一般道にある、無料のパーキングスポット「道の駅

個人的に、「道の駅」の看板を見かけると時間が許す限り、立ち寄ります。
なぜならば!道の駅にはトイレや休憩所だけではなく、産直品の販売やご当地ならではのご飯が食べられたりと、休憩だけではもったいないほどの楽しみがあるスポットだからなんです!!
たべまろでは、愛知県下18駅ある道の駅をすべて実地調査し、その実態をみなさんにお伝えしてきます。

過去2回にわたり、「西三河編」「渥美半島編」をお送りしてきましたが、今回はその第三弾!「道の駅調査-尾張編」をお送りします。

秋晴れの空の下、ドライブ日和の一日。まずはやきもので有名な「瀬戸市」に向かい出発♪

目次

尾張道の駅①「瀬戸しなの(瀬戸市)」

名古屋から高速道路と一般道を走り抜けること約1時間。
市街地から少し岐阜方面に走ったあたりに、本日第一の目的地「瀬戸しなの」はありました。

調査員O

青空に、レンガ屋根と煙突が映える建物!お出かけ気分が盛り上がります

駐車場は、道の駅の建物前のエリアに普通車57台と、その奥に砂利の駐車エリアがあります。

駐車場の入り口から向かって左の煙突の建物が、道の駅「瀬戸しなの」の物販コーナーとトイレ・休憩所のある建物。向かって右には、品野陶磁器センターとレストラン・コンビニが並びます。

せとものに彩られた「瀬戸しなの」を徹底調査!

こじんまりとした休憩スペース、左側にトイレがあります

まずは、トイレと休憩・情報コーナーから。
情報コーナーには、瀬戸焼でつくられたアマビエの人形が鎮座しておりました。せとものの絵皿がカラフルで、存在感がすごい。。

トイレのエントランスにも、せとものの陶板があしらわれています。もちろんトイレの男女の表示も、やきもの!

坪庭にも陶人形が置かれていたりと、本当にいろいろな場所にせとものがありました。

調査員O

トイレの洗面台ももちろんせとものです!

そもそも「せともの」ってどんなもの?

せとものは、瀬戸市周辺で作られるやきものの総称。瀬戸市では1820年ごろに磁器の制作が始まり、日本有数の生産地に発展していきました。

せとものの特徴は、白っぽい素地(ベースのやきもの)に色とりどりの釉薬で絵や線が描かれたやきものです。
「せともの」は、瀬戸市周辺で作られるやきものの総称として使われる他にも、現在では、陶磁器全般をさしても使われます。
それだけ瀬戸のやきものは、日常に根付いた陶磁器だったということがわかりますね!

次は、隣接した物販エリアに行きましょう。
道の駅ならではの地元の新鮮野菜コーナー「とれたて市場」には、今が旬の里芋や栗など里山の野菜が並びます。
その隣には、瀬戸の素材を使った商品が並ぶ「うまいもん市場」が。なかでもひときわ目を引いたのは…

ご当地グルメの「瀬戸焼きそば」の麺と瀬戸焼きそばのつゆ!これがあれば、お家でもご当地の味が堪能できます。
他にも、尾張地方桃の節句に食べられる「おこしもの」も売っていました。春以外でも買えるのは、ちょっとレアでは!?

瀬戸しなののお土産レポート

瀬戸川まんじゅう/3個420円(税込)

瀬戸川沿いにある老舗和菓子屋 川村屋 賀栄の、瀬戸川まんじゅうを購入。毎朝蒸し立てが届けられているそうですよ!


酒蒸しまんじゅうなのですが、米麹から仕込んだ酒種を使用しているため、アルコール不使用。皮はもっちりむっちり、ふんわりと酒種の香りが広がります。
こし餡は、甘さ控えめで舌触りもとっても滑らか。

調査員O

添加物不使用で、時間が経つと皮が固くなってしまうので、レンジで温めて食べることをお勧めします。

みのいけちょうらすく シナモン/180円(税込)

こちらは、手作りと無添加食材にこだわる地域密着のお菓子屋さん「AKI KUMAZAWA」の「みのいけちょうらすく」です。食パンを一枚まるまる使ったラスクはインパクト抜群!購入したシナモン味は、シナモンのスパイシーで心地いい香りと、香ばしい食感が感じられました。

調査員F

ラスクには味のバリエーションがたくさん!小休憩にふらっと買って、食べ比べてみてもいいですね!

