロ好き、昭和好きの方は必見のスポットと言えるでしょう。

基本情報

  • 住所:〒481-0006 愛知県北名古屋市熊之庄御榊53
  • 営業時間:9:00-17:00(入館は16:40まで)
  • 休館日:月・毎月末日・特別整理期間・年末年始(12月28日~1月4日)
  • アクセス:名鉄犬山線「徳重・名古屋芸大駅」より徒歩約20分

旧加藤家住宅

「旧加藤家住宅」は、かつて「大加藤」と称されて栄えた素封家(大富豪)の住宅です。明治期の地主層の典型的な住宅形式が、良好な状態で保存されており、1999年(平成11年)には国の登録有形文化財に認定されました。

約370坪の広大な敷地に、主家、長屋門、離れ、茶室、土蔵、高塀などが残されており、当時の地主の暮らしぶりを垣間見ることができます。

基本情報

  • 住所:〒481-0001 北名古屋市六ッ師字南屋敷704-1
  • 営業時間:9:00-16:00
  • アクセス:名鉄犬山線「徳重・名古屋芸大駅」より徒歩約25分

北名古屋市の名産品

北名古屋市の名産品は以下の通りです。

  • いちじく
  • ねぎ
  • ほうれん草
  • 米(あいちのかおり)

中でもいちじくは、大正後期から昭和初期にかけて栽培が始められた、北名古屋市を代表する農産物の一つです。一般的にいちじくには7種類ほどの品種がありますが、市内ではその内の2種(サマーレッド、桝井ドーフィン)を育てています。

いちじくを使った商品も多数開発されており、その中の一つ「いちじくゼリー」は地元の小学校や中学校の給食でも提供されるほどメジャーなスイーツとなっています。

北名古屋市のご当地グルメは何がある?

北名古屋市には今のところ、名物と言えるようなご当地グルメは存在していません。近くにグルメが豊富な名古屋市が隣接しており、なかなか北名古屋市内で、独自のご当地グルメが発展しにくいのが現状かもしれません。

上述したいちじくのような、地元の特産品もありますので、そういった果物や農産物を使った、北名古屋市ならではのご当地グルメが今後開発されてくるとよいですね!

歴史が残る名古屋市のベッドタウン「北名古屋市」を訪ねてみよう!

名古屋市に隣接し、ベッドタウンとして発展を遂げてきた北名古屋市。

多数の企業が進出するなど都会的な面を持つ一方、数多くの古刹や名所旧跡が残るなど、歴史や文化を色濃く感じる街でもあります。また、名産品のいちじくを使ったグルメなどが楽しめるのも北名古屋市の魅力の一つです。