名古屋大都市圏を形成しながらも、豊かな自然もあふれる愛知県は、秋の訪れとともに紅葉の鮮やかな色彩に包まれます。

今回の記事では、名古屋市内から県内全域、名所から穴場まで、一度は訪れたい愛知の紅葉スポットを厳選して徹底紹介します。スポットは、名所、穴場別に紅葉が色づき始める順に並べてあります。時期に合わせて、行楽シーズンの秋を彩る旅行のプランや週末のお出かけの参考にしてみてください。

それでは、豊かな自然に包まれる紅葉狩りに浸りに行ってみましょう。

※見頃は例年のものです。気象条件によって変化する可能性があります。

目次

【名所】まずはここ!愛知の紅葉の名所10選

まずは、人気の名所を10か所ご紹介!以下の通りです。

  • 茶臼山高原(豊根村)
  • 岩屋堂公園(瀬戸市)
  • 香嵐渓(豊田市)
  • 小原四季桜(豊田市)
  • 寂光院(犬山市)
  • 鳳来寺山(新城市)
  • 白鳥庭園(名古屋市)
  • 東山動植物園(名古屋市)
  • 徳川園(名古屋市)
  • 愛岐トンネル群(春日井市)

茶臼山高原(豊根村)

紅葉の見頃:10月下旬~11月上旬

愛知県で最も標高が高い茶臼山高原(1415m)は、最も早く木々が赤みを帯び始める場所でもあります。

ハイキングや観光リフトから、茶臼山高原道ドライブなど、楽しみ方もさまざまあります。なかでも山頂の展望台からのぞむ360度のパノラマビューは絶景。

紅葉イベント「秋の茶臼山高原」開催期間中(2023年9月16日~11月5日)は土日を中心に秋を彩るイベントがもりだくさんです。

道中は山道が続きます。特に夜は街灯が少ないので、注意して安全運転で行きましょう。

茶臼山高原の詳細情報

岩屋堂公園(瀬戸市)

紅葉の見頃:11月上旬~11月下旬

瀬戸の猿投山北山麓に位置する岩屋堂公園は、都会の喧騒から離れた自然をめいっぱい味わえる人気の紅葉スポット。愛知高原国定公園にも定められています。

秋になると標高の低い里山が色づき始め、11月中頃には家族連れの人々やアウトドアに興じる人々でにぎわいます。壮大な滝と紅葉が織りなす迫力ある景観を楽しんでみては。

調査員F

特に人気がある紅葉のライトアップは、夕方から夜にかけては道が混雑します。公園までの1本道は道幅が狭く、わかりにくいのでゆっくりと走行しましょう。

岩屋堂公園の詳細情報

  • 住所:瀬戸市岩屋町81
  • アクセス:【車】東海環状自動車道せと品野ICから約10分。
  • 駐車場:180台
  • 公式HP:https://iwayado.toweb.top/

香嵐渓(豊田市)

紅葉の見頃:11月中旬〜下旬

愛知の紅葉スポットとして絶対的な知名度を誇る香嵐渓。矢作川の支流である巴川の渓谷、香嵐渓(こうらんけい)には約4000本の紅葉が植えられており、秋には眩いほど鮮やかに彩られた絶景を楽しめます。

周辺には豊田名物の「鮎」や「五平餅」が食べられるお店もたくさんありますよ。

例年50万人以上が訪れる「香嵐渓もみじまつり」では、日没から21:00までライトアップされた紅葉を楽しむこともでき、デートにもぴったりです。

香嵐渓の詳細情報

  • 住所: 豊田市足助町飯盛
  • アクセス:【車】猿投グリーンロード「力石IC」から約15分、東海環状自動車道「豊田勘八IC」から約20分
         【公共交通機関】名鉄「浄水」駅→とよたおいでんバス(百年草行)→「香嵐渓」下車、名鉄「豊田市」駅→名鉄バス(足助行)→「香嵐渓」下車
  • 駐車場:670台 1台500円(11月は1台1000円)
  • 参考HP:https://www.tourismtoyota.jp/spots/detail/22/

小原四季桜(豊田市)

