愛知県には、古代からの歴史や近代の工業発展や文化、そして今日の先端技術までを一望できるユニークな博物館が数多くあります。

古の陶磁器の技術を感じることができる瀬戸蔵ミュージアム、鉄道の進化を追体験できるリニア・鉄道館、そして伝統と技術が息づくトヨタの博物館群など、さまざまな分野での発展を物語る盛りだくさん。

今回のコラムでは、魅力満載の博物館を厳選して11箇所紹介します。どれも個性的で、歴史や文化に詳しくない方でも楽しめるスポットです!ぜひ、最後までご覧ください。

目次

愛知の交通を学べる博物館5選

まずは、大人から子供まで大好きなのりもの博物館をご紹介。それぞれの時代の最新技術の結晶が集まる、ロマンあふれる博物館たちです。

  • 【名古屋市】トヨタ産業技術記念館
  • 【名古屋市】リニア・鉄道館
  • 【日進市】レトロでんしゃ館
  • 【長久手市】トヨタ博物館
  • 【豊山町】あいち航空ミュージアム

【名古屋市】トヨタ産業技術記念館

「日本のものづくり」の技術を体感できる施設として申し分ないのが、名古屋市にあるトヨタ産業技術記念館。栄生駅からほど近く、名古屋エリアでアクセスも良いスポットです。

2024年に30周年を迎えるこの施設では、繊維機械・自動車技術の変遷が分かる実物機械が150台3000点展示されており、日本のものづくりの歴史を体感することができます。

車好きな方はもちろんですが、子どもでも自由研究の題材などにも使えるので親子での来館もおすすめです。海外の方からも人気の厚い、わかりやすく魅力的な展示になっています。

トヨタ産業技術記念館の基本情報

  • 住所:名古屋市西区則武新町4丁目1-35
  • アクセス:名鉄栄生駅から徒歩3分
  • 駐車場:無料 220台
  • 営業時間:9:30~17:00(入館16:30まで)
  • 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始
  • 料金:【大人】500円【65歳以上】300円【中高生】300円【小学生】200円

【名古屋市】リニア・鉄道館

名古屋市港区金城ふ頭に位置するリニア・鉄道館は鉄道好きにはたまらない博物館でしょう。在来線から超電導リニアまで、39両の実物車両が展示され、実物大の運転体験シミュレータで運転手気分を味わうこともできる人気の観光スポットです。

特に実車両展示では、昔懐かしい「0系」や、見ると幸せになるといわれている「ドクターイエロー」など、テンションが上がるものばかり。皆さんも、鉄道の歴史と現代が誇る技術を体感しに行ってみては?

リニア・鉄道館の基本情報

  • 住所:名古屋市港区金城ふ頭3丁目2-2
  • アクセス:名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)「名古屋」駅から、「金城ふ頭」駅下車。徒歩2分
  • 駐車場:なし(近隣の名古屋市営金城ふ頭駐車場を利用)
  • 営業時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
  • 定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)年末年始 12月28日~1月1日
  • 料金:【一般】520円【高校・大学生・65歳以上】310円【中学生以下】無料

【日進市】レトロでんしゃ館

公式名称を名古屋市市電・地下鉄保存館 レトロでんしゃ館というこの施設は、昔懐かしいレトロな電車を見て触って楽しめる車両展示館。昭和40年代まで名古屋の街中を走っていた市電や、地下鉄開業当時の車両展示があります。

運転席に入ったり、鉄道模型ジオラマの運転操作などもでき、当時に巻き戻ったかのような体験ができますよ。

実際にレトロでんしゃ館に行ってみた!tabemaro調査員によるレポート記事はこちら↓↓

名古屋の無料おすすめ電車スポットを紹介します!

電車は、なぜだかワクワクする乗り物ですよね。子どもたちにも、電車はなぜか人気ですよね。すっかり大人になった今頃ですが城北線の調査に行って以来、電車が気になる調…

レトロでんしゃ館の基本情報

  • 住所:日進市浅田町笹原30 名古屋市交通局日進工場北側
  • アクセス:地下鉄鶴舞線「赤池」駅下車2番徒歩約7分
  • 駐車場:無料 6台
  • 営業時間:10:00~16:00
  • 定休日:水曜日(水曜日が休日の場合はその直後の平日)、年末年始(12/29~1/3)
  • 料金:無料

【長久手市】トヨタ博物館

世界の自動車の文化と、進化を知れる施設がトヨタ博物館です。愛知県が世界に誇るトヨタ自動車の創立50周年記念事業として設立されましたが、トヨタ車だけでなく日米欧の代表的な車両約140台を展示しています。

