
目次
愛知県の道の駅ぜぇ〜んぶ調査します!
一般道を走っていたりすると見かける、無料のパーキングスポット「道の駅」トイレだけでなく休憩所や売店などがあり、地元の野菜やお土産が売っていたりするので、ついつい立ち寄ってしまう人も多いのではないでしょうか?
愛知県には18の道の駅が存在します
たべまろでは、「尾張地区2駅」「西三河地区5駅」「東三河地区11駅」とエリアを分け、県下すべての道の駅の調査しその実態をお伝えしていきます!
第一弾は、安城市・西尾市・幸田町・岡崎市・豊田市をめぐる「道の駅調査-西三河編」
調査に向かったこの日は、1日雨の予報。ウィンドウをワイパーが忙しく拭う視界の中、果たして1日で5つの道の駅を巡ることはできるのでしょうか…。
まずは、一般道から23号バイパスを使い、一路「安城」へ向かいます。
西三河道の駅①「デンパーク安城(安城市)」

名古屋から1時間ほど走り、23号バイパス「和泉」ICを下車して5分も走れば第一の目的地「デンパーク安城」に到着です。
産業文化公園デンパークに隣接した、こぢんまりとした印象の道の駅でした。
駐車場は「P2」が道の駅とデンパークチケットカウンター最寄り
売店と休憩所が隣接したひとつの建物にあり、トイレはその建物の正面あたりに少し離れて建っています。
トイレに行くために駐車場を横断する必要があるので、お子様連れの方などは注意していただきたいです。
デンパークに入らなくても、デンパーク土産が購入できる!
売店エリアでは、安城の特産品である「いちじく」や「梨」をつかったパウンドケーキやジャム、お米や採れたての野菜などが揃います。
入口外に並べられたお花や野菜の苗の品揃えは、今回の駅の中で一番豊富でした。


ここでは、デンパーク内にある創業20年を数えるブルワリーで作られているクラフトビール(白)をお土産に購入しました。
ビールの横には、ソーセージやハムなどの加工品が並んでいました。ビール好きの人に、合わせてお土産にしたらきっとよろこんでもらえるでしょう。


デンパーク安城のお土産レポート
デンパーク安城で買えるクラフトビール【尚、慈悲深い虎の独り言】

白ビールらしい、穀物の芳醇な香り。ほぼ苦味はなく、柔らかな口当たりで飲みやすいビールでした。ビールの苦さが苦手な女性の方にはおすすめです。
ご当地アイス【チンゲン菜アイス】
レジ横の冷凍庫に梨やいちじく、お米のアイスに混じって「チンゲン菜アイス」を発見しました!
他のアイスに比べ数が少ないのは、新聞取り上げられたからでしょうか?
「大橋さんのチンゲン菜で作りました チンゲン菜アイス/通常350円の品をお試し価格で300円」となっていたので、購入し即実食しました。レジでちゃんとスプーンをつけてもらえたので、売店隣の休憩所でいただきました。
蓋を開けると、予想通りの薄緑のアイスです。


一口目、青っぽいチンゲンサイの香りが鼻から抜けますが、ヨーグルトが野菜っぽさを無くしてくれています。飲みやすいグリーンスムージーといった感じで、健康に良さそうです。スムージー好きの人は、ぜひチャレンジしてみてください。
調査員O
農業や畜産の盛んな安城の道の駅らしく、野菜や果物を使った商品が目をひく道の駅でした。
- 住所/愛知県安城市赤松町梶5
- 営業時間/9:00〜17:00(情報コーナー9:00〜20:00)
- 定休日/火曜日、年末年始
- トイレ/男子20器・女子19器(多目的トイレあり)
- 授乳ブース/なし
- 無線LAN/なし
- EV充電/なし
- 無料休憩所/あり
- お土産・売店/あり
- レストラン/なし
西三河道の駅②「にしお岡ノ山(西尾市)」

再度23号に戻り、15分ほどで、上り(豊橋方面)車線にある第二の目的地「にしお岡ノ山」に到着します。
普通車は66台駐車可能ですが、土日は混雑しており待つ場合があります。また帰路もちょっとわかりにくいので、案内図を確認しておくと安心です。
トイレと休憩所がまとまってあり、その奥の別の建物に売店とレストランという配置になっています。
売店棟は、入口外からまず果物や野菜がずらりと並びます。店内も同様に、野菜がまず目に入ってきます。11時頃の到着でしたが、すでに売り切れている棚も見受けられました。
西尾はうなぎの産地、一色も有しているため土日などは屋外テントでうなぎの蒲焼やきも焼きの販売もあります。
店内にも、うなぎや三河湾で採れた魚介類が販売されています。


充実の「お茶」コーナーには、専属の売り子さんも
入口正面の一番奥の目立つ場所には、西尾の特産「抹茶・お茶」のコーナーがありました。専属の売り子さんがおり、丁寧にお茶の説明をしてくれます。気になる方は声をかけてみてください。
ちなみに、熟成させたもの(玉露や深蒸し、煎茶など)は味わいを、新茶は香りを楽しむ感じになるそうです。今後、お茶を買うときに参考にさせていただきます!