川見四季桜の里

春と秋に2度花を咲かせることからその名前が付いた四季桜豊田市の小原地区は四季桜の名所として知られており、紅葉シーズンには桜と紅葉の幻想的なコラボレーションを見ることができます。

調査員F

時期が早すぎると桜がまだ咲いていなかったりします。11月下旬ごろのほうが綺麗に見えるのでおすすめです。

紅葉の見頃:11月中旬〜下旬

小原ふれあい公園では、見ごろとなる11月に「小原四季桜まつり」が行われ、多くの人でにぎわいます。紅葉と桜が同時に見られる奇跡のコラボを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【関連記事】2023年の小原四季桜情報多数掲載!

【2023年】小原四季桜の見どころ徹底紹介!四季桜と小原和紙に出会う旅

愛知県一の広さをもつ豊田市。トヨタ自動車があり「自動車のまち」として発展を続ける一方、北部や東部では四季折々の美しい自然や文化が根付き、独自の魅力がさまざまで…

少し足を延ばして「川見四季桜の里」に行ってみるのもおすすめ。約1200本の四季桜と紅葉のコントラストが楽しめます。

小原四季桜の詳細情報

  • 住所:豊田市小原町孫八456(小原ふれあい公園)
       豊田市川見町堂の洞(川見四季桜の里)
  • アクセス:【車】東海環状自動車道「豊田松平IC」から約15分(小原ふれあい公園)
            猿投グリーンロード「中山IC」より約30分(川見四季桜の里)
  • 駐車場:小原ふれあい公園駐車場 200台(1回1000円)
        川見駐車場 100台(500円)
  • 公式HP(小原観光協会):https://www.kankou-obara.toyota.aichi.jp/

寂光院(犬山市)

紅葉の見頃:11月中旬~12月上旬

犬山市の寂光院は、「尾張のもみじ寺」の異名を持つ厄除けの千手観音霊場です。本堂に至るまでの石段では石仏などもたたずみ、日本の秋の情緒を存分に感じられる古刹です。

巨木が多い寂光院は、木曽川沿いにあることから寒暖差を受けて葉がより鮮やかに染まるそう。2023年は11月5日(日)~12月5日(火)まで「もみじまつり」が開催される予定です。イベント時限定の名物「あゆは寿司」も絶品です。

寂光院の詳細情報

  • 住所:犬山市継鹿尾杉ノ段12
  • アクセス:【車】中央自動車道「小牧東IC」から県道461号線(尾張パークウェイ)「犬山」出口(継鹿尾)を右折し1分
  • 駐車場:約50台
  • 営業時間:8:00~17:00
  • 公式HP:https://www.jakkoin.com/

鳳来寺山(新城市)

紅葉の見頃:11月中旬~12月上旬

新城市にある鳳来寺山は、国の名勝にも指定されている標高695mの自然の宝庫。

紅葉シーズンは、朱色や黄色などの鮮やかな紅葉が山全体を彩ります。表参道を歩くもよし、ふもとから山頂までを結ぶ鳳来寺山パークウェイを車で走りながらもよしです。

2023年は、11月1日(水)~12月3日(日)まで鳳来寺山もみじまつりが開催されます。期間中は駐車場が混雑するので、公共交通機関を利用するのがいいですね。

  • 住所:新城市門谷字鳳来寺
  • アクセス:【車】新東名高速新城ICから国道151号、県道32号経由14km25分
  • 駐車場:あり/170台/1回550円(繁忙期は1回1100円、パークウェイ駐車場は8~18時)
  • 参考HP:https://shinshirokankou.com/

白鳥庭園(名古屋市)

紅葉の見頃:11月下旬~12月上旬

ここからは名古屋エリアの名所を3か所ご紹介。白鳥庭園は、中部地方の地形をモチーフにした市内随一の池泉回遊式日本庭園。渓谷の両岸を覆いつくす楓の紅葉が、深山幽谷の庭園を彩ります。ライトアップも開催され、20:00までイロハモミジやドウダンツツジなど1500本の紅葉を楽しめるのが嬉しいところ。