ほとんどの車両が、まだ実際に動かすことができる「動態保存」だというので驚きです。

まだ日本では人力車だった時代から世界で実際に走っていた自動車など、ロマンあふれる展示は大人から子どもまで大興奮間違いなしです。常設展に加えて、テーマを決めた企画イベントも開催されています。館内はカフェやレストランもあり、ゆっくりと時間を過ごせますよ。

トヨタ博物館の基本情報

  • 住所:長久手市横道41番地100
  • アクセス:地下鉄東山線「藤が丘」駅で「名鉄バス」に乗り換え、「トヨタ博物館前」バス停下車、徒歩約5分
  • 駐車場:無料 320台
  • 営業時間:9:30~17:00(入館16:30まで)
  • 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
  • 料金:【大人】1,200円【シルバー(65才以上)】700円【中高生】600円【小学生】400円

【豊山町】あいち航空ミュージアム

春日井郡豊山町、県営名古屋空港の敷地内に位置するあいち航空ミュージアムでは、「空への憧れ」を呼び覚ますことをテーマとした、航空機産業関連の展示が行われています。

飛行機の搭乗ゲートのような入場口や、実際に使われていた飛行機のシートでできた休憩用の椅子など、細部までこだわりが感じられる、クオリティの高い施設です。

屋上階の展望デッキでは、空港の滑走路から飛び立つ機体を間近で見ることなどもでき、飛行機好きにはたまらない博物館です。2024年3月31日までは、個人のチケットが割引となっています!この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

あいち航空ミュージアムの基本情報

  • 住所:西春日井郡豊山町大字豊場(県営名古屋空港内)
  • アクセス:名鉄「名古屋」駅より「西春」駅下車、名鉄バスに乗り換え「エアポートウォーク」下車
  • 駐車場:県営名古屋空港に立体駐車場あり(徒歩約10分・有料)
  • 営業時間:9:30~17:00(最終入館 閉館の30分前)
  • 定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
  • 料金:[大人] 800円[大学生・高校生] 640円[中学生・小学生]400円 ※2024年3月31日まで入館料の割引中

愛知の歴史や文化を知る博物館6選

愛知県はやきもの文化や醸造文化など、独自の文化や歴史をもって発展してきた歴史もあります。ここからは、愛知の歴史や文化にふれることができる博物館を6つご紹介します!

  • 【名古屋市】ノリタケの森
  • 【清須市】あいち朝日遺跡ミュージアム
  • 【北名古屋市】昭和日常博物館
  • 【瀬戸市】瀬戸蔵ミュージアム
  • 【半田市】ミツカンミュージアム
  • 【半田市】國盛 酒の文化館

【名古屋市】ノリタケの森

名古屋駅から徒歩で15分と、アクセスのいいノリタケの森は、世界で愛される洋食器メーカー「ノリタケ」の創立100周年を記念して建てられた複合施設。

ミュージアムでは、1904年日本陶器創立以降、工業製品として作られてきた食器のデザインの変遷を味わうことができます。建物1、2階のクラフトセンターでは、生地製造から絵付けまで伝統の技術を見て体感することも!

「文化と出会い、森に憩う」をコンセプトにしているノリタケの森では、博物館のほかにもショップ、カフェなどいろいろな楽しみ方ができます。季節によって表情を変えるひろばやビオトープをゆったり散策してみるのもいいですね!

ノリタケの森の基本情報

  • 住所:名古屋市西区則武新町3-1-36
  • アクセス:名古屋駅から徒歩15分
  • 駐車場:隣接する「イオンモール Nagoya Noritake Garden」駐車場を利用:30分200円(お買い上げで2時間無料)
  • 営業時間:9:30~17:00(入館16:30まで)
  • 定休日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
  • 料金(クラフトセンター・ミュージアム):【大人】500円【65歳以上の方】300円【高校生以下】無料

【清須市】あいち朝日遺跡ミュージアム

あいち朝日遺跡ミュージアムは、東海地方を代表する弥生時代の遺跡「朝日遺跡」の魅力を伝える施設として2020年にオープンしました。

日本最大級の規模を誇る集落跡の貴重な出土品に加え、当時の暮らしを伝える住居の復元展示などもあり、歴史に詳しくない方でも、日本で農耕が始まった当時のようすを体感することができます!

