きしめん・味噌かつ・ひつまぶしなどと並んで名古屋名物に挙げられることが多いのが「エビフライ」です。実際に名古屋には、エビフライを使ったメニューを提供する飲食店が多く存在し、ご当地グルメの一つとして人気を集めています。

ぷりぷりのエビの身を衣に包み、油で香ばしく揚げたエビフライは、老若男女を問わず大人気のメニューです。

今回はそんな名古屋名物「エビフライ」の歴史や、エビフライを使ったメニュー、そしておすすめの店などを詳しくご紹介します。エビフライ好きの方や名古屋を訪れる予定のある方は、ぜひチェックしてみてください。

目次

「エビフライ」は名古屋名物?

名古屋名物の一つとして紹介されることの多い「エビフライ」ですが、その一方で「エビフライは名古屋名物ではない」と言う人も少なくありません。

では、実際のところ、エビフライは名古屋名物と言えるのでしょうか?

エビフライの発祥は名古屋ではない!

エビフライは名古屋発祥のメニューではありません。

日本で最初にエビフライをメニューとして出したのは、東京・銀座の「煉瓦亭」です。煉瓦亭は創業128年の老舗の洋食店で、エビフライのほかにもポークカツレツ、オムライス、カキフライなどさまざまなメニューを生み出した、歴史ある名店として知られています。

「仔牛のコートレット」をより身近なメニューに改良した「ポークカツレツ」が好評だったことから、エビやミースミントボール(ハンバーグの原型)なども油で揚げるようになり、そこからエビフライが誕生したという由来があります。

 このように、エビフライの発祥地は名古屋ではなく東京です。

しかし、後述するあらゆる理由から「名古屋名物」として認識されることが多くなりました。

なぜエビフライは名古屋名物になったのか?

エビフライが名古屋名物になった理由には、諸説存在します。ここでは、代表的な説をいくつかご紹介したいと思います。

とある大物タレントの発言がきっかけ

一番よく知られている説が、タレントのタモリ氏が「名古屋ではエビフライのことをエビフリャーと言う」と発言したことがきっかけになった、というものです。

この発言により「名古屋人はエビフライをよく食べる」というイメージが広まり、「エビフライ=名古屋名物」と認識されるようになったと言われています。

しかし、実際には、当時の愛知県のエビ消費量は全国平均をわずかに上回る程度であり、他の地域と比較しても、飛びぬけてエビ好きな県民性というわけではありませんでした。そのため、地元民のなかには、エビフライが名古屋名物と言われてもいまいちピンとこないという人も少なくないようです。

愛知県は国内有数のクルマエビの産地

愛知県は国内有数のクルマエビの産地なので、エビフライが名古屋名物になったという説もあります。事実、平成2年にはクルマエビは「愛知県の魚」にも選定されています。こうした地域性も、エビフライが名古屋名物とされている理由の一つと言えるかもしれません。

愛知県ではクルマエビの養殖は行っておらず、県内で獲れるクルマエビはすべて天然ものです。食感・甘味・旨味など、どれをとっても一級品で、エビフライのほか、クルマエビを使った刺身・塩焼きなども地元の「ごちそう」として知られています。

特に、西尾市、蒲郡市、南知多町はクルマエビの産地として有名です。スーパーなどに流通しているものはかなり値が張る一方、漁村に行けば比較的手ごろな価格で購入することもできます。

名古屋のシンボルに似ているからという説も

徳川家康によって1612年に築城(1959年に再建)された名古屋城。その大天守にある金のしゃちほこの形がエビフライに似ていることから、エビフライが名古屋名物になったという説もあります。

たしかに、天に向かって尾びれを反り上げた金色のしゃちほこの姿は、黄金色の衣をまとったエビフライの姿に似ていなくもありません。また、実際にエビフライをしゃちほこに見立てたメニューを提供している飲食店も存在します。

 古くから人々に愛される街のシンボルをエビフライに見立てるところに、名古屋人の遊び心を感じますよね。

エビフライはさまざまな料理に使われている

エビフライは、それ単体で食べる以外にも、さまざまな料理に使われています。

 たとえば、丼にエビフライをトッピングした「エビフライ丼」や、サンドウィッチの具材としてエビフライを挟み込んだ「エビフライサンド」。観光客にも人気のコンパルの名物でもありますね。