11月には、紅葉を鑑賞する「観楓会 紅葉茶会」が開催されます。茶会やマルシェ、ワークショップなども行われるそうです。2023年の期間は11月18日(土)・19日(日)、23日(木祝)〜26日(日)です。

白鳥庭園の詳細情報

  • 住所:名古屋市熱田区熱田西町2-5
  • アクセス:地下鉄名城線熱田神宮西駅より徒歩10分
  • 駐車場:40台
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:月曜日
  • 料金:高校生以上300円
  • 公式HP:http://www.shirotori-garden.jp/

東山動植物園(名古屋市)

紅葉の見頃:11月下旬~12月上旬

東山動植物園は、名古屋市東部にある動物園、植物園、遊園地などが集まった約60haの広さを誇る総合レジャー公園。植物園では秋になると500本以上の紅葉が楽しめます。池に映る逆さもみじや、也有園から日本庭園をつなぐ道を彩る「五色もみじ」が見どころ。

2023年11月11日~12月3日には「もみじ狩り」が開催されます。例年通りであれば、ライトアップも開催される予定です。

東山動植物園の詳細情報

  • 住所:名古屋市千種区東山元町3-70
  • アクセス:地下鉄東山線東山公園駅より徒歩3分
  • 駐車場:1600台(1回800円)
  • 営業時間:9:00~16:50(最終入園16:30)
  • 定休日:月曜日
  • 料金:大人500円、中学生以下無料
  • 公式HP:https://www.higashiyama.city.nagoya.jp/

徳川園(名古屋市)

紅葉の見頃:11月下旬~12月上旬

名古屋市東区にある庭園「徳川園」。美しい池泉回遊式庭園で、龍仙湖の水面に映る燃えるように赤い木々は見事です。池の周りを散策しながら、さまざまな角度から紅葉を眺めるのも一興です。

紅葉シーズンはライトアップも行われます。2023年の期間は11月14日(火)〜12月10日(日)。時間は日没から19:30までです。同時期に紅葉イベント「錦を纏う 徳川園紅葉祭」も開催されるので、ご一緒にどうぞ。

徳川園の詳細情報

  • 住所:名古屋市東区徳川町1001
  • アクセス:JR中央本線・地下鉄 大曾根駅徒歩10分
  • 駐車場:82台(30分120円)
  • 開園時間:9:30~17:30
  • 休園日:月曜日
  • 入園料:【大人】300円【市内在住の高齢者(65歳以上)】100円 中学生以下無料
  • 公式HP:https://www.tokugawaen.aichi.jp/

愛岐トンネル群(春日井市)

愛岐トンネル群

紅葉の見頃:11月下旬~12月上旬

愛知県春日井市と、岐阜県多治見市にまたがる全長8㎞のトンネル群です。廃線となったものの、2007年の駅改修工事をきっかけに40年ぶりに発掘されました。通常時は立ち入り禁止ですが、春と秋の特別公開があり紅葉を楽しめます。

2023年の「秋の特別公開」11/25(土)〜12/3(日)の9日間。トンネルを抜けるたびに違う景色が。重厚感あるレンガと紅葉のコラボレーションを楽しんでみては。

【関連記事】愛岐トンネル群 秋の特別公開 徹底レポート!見どころまるわかり

愛岐トンネル群 秋の特別公開 アクセスや見どころを徹底紹介

愛知県春日井市と岐阜県多治見市の県境をまたいでJR中央本線の旧線上に連なる約8㎞のトンネル群、「愛岐トンネル群」。 愛知県春日井市は庄内川渓谷に沿って、190…

愛岐トンネル群の詳細情報

  • 住所:春日井市玉野町地内
  • アクセス:【公共交通機関】JR定光寺駅より徒歩すぐ(車では不可)
  • 営業時間:特別公開期間中の9時30分〜14時30分(最終入場)
  • 入場料:100円
  • 公式HP:https://aigi-tunnel.org/News/2022/2022Aki-Houkoku.html

【穴場】ゆったり紅葉が楽しめるスポット13選

人気スポットは人が多くて苦手・・という方もご安心ください。ここからは、ゆったり紅葉が楽しめる穴場を13か所、一気にご紹介します。スポットは以下の通り!

