
目次
愛知県の道の駅全調査、第二弾は「渥美半島4駅」をめぐります!
一般道にある、無料のパーキングスポット「道の駅」
道の駅にはトイレや休憩所だけではなく、産直品の販売やご当地ならではのご飯が食べられたりと、休憩だけではもったいないほどの楽しみがあるスポットです!
わたしは見かけるとほぼ必ず立ち寄ってしまいます。
たべまろでは、愛知県下18駅ある道の駅をすべて実地調査し、その実態をみなさんにお伝えしてきます。
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今回は、田原市・豊橋市をめぐる「道の駅調査-渥美半島編」です。
前回の西三河調査の雨とは打って変わって、渥美半島に行く日は晴天が広がっていました。暑くなりそうな空の下、名古屋中心部から渥美半島の最先端「伊良湖」に向かい出発です!
渥美半島道の駅①「伊良湖クリスタルポルト(田原市)」

名古屋都心の混雑を抜けひた走ること2時間半。名古屋高速、伊勢湾岸道、東名高速を経て一般道へ。
ビル群がのどかな畑が広がる景色に変わっていき、気分はちょっとした旅気分になってきたところで第一の目的地「伊良湖クリスタルポルト」に到着しました。
海の駅ともいえる「港」でもある道の駅!
雲ひとつない晴天の下、ガラス張りに波を感じさせる流線の建物が、クリスタルポルトになります。
駐車場は第一・第二とあり、とても広いです。EV充電スポットに駐輪場(自転車・バイク)も完備しており、バス停もあります。正面入口を入らず、右に行った場所に24時間利用のトイレの入口があります。(営業時間中は、建物内からトイレにも行けます)
2023年6月にリニューアルオープンしたため建物内はまだ新しい!


館内には、観光案内・産直販売店・軽食レストラン・休憩所、そしてフェリーの切符売り場があります。
この道の駅から、三重県の鳥羽市へのフェリーや南知多市の日間賀島・篠島、河和への高速船が出ています。道の駅なのに、海上を使っての他の場所へのアクセスもできるんですね。
産直販売所には、田原の特産「メロン」が山積みになっていました!他にもとうもろこしなどの農産物が並び、しらすや砂だしアサリ、大アサリの冷凍など魚介類もあります。


展示棚にはそれぞれ「田原のお土産」や「西三河のお土産」と、どこのお土産なのかがわかりやすく表示されていました。
そんな中から今回は、「ペーニョポンズ〜1辛」と「PIG’S PEARL PAPAYA IPA」を購入しました。
伊良湖クリスタルポルトのお土産レポート


ペーニョポンズ〜1辛/ 50g 245円(税込)
今回は、冷奴にかけて食べてみました。開封と同時に、ニンニクの香りが鼻をかすめます。味は、ニンニク入りのポン酢という感じ。辛味は最初あまり感じませんが、食べるにつれ舌先にピリピリとした辛味を感じられます。冷奴だけでなく、お肉や餃子などにも合いそう。他の調査員にも大好評でした!
辛さは1〜3まであります。
PIG’S PEARL PAPAYA IPA/330ml 880円(税込)
苦味が強く、飲み終わった後も舌の上に苦味が残ります。口に含むとふんわりフルーティーさも感じます。パンチの強いビール!パッケージは、田原の海に沈む夕日。飲み終わった後に光にかざすと、太陽がオレンジになるというギミックもまたにくいですね。飲み終わっても、なんだか心地よい余韻が残るビールでした。
あおさうどんを実食!
お昼時ということで、クリスタルポルト内にある「岬めぐり亭-伊良湖店」でランチにします。
伊良湖で採れたたっぷりのあおさに、地元の老舗「みうらや製麺」のうどんを使用した、「伊良湖のあおさうどん 1,100円(税込)」をいただきました。
まったく麺が見えないくらいに乗ったあおさをかき分けて出てきたのは、うどんにしては細麺です。出汁の効いたつゆにメニューの名に恥じないくらいあおさがどっさり乗っていたため、少し塩分を強めに感じました。