長さ30cmを超えるような特大エビフライを使用した「ジャンボエビフライ」を看板メニューに掲げている飲食店もあります。SNS映えする見た目や圧倒的なボリューム感を楽しめるとあって、観光客などにも人気のメニューとなっています。

さらに、揚げたてのエビフライをどて味噌につけて食べるメニューや、こちらも名古屋めしの「味噌かつ」とエビフライを盛り合わせにしたメニューなど、名古屋ならではのひと品もおすすめです。

 このように、名古屋ではエビフライを使ったさまざまな料理を楽しむことができます。

名古屋のおすすめの「エビフライ」店

気晴亭

気晴亭

4.4
22
  • エビフライ
  • 名古屋市
  • 鶴舞駅

Shop information

店名
気晴亭
住所
〒460-0012 愛知県名古屋市中区千代田5-21-6
最寄駅
鶴舞駅
電話番号
052-251-4741
営業時間
11:00~14:00(L.O.) 17:00~21:00(L.O.)
定休日
火曜日・不定休(公式Instagramを要チェック)

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まるは食堂

まるは食堂 JR名古屋駅店

3.5
58
  • エビフライ
  • 名古屋市
  • 名古屋駅

Shop information

店名
まるは食堂 JR名古屋駅店
住所
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 JR名古屋駅構内 名古屋うまいもん通り 広小路口
最寄駅
名古屋駅
電話番号
052-589-1908
営業時間
11:00~21:00(L.O.20:30)
定休日
年中無休

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キッチン 欧味

キッチン 欧味

3.3
43
  • エビフライ
  • 名古屋市
  • 吹上駅

Shop information

店名
キッチン 欧味
住所
〒464-0858 愛知県名古屋市千種区千種1-9-23 千種ビルディング1F
最寄駅
吹上駅
電話番号
052-734-0345
営業時間
11:00〜15:00 17:00〜21:00(時短営業中※通常22:00)
定休日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)・年末年始

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名代とんかつ 八千代味清

名代とんかつ 八千代味清

4.8
108
  • エビフライ
  • 名古屋市
  • 中村公園駅

Shop information

店名
名代とんかつ 八千代味清
住所
〒453-0057 愛知県名古屋市中村区稲葉地本通2-9-1
最寄駅
中村公園駅
電話番号
052-412-0568
営業時間
[月〜水] 11:00~14:30(L.O.14:00) 17:30~20:30(L.O.20:00) [木] 11:00~14:00(L.O.13:30) [土・日・祝] 11:00~14:30(L.O.14:00) 17:00~20:30(L.O.20:00) ※材料がなくなり次第終了
定休日
木曜日夜・金曜日・12/30~1/1

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キッチン トーキョー

キッチン トーキョー

3.8
58
  • エビフライ
  • 名古屋市
  • 大須観音駅

Shop information

店名
キッチン トーキョー
住所
〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須2-15-13
最寄駅
大須観音駅
電話番号
052-231-1503
営業時間
[月・火・金〜日] 11:00〜15:00 17:00〜20:30(L.O.20:00) [水] 11:00〜15:00
定休日
水曜日夜・木曜日

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ちかさんの手料理

ちかさんの手料理

4.4
86
  • エビフライ
  • 名古屋市
  • 神宮前駅

Shop information

店名
ちかさんの手料理
住所
〒456-0031 愛知県名古屋市熱田区神宮3-5-14
最寄駅
神宮前駅
電話番号
052-682-1541
営業時間
11:40~14:00(L.O.13:50)
定休日
不定休

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海老どて食堂エスカ店

海老どて食堂エスカ店

3.9
55
  • エビフライ
  • 名古屋市
  • 名古屋駅

Shop information

店名
海老どて食堂エスカ店
住所
〒453-0015 愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街
最寄駅
名古屋駅
電話番号
052-459-5517
営業時間
11:00~21:30(L.O.21:00)
定休日
1/1・2月の第3木曜・9月の第2木曜日

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絶品揃い!名古屋の「エビフライ」を食べてみよう

ここまで、名古屋の「エビフライ」について詳しく見てきました。

 名古屋はエビフライ発祥の地ではありませんが、現在では「エビフライ=名古屋名物」というイメージは多くの人々の間に定着しています。また、名古屋にはさまざまなエビフライの名店が存在していることも事実です。

 スタンダードなエビフライはもちろんのこと、丼・サンドウィッチ・おむすびなど、趣向を凝らしたメニューの数々をぜひ味わってみてください。