知多半島の北西に位置する知多市は、1年を通じて温暖な気候で過ごしやすく、自然と都市部のバランス、アクセスや生活の利便性が良いことから「ちょうどいいまち」という市のテーマを掲げ、暮らしやすい街です。

この記事では、知多市の魅力と特徴を徹底リサーチ!おすすめの観光スポットとグルメもご紹介します。

目次

知多市の基本情報

  • 【人口】8万3千人(2023年1月現在)
  • 【面積】45.9 km²
  • 【市の花】ツツジ、ウメ
  • 【市の木】ヤマモモ
  • 【市制施行日】1970年(昭和45年)9月1日
  • 【市役所所在地】〒478-8601 愛知県知多市緑町1

市の大部分が丘陵地の知多市は内陸地からも海を望むことができ、緑豊かな自然公園があるなど、美しい景観に恵まれています。

沿岸部は臨海工業地帯になっており、製油所や発電所が連なっています。内陸部では、温暖な気候と豊かな土壌を生かした農業が盛んです。

また愛知県内でも低水準の犯罪率を誇り、治安が良く住みやすい地域としても知られています。

知多市の特徴

都会すぎず田舎すぎず、交通の便が良く、どこへ行くにも「ちょうどいいまち」として知られる知多市。市街地には生活に便利な商業施設が多くそろっており、都市公園の数は70を超える緑豊かな生活環境が特徴です。

大きな工業地帯がありますが、グリーンベルトと呼ばれる緑地帯が約6㎞に渡って整備されており、居住地域と工業地帯を区分する役割を果たしています。

伝統的な祭事が多いことでも有名で、上方漫才の原点ともいわれる国の重要無形民俗文化財に指定される「尾張万歳」をはじめとした伝統芸能や、下記のようなお祭りが多数行われています。

  • 日長の御馬頭まつり
  • 佐布里池梅まつり
  • 岡田春まつり
  • だるま大祭
  • 北粕谷春祭り

知多市へのアクセス

名鉄が名古屋の都市部に続いており、30分ほどで名古屋まで行けるので、通勤通学の足に役立っています。そのため名古屋のベッドタウンとしての機能も持ち合わせています。

バスの路線は4本あり、知多市内をスムーズに移動することができます。

また、中部国際空港が市の中心部から車で30分ほどの距離にあり、広域移動の際にも不便さは感じません。

観光スポット5選

知多市には、自然を生かしたアクティビティから歴史的な文化遺産まで、魅力的な観光スポットがたくさんあります。

メインの観光地は「新舞子エリア」「岡田エリア」「佐布里エリア」の3か所で、それぞれ違った楽しみ方ができます。3つのエリアの中から厳選した観光スポットを5つご紹介します。

岡田地区

岡田地区は知多木綿の生産で発展した町で、江戸時代の木綿問屋の蔵や、明治時代に建てられた郵便局など、歴史を感じる建物が当時の姿そのままに残されています。

レトロな街並みを歩いたり、明治時代の機織り機を使ってオリジナルの木綿生地を織ったりと、貴重な体験ができます。

100年以上の歴史がある料亭や古民家カフェの、どこか懐かしく、ノスタルジックな雰囲気の中で、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

基本情報

  • 事務局:〒478-0021 愛知県知多市岡田字中谷9(木綿蔵ちた)
  • 車でのアクセス:西知多産業道路「長浦IC」から約5分、知多半島道路「阿久比IC」から約10分
  • 公共交通機関:名鉄常滑線「朝倉」駅→知多バス東岡田行き→「岡田」下車

佐布里パークロード

知多市の東に位置する佐布里(そうり)には、約3㎞に及ぶ散策路があり、四季折々の美しい景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

パークロードの先には大きな人工池があり、沿岸に25種類の梅の木が約6000本植えられていて、2月〜3月にかけて開催される「佐布里梅まつり」はたくさんの人で賑わいます。

基本情報

  • 場所:〒478-0001 愛知県知多市八幡字向長曽橋から佐布里
  • 車でのアクセス:西知多産業道路「寺本IC」から約5分
  • 公共交通機関:名鉄「寺本駅」から徒歩約10分

妙楽寺

知多四国霊場めぐりの始まりの寺である妙楽寺には、弘法大師のお告げを受けて霊場の開創に尽力した、亮山阿闍梨が祀られています。

当時は修行として霊場巡りが行われていましたが、現在ではお遍路以外にも、多くの人が観光や健康のためなど、思い思いの目的で訪れています。

基本情報

  • 場所:〒478-0017 愛知県知多市新知下森29
  • 車でのアクセス:西知多産業道路「朝倉IC」から約7分
  • 公共交通機関:名鉄「古見駅」から徒歩約3分

知多木綿アンテナショップ478

岡田地区にある「知多木綿アンテナショップ478」では、400年の伝統を持つ知多木綿で作られたさまざまな商品に出会うことができます。

伝統的な手法で染められた美しい生地や、高級生地を使用した着心地の良い白シャツなど、ここでしか手に入らない木綿製品はお土産としても人気があります。

基本情報

  • 場所:〒478-0021 愛知県知多市岡田開戸28-1(旧中七木綿本店)
  • 営業時間:10:00~16:00(木・金・土・日)
  • 車でのアクセス:西知多産業道路「長浦IC」から約5分
  • 公共交通機関:名鉄「朝倉」駅→知多バス「大門前」下車、バス停から徒歩約1分

新舞子マリンパーク

名古屋から近い事もあり、夏にはたくさんの人で賑わう新舞子マリンパークは、海水浴や魚釣りの他にも、さまざまなマリンスポーツを楽しむことができます。

芝生エリアには、バーベキュースペースやドッグランなどがあり、気軽に行ける多目的なレジャー施設として人気を集めています。

基本情報

  • 場所:〒478-0000 愛知県知多市緑浜町
  • 開館時間:開館時間:09:00~17:00(年中無休)
  • 車でのアクセス:西知多産業道路「日長IC」から約3分
  • 公共交通機関:名鉄常滑線「新舞子」駅から徒歩約10分

知多市の名産品

知多市では、温暖で穏やかな気候の中、さまざまな農産物が生産されています。主な名産は下記の通りです。

  • きんかん
  • 知多牛
  • ペコロス
  • 知多木綿
  • 佐布里梅
  • やまもも酒

知多市の天然記念物に指定されている佐布里の梅は、厚い果肉と強い酸味が特徴で、梅干し、ジャム、梅酒、お菓子など幅広い商品に加工されています。

市内の日長地区で多く生産されているペコロスは、直径4cmほどの小さな玉ねぎで、切らずに丸ごと調理できるため、和洋さまざまな料理の添え物としても重宝されています。

毎年7月には「知多ペコロスフェア」が開催され、市内の飲食店でペコロスをメインに使った料理を楽しむことができます。

知多市のご当地グルメ「岡田カツ丼」がある!

知多市のご当地グルメは、地元で愛されるかつ丼「岡田カツ丼」があります。

卵と玉ねぎ、出汁でカツを煮てのせた丼ではなく……タレカツの上に目玉焼きが乗っている変わり種カツ丼で、知多市岡田地区の数店舗で提供されています。

「tabemaro」では現在調査中です!追加情報をお待ちください。(2023年4月12日現在)

歴史とマリンスポーツで知多市を満喫

知多市では、四季折々の自然やマリンスポーツで楽しんだり、歴史を感じるレトロな街並みに触れたりと、エリアによって違った魅力を味わうことができます。

知多でしか手に入らないお土産や、美味しい名産品もたくさんあります。ぜひ知多市の観光とグルメを思う存分楽しんでください。