また、館外に実際に復元された弥生時代の建物や水田、環濠がある「体験弥生ムラ」が。原始時代にタイムスリップした気分を味わってみてはいかがでしょうか。

あいち朝日遺跡ミュージアムの基本情報

  • 住所:清須市朝日貝塚1番地
  • アクセス:JR「枇杷島」駅から城北線「尾張星の宮」駅下車徒歩9分
  • 駐車場:無料 15台
  • 営業時間:9:30~17:00
  • 定休日:月曜日、年末年始
  • 料金:【一般】300円【大学生・高校生】200円

【北名古屋市】昭和日常博物館

日本の暮らしが大きく変化した昭和時代の暮らしを保存・展示している昭和日常博物館(北名古屋市歴史民俗資料館)

北名古屋市役所東庁舎の西隣にある施設です。

当時使われていた生活用品や嗜好品など、使ったら捨ててしまうような現在は見ることができないモノから昭和という時代、当時の生活を伝えます。

昭和を過ごした方たちには懐かしく、それ以降の世代の方にとってはレトロで新鮮な魅力がいっぱいの博物館なんですよ。

昭和日常博物館の基本情報

  • 住所:北名古屋市熊之庄御榊53
  • アクセス:JR「枇杷島」駅から城北線「尾張星の宮」駅下車徒歩9分
  • 駐車場:有
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:月曜日、館内整理日、年末年始
  • 料金:入場無料

【瀬戸市】瀬戸蔵ミュージアム

「せともの」で知られるように長いやきものの歴史を持つ瀬戸市は、街全体をミュージアムに見立てた「せと・まるっとミュージアム」がその魅力を人々に伝え続けています。

なかでも「まるっとミュージアム」の拠点施設として機能する「瀬戸蔵」は、瀬戸やせとものの歴史や文化を体感できる施設になっています。

かつてやきものの輸送を行っていた「せとでん」の緑色の車両や、復元されたやきもの工場や煙突など、歴史を感じるみどころがたくさんあります。

瀬戸蔵から15分ほど歩くと、古い窯道具が積み上げられた瀬戸でしか見られない景観「窯垣の小径」もあります。晴れていたら、博物館を見学した後にお散歩を楽しむのもいいですね。

瀬戸蔵ミュージアムの基本情報

  • 住所:瀬戸市蔵所町1−1
  • アクセス:名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅下車。東へ徒歩5分
  • 駐車場:189台 最初の1時間無料、以降1時間毎に100円
  • 営業時間:9:00-17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日:月曜日
  • 料金:一般520円、高校・大学生・65歳以上310円、中学生以下無料

【半田市】ミツカンミュージアム

誰もが知る調味料メーカー、ミツカンの本社がある半田市の半田運河沿いには、楽しみながらお酢について学べる施設「ミツカンミュージアム」があります。ゆったりと流れる運河沿いを散歩するだけでも楽しいスポット。

ここではミツカンの酢作りの歴史や、半田市の発酵醸造をもとにした食文化の魅力などを体験を通して楽しみ、学ぶことができます。

施設の利用には全館コース、大地の蔵コース(現在は中止)、社会見学コースの3つが用意されており、リーズナブルに体験できるスタッフ同行のガイドツアーとなっています。事前予約制ですので、混みやすい時間帯や週末の来館は、早めに予約しましょう!

ミツカンミュージアムの基本情報

  • 住所:半田市中村町2-6
  • アクセス:名鉄栄生駅から徒歩3分
  • 営業時間:9:30〜17:00
  • 定休日:木曜日(木曜日が祝日の場合は開館、翌金曜日が休館)、年末年始
  • 料金(全館コース):【大人】300円【中高生】200円【小学生】100円

【半田市】國盛 酒の文化館

國盛 酒の文化館も半田運河沿いにあり、ミツカンミュージアムからもほど近くに位置する、中埜酒造株式会社が運営するお酒の博物館です。中埜酒造は1844年に創業して以来、180年近く半田でお酒を造り続け、1985年に当施設を開館しました。

調査員F

江戸時代から運送業や醸造業で栄えてきたまちである半田市には、酢作りで知られる前述のミツカンやカブトビールを造る赤レンガ建物など、醸造文化を現在に伝える会社や施設が多くあるんですね。

ここではかつて使われていた道具やパネル展示を通して、知多の盛んな酒造りの歴史やその工程を知ることができます。学んだあとは実際に体験!ということで試飲コーナーやお土産コーナーも充実しています。

ちょっと大人な社会見学にはぴったりのスポットです。料金は無料ですが、事前予約が必要になります。

國盛 酒の文化館の基本情報

  • 住所:半田市東本町2-24
  • アクセス:JR武豊線「半田」駅下車徒歩約7分
  • 営業時間:10:00~16:00
  • 定休日:木曜日(木曜日が祝日の場合は開館、翌金曜日が休館)、年末年始
  • 料金:無料(要事前予約)

愛知ではさまざまな博物館が楽しめる!

愛知県の博物館は、歴史の教科書をめくるような、時を超えた魅力的な体験が詰まっています。交通や食文化など、多様な視点から愛知の魅力を再発見することができる場所ばかり。

訪れるたびに新しい発見があり、知識を深め、心を豊かにしてくれること間違いなしです。あなたも次の週末や休日に、これらの博物館を訪れて、愛知の深い魅力に触れてみてはいかがでしょうか。