道の駅でご当地グルメも食べられます
売店の奥にレストランIPPUKU-いっぷくがあり、ここで本調査対象のグルメの「イカフライのレモン煮」の調査を実施しました。
このイカフライのレモン煮は、西尾市の小学校の人気給食メニューをご当地グルメとして市内の店舗でも食べられるようにしたご当地グルメになります。
IPPUKUではランチタイムに食べられるメニューになるため、お昼時に立ち寄る際には人気給食の味をご賞味ください!
他のお客様も食べていらっしゃる方がチラホラいらっしゃいました。
IPPUKUのレポートはこちらから!
IPPUKU
- イカフライのレモン煮
- 西尾市
- 道の駅にしお岡ノ山バス停
IPPUKUのカウンター席には、今回のまわった道の駅ではここだけで見つけた電源がありました。ご飯やお茶をしているときにちょっと充電ができて便利です。


人気の抹茶スイーツを実食!
最後に、ここでの本命の登場です!
メディアにもちらほらと取材されている、抹茶をふんだんに使ったモンブラン「稲荷山モンブラン」700円(税込)を実食します!!
注文してから目の前で濃い緑のクリームを絞ってくれます。もちろんそれは、抹茶の色です。モンブランは、中心にミルクジェラートを置き、その上にクリームチーズ、そして抹茶クリームの3層構造になっています。モンブランの山の周りには、サブレフレークが敷き詰められていました。
抹茶クリームは、もっちゃりとした舌触りでした。味は、クリームチーズとミルクジェラートのミルク味が抹茶を封殺してしまっていると感じました。
見た目から濃厚な抹茶の味への期待が上がっていただけに、ちょっと残念でした。

BBQが楽しめる、芝生公園「遊ぼっ茶」が隣接
隣接して「遊ぼっ茶広場」という公園があり、BBQができます。日曜日に再訪した際には、たくさんの方がBBQを楽しむ姿が見られました。
テント同士のスペースもゆったりと設けられ、遊ぶスペースもBBQエリアとは別に設けられていたりと、子供たちが元気に走り回っていました。
BBQの食材も、お肉やハム・ソーセージ、野菜、飲み物なども道の駅で調達できるのも便利です。



調査員O
ドライブの途中に立ち寄るでも、BBQのついでであっても十分に楽しめる道の駅でした♪
- 住所/愛知県西尾市小島町岡ノ山105-57
- 営業時間/9:00〜17:00(情報コーナー9:00〜20:00)
- 定休日/火曜日、年末年始
- トイレ/男子9器・女子9器(男女ともに乳幼児用設備完備、多目的トイレあり)
- 授乳ブース/あり
- 無線LAN/あり
- EV充電/なし
- 無料休憩所/あり
- お土産・売店/あり
- レストラン/あり(IPPUKU)
西三河道の駅③「筆柿の里・幸田(幸田町)」

再び23号で15分ほど進むと、反対の下り(名古屋方面)車線に次の目的地「筆柿の里・幸田」が見えてきます。
そこからすぐの「幸田桐山」ICで下車し、バイパスの下をくぐり反対の下り(名古屋方面)の車線に戻ります。名古屋から向かう場合は、反対車線にあるので気をつけていただきたいポイントです!
(調査隊は、間違ってUターンして元の車線に戻ってしまいました)
トイレ&休憩所(授乳ブース完備)と物販&軽食の棟は離れており、屋根付きの通路でつながっています。
物販棟も「直産野菜」と「お土産&レストラン」に分かれていました。屋外には、軽食店と一色うなぎの持ち帰り専用店が2店舗あります。
「筆柿」推してますが、三河エリアのお土産も揃います!
道の駅の名称にもなっている「筆柿」はコクがある濃厚な甘さの小ぶりな柿で、シーズン(9月下旬〜10月頃)になれば野菜コーナーで直販されます。
シーズン以外は、季節ごとの旬の果物や野菜が販売されています。また、お土産コーナーでも筆柿を使ったさまざまなお土産を購入することができます。
今回は、人気No.1の「筆柿ひとくちようかん」と「消防カレー」を購入しました。