お土産売り場や休憩所などから海が見え、天気も良かったのもありとても気持ちの良い道の駅でした。近隣には、伊良湖岬灯台や恋路ヶ浜など風光明媚な観光スポットもあり、ドライブやサイクリングにはうってつけです!ロケーションも設備も抜群!
調査員
近くに温泉が汲める自動販売機があり、とても気になりました。
- 住所/愛知県田原市伊良湖町宮下3000-65
- 営業時間/7:40〜17:40
- 定休日/年中無休
- トイレ/男子・女子(多目的トイレあり)
- 授乳室/なし
- 無線LAN/あり
- EV充電/あり
- 無料休憩所/あり
- お土産・売店/あり
- レストラン/あり(岬めぐり亭)
- レンタサイクル/あり
渥美半島道の駅②「あかばねロコステーション(田原市)」

伊良湖岬をぐるっと周り、国道42号線を浜松方面へと進みます。まっすぐな道を進むこと20分、「赤羽ロコステーション」に到着です。
残念なことに屋根の改修が入っており、赤羽ロコステーションの目玉でもある展望デッキからの眺望は望めずでした。
田原”だからこそ”が入口で迎えてくれます!
伊良湖の代表的なサーフスポットである「ロングビーチ」の近くということもあり、サーフショップが併設されている日本でも珍しい道の駅なんです!
店内に入ってすぐに、サーフボードが並んでいました。


他には、鉢植えの植物や花がずらっと並んでおりまるでお花屋さん。こちらも、切花生産全国トップクラスの田原らしいラインナップとなります。国内生産者3軒のみという珍しい鉢植えなども販売していました。

旬の果物をジュースでいただく贅沢
伊良湖岬からの道すがらにもたくさんのメロン直売所をみてきましたが、やっぱりここにもメロンがいっぱいありました!
フルーツのメロンはもちろんのことながら、メロンの加工品のお土産も充実。2種のメロンの食べ比べセットには、4玉くらい入っていて税込2,000円だったりとお買い得感ありありです。

他にも、その場ですぐに食べられる「冷やしメロン1/4カット」などを提供していました。今回は、手軽にメロンを楽しめる「生メロンジュース ストレート(税込500円)」を注文しました。
メロンそのものが一気に口に流れ込んできます。甘い!うまい!
果肉で食べるよりも、あますことなくメロンを楽しめるようなジュースでした。氷も入ってよく冷えているため、暑い日に最高!


道の駅のすぐ近くにある赤羽港にある加工工場でつくられたちりめんじゃこ売り場も充実しています。味の種類が豊富な創作ちりめんや、しらすのオリーブオイル漬けなどが並びます。
ちなみに、マイワシやカタクチイワシの稚魚を釜茹でしたものを「釜揚げしらす」、それを半乾きにしたものを「しらす干し」、完全乾燥させたものを「ちりめんじゃこ」と言うそうです。知らなかった…。
調査員
お土産よりも産直野菜・フルーツ、しらすの加工品の販売が豊富。お花や植物は特にお買い得!!
- 住所/愛知県田原市赤羽町大西32-4
- 営業時間/9:00〜6:00(お土産・特産品売り場)
- 定休日/年中無休
- トイレ/男子14器・女子14器(多目的トイレあり)
- 授乳室/なし
- 無線LAN/あり
- EV充電/あり
- 無料休憩所/あり
- お土産・売店/あり
- レストラン/あり(ルルモアナ)
- レンタサイクル/あり
渥美半島道の駅③「田原めっくんはうす(田原市)」