飲食エリアでご当地グルメ「瀬戸焼きそば」も食べられる!

物販エリアの横には、定食や甘いものが食べられる飲食エリアがあります。キッチンスペースにも、赤煉瓦の庇があしらわれていて可愛い。
名物である甘辛く煮た豚肉とキャベツが使用された醤油ベースの瀬戸焼きそばは、せともののお皿で提供されます。瀬戸づくしなご当地グルメをぜひ味わってみてください!

ちなみに。道の駅敷地内に、たべまろでも紹介している瀬戸焼きそばのお店「七福堂」もあるので、味比べをしてみるのも面白いかもしれませんね。

瀬戸しなののお隣にある「七福堂」

七福堂しなの店

4.0
30
  • 瀬戸焼きそば
  • 瀬戸市
  • 品野馬場バス停

定価2割引でお得にせとものをゲット!「品野陶磁器センター」

散々「せともの」と連呼してきましたが、そのせともののカラフルさ、バリエーションの豊かさを実感できる施設が道の駅と駐車場を挟んだ向かいにあります。
品野陶磁器センターでは、窯元直売のため常時定価の2割引で販売しています!

瀬戸市は藤井聡太さんの故郷でもあります

店内には、日常使いの器や招き猫が並びます。各窯元で売り場が分けられたゾーンでは、せとものの多様な色(釉薬)や表現のバリエーションの豊かさが一目瞭然でわかります。

他にもギャラリーや、陶芸教室もあります。

調査員O

買うだけでなく、自分でもつくれちゃうんですよ!

興味と時間がある方は、ぜひ体験してみてください。

せとものに彩られた道の駅 瀬戸しなの。
調査に行く直前に、瀬戸の他のお店でせとものを購入した調査員ですが、またここでも器が欲しくなってしまいました。
バリエーションが豊富なせとものの魅力をしっかりと堪能できる道の駅でした!

瀬戸しなの詳細情報

  • 住所/愛知県瀬戸市品野町1-126-1
  • 営業時間/9:00〜18:00
  • 定休日/年中無休
  • トイレ/男子9・女子10(多目的トイレあり)
  • 授乳室/なし
  • 無線LAN/あり
  • EV充電/なし
  • 無料休憩所/あり
  • お土産・売店/あり
  • レストラン/あり(せとめし食堂)

尾張道の駅②「立田ふれあいの里(愛西市)」

名古屋を横断して、西へと向かいます。東から西への大移動すること1時間。愛知の県境までやってきました。
くねくねと細かった瀬戸の道から、直線的で広い愛西市の道に代わり「立田ふれあいの里」に到着です。

黒い板張りの横長の建物に、トイレ・休憩所・物販・軽食・レストランが並びます。隣接して、商工会議所と愛西市の観光案内所もありました。

調査員O

立田ふれあいの里の近隣には、はす畑があったり木曽三川公園も近く、お出かけのついでに立ち寄るのにぴったり!

れんこん推し「立田ふれあいの里」を徹底調査!

建物は横並びでお店や施設が並び、アーケードのように庇があるので雨に濡れずに移動できます。
駐車場は、普通車50台が停められます。トイレ横から駐車場まで屋根付きの回廊が続いているので、雨の日はその近くに停めたいですね。

屋根のある回廊

まずは、トイレと休憩・情報エリア。こちらの情報エリアはコンパクトですが、観光案内所も同敷地内にあります。そちらにはスタッフの方もいらっしゃるので、周辺情報を知りたい場合は観光案内所を利用するのも◎。

お次は物販コーナー。入り口付近には、愛西市で作られた超巨大カボチャ(どてかぼちゃ)が鎮座していました。重量当てクイズが行われており、商品も用意されているようです。訪れた際にはチャレンジしてみては?

中に入ると、農産物直売所が。夕方頃に伺ったため産直野菜はどの棚も売り切れ!人気ですね!!野菜が目当ての場合は、早めに訪れましょう。
お隣の物産館では、名産品のれんこんグルメが楽しめます。れんこんうどん・れんこん砂糖漬・れんこんの漬物・れんこんうどんなどなど…いろいろなものにれんこんが!売り場の棚には「れんこん」の文字が並びます。

お隣津島市のかったぁーいお菓子「あかだ」「くつわ」がありました。

「津島」のコラムで、あかだ・くつわも紹介しています

【津島市観光レポート】歴史と文化、季節の彩を楽しんで!