筆柿の里のお土産レポート
ひとくち筆柿ようかん
筆柿は、コクのある濃厚な甘さが特徴とのことなのですが、ようかんの甘さが柿のものなのかちょっとわかりませんでした。
味は、懐かしい駄菓子のような感じでした。老若男女問わず、食べやすい味です。
個包装を開けて押し出して食べるので手が汚れず、ドライブや観光の合間にちょこちょこっと食べるおやつにぴったりです。
消防カレー
消防職員のまかないから誕生したご当地カレーが、レトルトとして食べられます。
ルーは、スープカレーと普通のカレーの間くらいのとろみでした。具は、コロコロっと幸田のブランド豚「ゆめやまびこ豚」のブロックが入っているのみです。他の具材は、形がなくなるまで煮込まれているように感じました。筆柿ジャムも入っているということですが、味や見た目には判断できませんでした。
味は、辛味はほとんどなくトマトの風味が強く、複雑なスパイスの味がしてスープカレーのような感じです。
和風ベースということなので、馴染みやすい味でした。ちょっと変わったお土産としても、おすすめできます!


季節毎に楽しめる、ソフトクリーム
屋外の軽食店で、「もものソフトクリーム」350円(税込)を実食しました。
直産野菜の売り場でも桃が販売されていました。
着色料不使用のため、見た目は白です。カップとコーンが選べました。
味は、一口目から桃の香りがいっぱいに広がります。その後に、しっかりとミルクの味がやってきます。桃の味がすごく濃いわけではないのですが、美味しかったです。
筆柿のシーズンには、筆柿のソフトクリームになるそうです。
ちなみに…桃が大好きなため、個人的に後日来訪し桃を購入しました。
ものすごく瑞々しくて、甘くて、香りも良かったです。
道の駅近辺には、樹木園が広がっており筆柿や梨、桃などを栽培しているそうで、やっぱり新鮮だから美味しいのかな!と感動しました。


お土産の買い忘れに気づいたら、幸田へ
ちなみにお土産は、近隣のお土産(西尾や岡崎・蒲郡、果ては浜松まで)のものを扱っています。ここに来れば、欲しかったものや買い忘れたもの、自分でふと食べたくなるお土産が手に入るかもしれません。
調査員O
駐車場にはトラックが多かった印象。運転手のみなさんの憩いの道の駅です!
- 住所/愛知県額田郡幸田町大字須美字東山17-5
- 営業時間/9:00〜18:00
- 定休日/年中無休
- トイレ/男子10器・女子10器(多目的トイレあり)
- 授乳ブース/あり
- 無線LAN/あり
- EV充電/あり
- 無料休憩所/あり
- お土産・売店/あり
- レストラン/あり(笑意軒)
西三河道の駅④「藤川宿(岡崎市)」

次は、23号バイパスを下り一般道をいくこと30分ほどで、国道1号線沿い東海道五十三次39番目の宿場「藤川宿」に到着しました。
江戸時代頃にあったといわれる「むらさき麦」を復活させそれを名産としており、紫色が印象的に使われています。
横長の建物に、トイレ・コンビニ・物販(お土産&特産品&レストラン)がずらっと並んでいます。
岡崎土産がぎっしり並ぶ、お土産博物館!?
お土産は、「岡崎にあるもの全部集めました」といった感じの店内です。岡崎お土産博物館とでもいった雰囲気すら感じます。
オカザエモンや東海オンエアなどのグッズはもちろん、徳川家康の名を冠したものや八丁味噌ももちろん揃っています。
お土産の豊富さに、圧倒されてしまいました。
個人的に注目したのは、内藤ルネのグッズがあったことです。
内藤ルネは、日本の「kawaii」文化の原型とも先駆けとも言われている岡崎出身のイラストレーターです。岡崎を余すことなく、すべてを取りこぼさないラインナップだと、実感しました。
ルネとのコラボマンホールも藤川宿の近くに存在しているらしいので、次行ったらチェックしたいです!



藤川宿には休憩所はありませんが、お土産売り場の奥に授乳ブースがしっかりと設置されています。
レストランもコンパクトですが、大きな窓と高い天井で窮屈さは感じません。席はソファテーブルもあり、ご家族連れやグループで来ても、みんなで揃って食事を楽しめるようになっていました。
むらさき麦きしめんを実食!
むらさき麦は、その名の通り穂先から茎まで「紫色」をした麦です。町おこしの一環として1994年に復活させることに成功し、毎年5月にはお祭りも開催されています。
むらさき麦きしめんはうっすらと紫色に小麦の粒が残っています。通常の麦と比べ、歯応えがしっかりしている印象です。風味やクセはなく食べやすいです。しっかりと出汁の効いたつゆが美味でした。
きしめんを注文したところ、屋外で屋台販売している五平餅の割引券がついてきました♪屋外の軽食テントにも五平餅や団子など、気になる食べ物がいくつもありました。