海沿いの42号線から内陸部に入ります。のどかな畑を鼻歌混じりで走りながら20分程で徐々に建物と車が増えてきてところ、第三の道の駅「田原めっくんはうす」に到着です。
看板が大きいので、遠くからでもよく目立ちます。
田原の道の駅の中で一番の賑わい!
建物に入ってすぐに階段があり2階に無料休憩所、入口左右に軽食の販売があります。奥にずずずいっと広く、お土産・産直の売り場が広大です!
店内はどこもたくさんの人で賑わっており、通路も通りにくいところがあるくらいでした。
物販は、入口左奥から「お土産・特産品コーナー」、真ん中が「直産コーナー」、右奥が「青果コーナー」となっています。
左奥の特産品コーナーで一番目立っていたのが、「田原ポーク」の売り場です。お肉はもちろん、加工品も充実のラインナップで目移りしてしまいます。
他には、たべまろで田原のご当地グルメとして紹介している「キャベコロ」も冷凍で販売されていました。美味しいのかどうかを調査すべく、キャベコロをお土産に購入しました。



直産コーナーは、フルーツ天国
産直コーナーでは、やはりこの季節は「メロン」そして、スイカ!桃もありました。名古屋市内のスーパーで見るようにちょこっとだけ並んでいるのではなく、箱で山積みになっています。
こういう地域直産の旬のものが手に入るのも、道の駅の魅力のひとつですね。

フルーツや野菜の片隅で、空箱が置かれていました。なんだろう?と覗いてみると、底の方にもみのりの袋が。A4くらいの大きさの袋に、パンパンにもみのりが入ってなんと250円。安い!よく売れているのも納得です。

Made in めっくんはうすのドレッシング
一番目立つ場所に、ひときわカラフルな棚がありました。ジュースか何かかと思いきや、ドレッシング!しかもめっくんはうすにある加工場で手作りされているんです。着色料などは使用せず、食材そのものの色ということ。
季節限定の味もあったりしましたが、今回は「ビーツ」をお土産に購入。根菜のビーツを使った、紫が鮮やかなドレッシングです。果たして味はどうなのでしょうか?

田原めっくんはうすお土産レポート


キャベコロ カレー味5個入り/450円(税込)
じゃがいもではなく、田原特産のキャベツを使ったコロッケは、しっかりとカレー味です。キャベツ入りカレーをコロッケにしたと言った方が適切です。そのため、ご飯のおかずにはぴったり。冷凍したものを揚げるだけなのでお手軽でした。
保冷バッグの販売はなかったので、持参することをおすすめします(※保冷剤はありました)
田原野彩ドレッシング(ビーツ)/380円(税込)
さらさらではなく、もったりとした濃厚なドレッシングです。味は、ほんのりとしたビーツの甘みに酢が合わさり、なんとなくシソのような風味に。サラダにとてもよく合い、食が進みました。ビーツの濃い紫色も、食卓に彩りを添えてくれます。
調査員
売り場も休憩所も広々で飲食ができるお店も多くて◎家族連れでも楽しめそう!
- 住所/愛知県田原市東赤石5-74
- 営業時間/9:00〜15:00(お土産・特産品売り場)
- 定休日/年中無休
- トイレ/男子 18器・女子 12器・(こども・多目的トイレあり)
- 授乳室/あり
- 無線LAN/あり
- EV充電/あり
- 無料休憩所/あり
- お土産・売店/あり
- レストラン/あり(めっくんはうすレストラン)
- レンタサイクル/あり
渥美半島道の駅④「とよはし(豊橋市)」

ナビに導かれるままに車を走らせること30分。国道23号線沿線にある、この日唯一の田原市ではない道の駅「とよはし」に到着しました。
とよはしは、休憩スペースとトイレだけの建物と物販やレストランのある建物が道を隔てて建っています。物販やレストランの建物は、以下の写真をご参照いただき、間違えずに駐車してくださいね。
休憩スペースの駐車場に停めた場合は、地下道(エレベーターあり)でアクセスできます。