名古屋から車でおおよそ30分の距離にある愛知県津島市。重要文化財に指定される建造物や、無形文化遺産に登録された歴史あるお祭りなど、見どころがたくさんあります。…

れんこん尽くし!立田ふれあいの里のお土産レポート

蓮根どら焼き・150円(税込)

こちらは立田ふれあいの里名物、蓮根どら焼き。「愛西市グルメ推奨品」のトップでも紹介されている定番のお土産です。ふっくらと柔らかい餡の中に、しっかりと蓮根がいます!シャキシャキとした食感が優しい味わいのつぶあんのアクセントとなり、新鮮な美味しさです。

調査員F

れんこんにはタンニンと呼ばれる成分が含まれていて、貧血や高血圧防止にも効果があるそう!おいしくて健康にもよい、2度嬉しいおやつなんですね~

蓮根砂糖漬/320円(税込)

こちらも尾張名産の、「蓮根砂糖漬」。愛西市にある、大正時代から蓮根砂糖漬を作り続ける老舗・浜田砂糖漬店の浜田さんという方が手作りで作っています。保存料不使用で、輪切りのれんこんをまるまる砂糖漬けにしてあるんですよ。

調査員F

れんこんの食感や甘みが感じられる味わいで、なんとも昔懐かしい気持ちになります。

れんこんの旬は9月〜12月頃ですが、その季節外でもれんこん関連のお土産は販売されています。

調査員O

お隣にある「森川花はす田」も、シーズンにはたくさんの人が訪れる人気のスポット。花の咲く頃にまた来たいなあ

「はす工房」でれんこんグルメを実食!

物販コーナーを出てお隣に移動すると、「立田のパン」と軽食とお惣菜のお店「はす工房」があります。
今回は、こちらのハス工房で販売している「れんこんライスバーガー」「れんこんソフト」を実食!

れんこんライスバーガー/350円(税込)

まずいただいたのはれんこんライスバーガー。ご飯のバンズにれんこんが入ったパテが挟まったバーガーです。れんこんは食感が残るサイズにカットされているので、しゃくしゃくとした歯触りがたのしい。炊き込みご飯がつかわれているので、味はしっかりめ。パテもジューシーで、甘辛のタレにマヨネーズが合う!小ぶりなバーガーなので、女性にもおすすめ。

れんこんソフト/380円(税込)

お次はれんこんソフト。れんこんチップスが突き刺さったソフトクリームには、れんこんパウダーもかけられていました。ほんのーりとれんこんの風味を加えてくれています。れんこんのまろやかな味がソフトクリームともよく合います。パリッとしたれんこんチップスをスプーンのようにして、ソフトクリームをすくって食べると、味・食感を存分に楽しむことができます。

調査員O

はす工房店内に、イートインスペースがあります。お天気が悪い日は、店内でも食べられます

道の駅自体はとてもコンパクトですが、必要最低限のものはきっちり揃っているといった印象。
「はす工房」は、あいさいのお母さんの味というだけあり、懐かしくて安心するおふくろの味でした。ぜひ立田ふれあいの里に来たら、はす工房でなにか食べてみていただきたいです。

立田ふれあいの里 詳細情報

  • 住所/愛知県愛西市森川町井桁西27
  • 営業時間/9:00〜18:00
  • 定休日/木曜日・年始(1月1日~3日)
  • トイレ/男子9・女子9(多目的トイレあり)
  • 授乳室/なし
  • 無線LAN/あり
  • EV充電/なし
  • 無料休憩所/あり
  • お土産・売店/あり
  • レストラン/あり(レストラン立田)

結論:ドライブの目的にしたい道の駅

瀬戸の窯垣の小道で出会った、ねこ
  • 所要時間:4時間
  • 移動距離:約50km

今回は、名古屋市を横断しての2つの道の駅をめぐりました。
ちょっとドライブしたいな〜というときに、ちょうど良い距離と時間でした。瀬戸市の町並みを走るのも、愛西市の田園を走るのも、どちらも気持ちいい!


コンパクトな印象の道の駅でしたが、休憩するには申し分がなかったです。そして休憩だけじゃなく、その土地のレアなお土産やグルメにも出会えます!

調査員O

ドライブの目的地、にぴったりな尾張の道の駅でした!

残すは、東三河の7駅。一番多いエリアになります。どうなることか、お楽しみに♪

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