  • 段戸裏原生林「きららの森」(北設楽郡設楽町)
  • 新豊根ダム(豊根村)
  • 大井平公園(豊田市)
  • 雲興寺(瀬戸市)
  • 黄瀬八柱神社(岡崎市)
  • 王滝渓谷(豊田市)
  • 西尾市歴史公園(西尾市)
  • 東公園(岡崎市)
  • 愛・地球博記念公園(長久手市)
  • 色金山歴史公園(長久手市)
  • 聚楽園公園(東海市)
  • 祖父江町のイチョウ(稲沢市)
  • 日近の里・かおれ渓谷(岡崎市)

段戸裏原生林「きららの森」(北設楽郡設楽町)

紅葉の見頃:10月下旬~11月上旬

県内最大級の規模の原生林「きららの森」は、県内最大級の規模を誇るブナの原生林です。森林の木漏れ日や、光に反射して光る雲母のようすから「きららの森」という名がつけられました。

遊歩道が整備されており大自然の中で紅葉が満喫できます。「段戸湖」に映る真っ赤な木々の彩りが魅力です。樹齢200年の木々や、多くの野鳥に囲まれ、大自然の声を聴きながらもみじ狩りに興じてみてはいかがでしょうか。

  • 住所:北設楽郡設楽町田峯字段戸1-1
  • アクセス:【車】東名道名古屋ICから猿投グリーンロード・R153号経由で約1時間20分
  • 駐車場:30台
  • 参考HP:https://www.okuminavi.jp/search/detail.php?id=75

新豊根ダム(豊根村)

紅葉の見頃:10月下旬~11月上旬

新豊根ダムの建設によって造られたみどり湖周辺は、自然豊かな桜、紅葉の名所として知られています。

有名な紅葉スポットではありますが、人出が少なく混雑しないことから穴場の紅葉スポットとして人気があります。

冷え込んだ朝には湖面に湯気が立ち、神秘的な風景が広がるほか、風のない日は湖面に映る「逆さ紅葉」が美しく、幻想的な雰囲気を味わうことができます。

ダム周辺は散策路が整備されているので、ゆっくり歩きながら紅葉を楽しんでください。湖周辺にはやまびこを響かせられる「ヤッホーポイント」もあります。

新豊根ダムの詳細情報

大井平公園(豊田市)

紅葉の見頃:11月上旬~中旬

豊田市にある大井平公園では、カエデ、モミジ、イチョウなどが植えられており、常緑樹の深い緑が色とりどりの紅葉を引き立てる、美しい景観が見られます。

公園の前には「風のつり橋」があり、橋の上からは色づいた公園全体が見られます。名倉川に映る紅葉も美しく、遊歩道を散策しながらの紅葉狩りが楽しめます。

2023年は11月1日(水)~11月15日(水)の間「もみじまつり」が開催され、期間中のライトアップや、秋の味覚が味わえるバザーが開催されます。

大井平公園の詳細情報

雲興寺(瀬戸市)

紅葉の見頃:11月中旬~下旬

瀬戸市の中心から離れた場所にひっそりと建つ雲興寺は、隠れた紅葉の名所です。山門の奥に見える紅葉が美しく、荘厳な雰囲気が漂います。

歴史を感じる本堂や境内に建つ鐘楼が、鮮やかなモミジを引き立て、趣のある空間での紅葉狩りが楽しめます。鐘楼の屋根などに使われている赤津瓦は、現在作られていない貴重なものです。ぜひ紅葉と合わせてご覧ください。

紅葉シーズンでも参拝客はそれほど多くなく、穏やかで静かな境内をのんびり散策することが可能です。

雲興寺の詳細情報

  • 住所:瀬戸市白坂町131
  • アクセス:東海環状自動車道「赤津IC」から約10分

木瀬八柱神社(豊田市)

紅葉の見頃:11月中旬~下旬

豊田市といえば「香嵐渓」の紅葉が有名ですが、八柱神社のライトアップされた紅葉は、小規模ながら香嵐渓にも負けない美しさです。

ペットボトルで作られた約1000本の灯籠が周囲を優しく照らし、まるで別世界に迷い込んだかのよう。少し足を伸ばして、秋葉山の展望台からの夜景を楽しむのもおすすめです。