お土産もおしゃれ、建物もおしゃれ!
2019年に開業した「とよはし」は、豊橋市初の道の駅になります。外観も内装も、おしゃれでまだまだ新しくて気持ちいい!!
お土産・レストランが入った建物と、直産の農産物などを販売する建物が隣接しています。
「あぐりパーク食彩村」は愛知県最大級の産直店ということもあり、ちょっとしたスーパーのようでした。広い店舗に、フルーツから野菜、加工食品、お菓子などなどが並んでいます。見たことがないものがいっぱいです!
そのなかで「豊橋名物」「復刻」と書かれたのぼりが立って目立つ、「チーズパン(税込324円)」なるものを発見しました。
調べるとこのチーズパン、豊橋市内の学校の購買で販売されていたものということ。豊橋の高校生にはお馴染みの味ということですね!
いったいどんな味なのか。食べてみないわけにはいきません!!そんな使命感と共に、お土産として購入しましたよ。


高い天井が開放的!設備も充実の道の駅
お土産・特産品の物販施設「Tomate(トマッテ)」は、高い天井に木をたくさん使った明るくて開放的であたたかな空間が広がります。トイレ横には広い授乳室もあります。
特徴的なのは、イベントスペースやレンタルキッチンも完備していること。豊橋の特産品を使ったお料理教室とかも良さそう!?


他にもジェラート専門店、ベーカリーなど軽食から麺類専門や和食レストランが並びます。手軽な軽食もしっかりご飯も、お腹の具合に合わせて選べます。
お土産・特産品の物販は、ヤマサちくわに豊橋を中心とした三河エリアのお土産を扱う「まるっとみかわ」、おしゃれなアイテムが揃う「temiyo」があり、お土産も充実。

ここで一番食べていただきたいのは、目の前で焼き上げてくれるヤマサの「焼きたてちくわ(青じそ)390円(税込)」
くるくると回りながら、ちくわにどんどんと焼き色がついてく様を目の前で見ることができます。ぷくっと膨らんだところをフォークのようなもので刺して空気を抜いたりしながら、5分ほどで完成!
休憩スペースでいただきます。
焼きたてなので、もちろんアツアツ。皮もパリッと張っていて、ちくわ自体ももっちもちで噛み応えしっかりです。市販のちくわとは、全然違いました!
青じそは道の駅とよはし限定の味なので、立ち寄ったらぜひ食べてみてください。

とよはしお土産レポート


女神のほほえみ330ml/780円(税込)
豊橋産のお米「女神のほほえみ」を使ったビールは、苦味も少なくすっきりと飲みやすく女性にも◯国内外のビールの賞を受賞している、間違いなく美味いビールです。
チーズパン/324円(税込)
甘い衣がついたパンの内側に、クリームチーズが挟まった菓子パンです。チーズがさっぱりとしてくどくないので、食べやすいです。菓子パンとはいえど、6枚切りくらいの厚みのパンが2枚つかわれているので、結構なボリューム感がありました。
調査員
新しくてキレイ、どこもかしこもおしゃれ。女子ウケする道の駅です!
- 住所/愛知県豊橋市東七根町字一の沢113-2
- 営業時間/9:00〜19:00(お土産・特産品売り場)
- 定休日/年中無休
- トイレ/男子 18器・女子 12器(多目的トイレあり)
- 授乳室/あり
- 無線LAN/あり
- EV充電/あり
- 無料休憩所/あり
- お土産・売店/あり
- レストラン/あり(いっしょうめし本店/つるあん)
- レンタサイクル/あり
結論:「渥美半島」の道の駅はドライブに最適!

- 所要時間:9時間
- 総移動距離:約250km
今回は、渥美半島をめぐる「晴れの日ドライブに最高な道の駅」をめぐる旅でした。
季節的にメロン一色といったイメージになってしまいましたが、どの季節でもドライブしたら気持ちがいいだろうなという道がつづいていました。
どの道の駅もあまり古さは感じずキレイな施設ばかりでした。道の駅に車を停めて、ちょっと周辺を散歩したり、レンタサイクルで走ってみたり…道の駅だけじゃなく、周辺でも観光やレジャーが楽しめるのも魅力です。
残すは、「尾張エリア2駅」と「東三河エリア7駅」になります。どうやって攻略するか…みなさんも予想しながら楽しみにお待ちくださいね!!
