国内有数の芸術大学「愛知県立芸術大学」を有し、古くから多くの芸術家を排出している愛知県には、個性的な美術館が多くあります。

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日常の喧騒から離れ、静かに作品と向き合う貴重な時間が過ごせる美術館。好きな作品を見つければ、自分の中の意外な感性に出会って驚くことも・・

この記事では、愛知県内でアート作品が楽しめる美術館を16か所厳選。開催中・近日開催の注目の展覧会・企画展情報もあわせて紹介します。

愛知の美術館で素敵な作品に触れ、ぜひ有意義な時間を過ごしてください。

目次

名古屋市美術館(名古屋市中区)

建築家・黒川紀章の代表作として名高い美術館

まずは名古屋エリアの美術館をご紹介。名古屋出身の建築家・黒川紀章氏により設計された名古屋市美術館は「歴史と未来」をテーマに、西欧の建築様式と日本の伝統技法が取り入れられたデザインになっています。 

館内には郷土出身の作家の作品を中心に、「エコール・ド・パリ」、「メキシコ・ルネサンス」、「現代美術」、「郷土の美術」の4つの収集方針に基づいて集められた作品が、およそ5,000点収蔵されています。

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ミュージアムショップでは、有名作品のポストカードや書籍、名画をモチーフにしたユニークな雑貨などが販売されています。他では買えない珍しいアイテムを探してみましょう。

特別展 開館35周年記念 ガウディとサグラダ・ファミリア展

近日開催予定の展覧会です。スペイン・バルセロナを中心に活躍した鬼才建築家、アントニ・ガウディ(1852-1926)は、バルセロナの街に人々に驚きを与え続ける独創的な建築群を遺しました。

本展覧会では、140年以上の時を経て、完成が近づいてきたサグラダ・ファミリア聖堂にフィーチャーし、100点を超える資料や図面からその秘密を探ります。

  • 開催日:2023年12月19日(火)~2024年3月10日(日)
  • 入館料:
    【前売券】一般1600円、大学・高校生800円 ※中学生以下無料
    【当日券】一般1800円、大学・高校生1000円 ※中学生以下無料

名古屋市美術館 基本情報

  • 住所:名古屋市中区栄二丁目17番25号(芸術と科学の杜・白川公園内)
  • 開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)毎週金曜日は~20:00まで(入場は19:30まで、祝日の場合は除く)
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)、年末年始、臨時休館あり
  • 入場料:[常設展]一般 300円、大・高生 200円、中学生以下無料

松坂屋美術館(名古屋市中区)

ショッピングのついでに立ち寄れる美術館

松坂屋名古屋店の館内に位置し、買い物ついでに気軽に立ち寄ることができる松坂屋美術館。所蔵品は持たず、年間を通して国内外の絵画、工芸、アニメーションなど幅広い展覧会を実施しています。

展覧会 ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者

近日開催の注目展覧会です。「ジスモンダ」をはじめとするポスター作品で知られ、アール・ヌーヴォーの代表的な画家として知られるアルフォンス・ミュシャ(1860-1939)。

彼を取り上げた本展では、特にデザインの仕事に着目しマルチ・アーティストとしてのミュシャにせまります。

  • 開催日:2023年12月9日(土)→2024年1月21日(日)※2024年1月1日(月・祝)は休館日
  • 入館料:一般1200円、高・大生900円 ※中学生以下無料

松坂屋美術館 基本情報

  • 住所:名古屋市東区葵1丁目19-30
  • アクセス:市営地下鉄栄駅より徒歩5分
  • 営業時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)
  • 休館日:松坂屋休業日
  • 料金:企画展により異なる

徳川美術館(名古屋市東区)

日本最大規模の大名伝来家宝所蔵

徳川美術館には、徳川家康公の遺品を中心にした「大名道具」がおよそ1万点収蔵され、国宝や重要文化財にあたる名品の数々が集められています。

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昭和10年に完成した本館は国の有形文化財に登録されており、1年を通してさまざまなテーマの特別展や企画展示が行われています。