紅葉の見頃に行われる「ふじおか紅葉まつり」の一環として、木瀬八柱神社のほか「愛知県緑化センター」「下川口大沢池」「石畳ふれあい広場」でもライトアップやイベントが行われます。2023年のイベント情報は、情報が出次第更新します。

木瀬八柱神社の詳細情報

  • 住所: 豊田市木瀬町満田401
  • アクセス:猿投グリーンロード「猿投IC」から約20分

王滝渓谷(豊田市)

紅葉の見頃:11月中旬~12月上旬

トヨタ市内東部を流れる巴川支流・仁王川沿いに位置する王滝渓谷。丁寧に整備された遊歩道に相反して、むきだしの巨岩や奇岩、清流などの自然美が楽しめるスポットです。

紅葉シーズンには、ハイキングとして散策路を楽しみながら、各園地ごとに異なる紅葉の風景を味わうことができます。

なかでも、中ノ瀬大橋のもみじは絶好のビューポイント。歩きやすい靴で、絶好のフォトスポットを見つけに行きましょう。

王滝渓谷の詳細情報

西尾市歴史公園(西尾市)

紅葉の見頃:11月中旬~12月上旬

復元された西尾城の一部が建つ西尾市歴史公園は、西尾市のシンボルとして市民の憩いの場になっています。

モミジに彩られた公園内には、数寄屋造りの「旧近衛邸」、京風庭園の「尚古荘」があり、風情を感じる空間で紅葉鑑賞が楽しめます。

12月初旬には「紅葉と抹茶を楽しむ会」が開催され、鮮やかな紅葉と抹茶を味わう贅沢なひと時が過ごせます。

「尚古荘」内の「抹茶ラボ西尾伝想茶屋店」では、西尾の名産、抹茶をふんだんに使用した絶品スイーツが食べられるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

西尾市歴史公園の詳細情報

  • 住所:西尾市錦城町231-1
  • アクセス:【車】東名岡崎ICより車で45分【公共交通機関】名鉄「西尾」駅から徒歩約15分
  • 駐車場:50台
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:月曜日
  • 抹茶ラボ:10:00-17:00(ラストオーダー16:30)
  • 参考HP:https://www.city.nishio.aichi.jp/shisetsu/1005437/1002603.html

東公園(岡崎市)

写真提供:岡崎市

紅葉の見頃:11月中旬~12月上旬

東公園は、無料の動物園や木製遊具ひろばなど遊び場満載で家族にも人気の公園です。

ここでは毎年「紅葉まつり」が行われます。紅葉の名所として知名度はありますが、広い公園のため人でごった返すこともなく、ゆっくり紅葉を楽しむことができる穴場スポットです。

夜のライトアップでは、あしのべ池周辺のモミジがライトに照らされて美しく浮かび上がり、水面に映るモミジは幻想的で見ごたえがあります。浮御堂をのぞむ観月橋が紅葉狩りのベストポジションです。

紅葉まつり期間中は、キッチンカーが出店するほか、さまざまなワークショップやステージショーが開催され会場を盛り上げます。

東公園の詳細情報

愛・地球博記念公園(長久手市)

紅葉の見頃:11月中旬~12月上旬

ジブリパークが人気を集めている愛・地球博記念公園(モリコロパーク)は、隠れた絶景紅葉スポットでもあります。

かえで池周辺や日本庭園ではモミジ、メタセコイアをはじめ、さまざまな木が色づき、日本庭園では時折出されるミストが、しっとりした雰囲気を演出します。

庭園には茶室(香流亭)があり、風流に抹茶と和菓子をいただきながら紅葉鑑賞をするのもおすすめです。

愛・地球博記念公園の詳細情報

  • 住所:長久手市茨ケ廻間乙1533-1
  • アクセス:地下鉄「藤が丘」駅または愛知環状鉄道「八草」駅➙リニモ「愛・地球博記念公園」駅から徒歩すぐ
  • 駐車場:2400台 500円(土日祝日は1000円)
  • 営業時間:【4月~10月】8:00~19:00
         【11月~3月】8:00~18:30
  • 定休日:火曜日
  • 公式HP:https://www.aichi-koen.com/moricoro/