この藤川宿、名鉄「藤川駅」のすぐそばにあり、電車でも立ち寄れる道の駅なんです!
藤川宿の歴史資料館なども徒歩圏にあるので、歴史好きの方は電車でも遊びに来ることができます。
調査員O
岡崎はいろいろあるんだな、と実感させられる品揃えでした
- 住所/愛知県岡崎市藤川町字東沖田44
- 営業時間/9:00〜18:00
- 定休日/年中無休
- トイレ/男子15器・女子14器(多目的トイレあり)
- 授乳ブース/あり
- 無線LAN/なし
- EV充電/なし
- 無料休憩所/なし
- お土産・売店/あり
- レストラン/あり(よって味りん)
西三河道の駅⑤「どんぐりの里いなぶ(豊田市)」

4駅を回り、時刻は15時になっていました。最後の稲武へと向かいます。
新東名を経由し、家康のふるさとともいえる松平郷を横目に、どんどんと山を登っていきます。紅葉で有名な景勝地、香嵐渓もさらりと通過し山深くまだまだ進んでいきます。車窓の向こう、雨模様の山々には霧かかり静かに流れていく荘厳な景色を見ながら、ひた走ること1時間半。
広大な豊田市の端、愛知と長野の県境のようなところに本日の最終目的地「どんぐりの里いなぶ」はありました。
背の高い三角屋根がまず目に入ってきます。その屋根のエリアを囲むように、休憩所・トイレ・飲食売店・軽食店が並びます。
そしてなんとここには温泉があるんです!今回は時間の都合もあり入りませんでしたが、長時間のドライブで疲れた体をリフレッシュするにはうってつけでしょう。
あれもこれも欲しくなる稲武のお土産
売店・レストランは同じ建物内にあり、他にも手作り五平餅の売店やベーカリーも入っています。レストランでは、ジビエ料理などが提供されています。
売店には、足助や稲武のお土産が並び、パッケージはどれもオシャレで見ているだけで楽しくなります。
稲武は、米の品種改良が盛んに行われていることから、米粉を使ったお土産がいろいろ揃います。今回はその中から、米粉をつかったカステラ「いなぶカステラ(米粉)」600円(税込)をお土産に購入しました。


どんぐりの里いなぶのお土産レポート
いなぶカステラ
しっとりとして、ぎゅっと密な感じの食感です。控えめで上品な甘さでした。カットされていないタイプなので、包丁がなどがない場合は、丸齧りすることになってしまいます。
カステラはパサパサのものもありますが、これはすんなりと食べられます。
もちろん緑茶や紅茶と合わせても、美味しくいただけます。

人気のもっちり軽やかな米粉のパンを実食
ベーカリーにも、地元のブランド米「みねあさひ」を使った米粉のパンが並びます。
到着が16時半頃と閉店間際だったため食パンとメロンパンの2択から、メロンパンを購入しました。三角屋根の下にテーブル・椅子があったので、そこで早速実食です!
皮のメロンクッキーの部分は、やさしい甘さでほんのりとメロンの風味が香ります。
パンはふわふわもっちりとした食感で、軽やか♪ちょっとしたおやつにピッタリです。
気持ちがほっこりとゆるむ、そんなやさしい味のパンでした。

調査員O
新緑の山道のたどり着く先に温泉のある道の駅!ドライブの目的地としても最適です
- 住所/愛知県豊田市武節町針原4-1
- 営業時間/9:00~17:00(平日) 9:00~18:00(土日祝)
- 定休日/年中無休
- トイレ/男子9器・女子8器(多目的トイレあり)
- 授乳ブース/あり
- 無線LAN/あり
- EV充電/あり
- 無料休憩所/あり
- お土産・売店/あり
- レストラン/あり(どんぐりキッチン)
結論:西三河地区5駅は、1日で回れる!
- 所要時間:8時間30分
- 総移動距離:約200km
今回は、どんぐりの里いなぶを除き「町の道の駅」をめぐる旅になりました。
お土産品もその地域だけのものというよりも、もう少し広範囲を網羅していました。三河エリア全体のお土産を扱っているような印象を受けました。
昔の高速道路のサービスエリアやドライブインのような、懐かしい雰囲気の道の駅ばかりでした。
サービスエリアと異なるのは、ゴミ箱が設置されていないところでしょうか。軽食店や、レストランなどで飲食したもの以外のゴミは、持ち帰りましょう(稲武のパンの袋は持ち帰り自宅で捨てました)
道の駅調査は、まだまだ続きます。次回を楽しみにしていてください!
今回のお土産たち

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