色金山歴史公園(長久手市)

紅葉の見頃:11月下旬ごろ

小牧・長久手の合戦で、徳川家康が軍議の際に腰掛けたといわれる「床机石」が残される公園です。

秋になると公園一帯が色づき、日の光を浴びて輝く紅葉は見事な美しさです。展望台からは鮮やかな紅葉の向こうに長久手市が一望できます。

園内にある茶室「胡牀庵(こしょうあん)」では、一服250円で抹茶とお菓子が楽しめ、自分でお茶を点てる茶道体験もできます。

色金山歴史公園の詳細情報

聚楽園公園(東海市)

紅葉の見頃:11月下旬~12月上旬

東海市の聚楽園公園では、秋になると園内に植えられたイロハモミジをはじめとした500本ものもみじが色鮮やかに公園を彩り、人々の心を魅了します。シンボルである大きな大仏を紅葉が囲み、大仏と紅葉の風情ある競演が見られます。

公園内にある茶室「嚶鳴庵」では、紅葉を望みながらお茶をいただくこともできます。

2023年は11月25日(土)~12月10日(日)までもみじまつりが開催。いくつかのイベントに加え、12月3日(日)までは大仏のライトアップが行われます(17:00~21:00)。夜の闇に浮かぶ大仏と紅葉のコントラストを味わってみては?

聚楽園公園の詳細情報

  • 住所:東海市荒尾町西丸山
  • アクセス:【車】伊勢湾岸自動車道「東海IC」より約10分
         【公共交通機関】常滑線「聚楽園」駅下車徒歩約5分
  • 駐車場:無料 200台
  • 公式HP:https://www.tokaikanko.com/play/sports/syuraku_park/

祖父江町のイチョウ(稲沢市)

見頃:11月下旬~12月上旬

紅葉といえば、深紅に染まったモミジをイメージする方が多いかもしれませんが、黄金に輝くイチョウも見逃せません。

稲沢市の祖父江町は、生産量全国一位を誇る銀杏の産地であり、1万本以上のイチョウが見られます。11月中ごろ以降の晩秋には、銀杏のなるイチョウの木が街一面を黄色に覆います。落葉後に足元を彩る黄金の絨毯も見ものです。

町内にある「祖父江ぎんなんパーク」では、毎年11月下旬に「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開催されますので、そちらもチェックしてみてください。

祖父江町のイチョウの詳細情報

  • 住所:稲沢市祖父江町山崎
  • アクセス:【車】名神岐阜羽島ICより20分
  • 駐車場:臨時駐車場複数あり(詳しくはHPを黄葉まつりHPを確認)

日近の里・かおれ渓谷(岡崎市)

紅葉の見頃:11月下旬~12月上旬

岡崎市の中心部から車で30分ほど、乙川の上流に位置する「日近の里・かおれ渓谷」は、清流とモミジのコントラストが美しい紅葉スポットです。

付近には市の指定文化財「日近城址」や曹洞宗の寺院「広祥院」があり、一帯は「日近の里」と呼ばれ、歴史と自然が楽しめる観光地になっています。

渓谷に架かる赤い橋を中心に、狭い範囲にぎゅっとモミジが集まっており、濃い赤と黄色が鮮やかな景色は、実に見ごたえがあります。

日近の里かおれ渓谷の詳細情報

  • 住所: 岡崎市桜形町般興
  • アクセス:新東名高速道路「岡崎東IC」から約25分
  • 駐車場:広祥院の横に専用駐車場「日近の里駐車場」
  • 参考HP:https://okazaki-kanko.jp/point/392

愛知の穴場スポットで紅葉を楽しもう

自然豊かな愛知県には紅葉の名所として知られる観光地がたくさんありますが、それらに引けを取らない穴場の紅葉スポットも数多く存在します。

「人ごみが苦手」「静かに紅葉を楽しみたい」という方は、ぜひ穴場の紅葉スポットを訪れてみてください。