名古屋城をモチーフにして建てられた新館は、きらびやかな二の丸御殿を部分的に再現した空間を筆頭に、大奥で使用された名品が見られる華やかな展示室など見どころが満載です。

特別展「将軍と尾張徳川家ー政と儀礼ー」

現在開催中の展覧会です。将軍家と尾張家の関係性の深さに着目しながら、歴史資料に基づいて江戸城や名古屋城における将軍・藩主の公務の実態についてわかりやすく展示するものとなっています。貴重な展示をぜひ見に行ってみてください。

  • 開催日2023年11月11日(土)~12月15日(金)
  • 【一般】1,600円【高大生】800円【小中生】500円(企画展「尾張藩と木曽山―徳川義親のまなざし―」展と共通)

徳川美術館 基本情報

  • 住所:名古屋市東区徳川町1017
  • 開館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)、年末年始、臨時休館あり
  • 入場料:一般1,400円、大・高生 700円、中学生以下 500円

愛知県美術館(名古屋市東区)

20世紀を中心に国内外の幅広いコレクションを所蔵

オアシス21に隣接する愛知芸術文化センターの10階にある美術館。ゴーギャンやピカソ、マティスなどモダニズム作家の作品のコレクションに加え、日本における近代洋画の先駆者である黒田清輝や高橋由一なども所蔵しています。

コレクション展「コレクションズ・ラリー」

直近で開催される企画展は、愛知県美術館と愛知県陶磁美術館の共同企画です。

両美術館合わせて17000件以上にものぼるコレクションの中から、4人の学芸員がそれぞれの視点からテーマだてて作品を紹介する、オムニバス形式の展覧会となっています。

現在休館中の愛知県陶磁美術館の展示が見られる貴重な機会です。2館のコレクションがテーマを通じて出会い、共鳴するさまをぜひご覧になってください。

  • 開催日:2024年1月16日(火)~4月14日(日)
  • 料金:【一般】500円【高校・大学生】300円 中学生以下無料

愛知県美術館 基本情報

  • 住所:名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階
  • アクセス:地下鉄名城線「栄」駅より徒歩3分
  • 開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで) ※ 入館は閉館時間30分前まで
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)、年末年始、臨時休館あり
  • 入場料:【企画展】展覧会により異なる【コレクション展】一般500円 高大生300円 中学生以下無料

ヤマザキマザック美術館(名古屋市東区)

内装にもこだわったロココ芸術絵画が豊富な美術館

ロココからエコール・ド・パリまで、18世紀から20世紀にかけてフランスで活躍した作家の絵画を中心に所蔵している美術館。当時のガラス作品や、フランスから移築されたアール・ヌーヴォー建築の食堂なども再現展示されています。

展示室は天井が高く、作品同士も余裕を持って展示されているので、一つずつの作品を落ち着いて鑑賞することが可能です。

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展示室内の作品の撮影(個人使用に限る)ができたり、常設展でも無料の音声ガイドサービスがあるのが嬉しいポイント!

館内には、本格的なフレンチやイタリアンが楽しめるレストランや、気軽に立ち寄れるカフェ、ワインバーがあり、芸術にふれながらゆっくりとした時間が過ごせます。

展覧会「レトロ・モダン・おしゃれ 杉浦非水の世界」

開催中の展覧会は、日本のグラフィックデザインの先駆者・杉浦非水(1876-1965)を特集したもの。ポスターや書籍、雑誌のデザインなど、数多くの作品を展示し、非水の魅力に迫るものです。

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彼の旅行鞄や滞欧日記、非水のポスターを想起させるレセプション・ドレスなども展示し、彼の生きた時代を多面的に紹介しています。

  • 開催日:2023年10月27日(金)~2024年02月25日(日)
  • 入館料:【一般】1,300円(10名様以上1,100円)【小・中・高生】500円 ※小学生未満無料

ヤマザキマザック美術館 基本情報

  • 住所:名古屋市東区葵1丁目19-30
  • アクセス:地下鉄東山線「新栄町」駅 1番出口直結
  • 営業時間:10:00~17:30(入館は17:00まで) ※土日は17:00まで
  • 休館日:月曜日(祝日の場合はその翌平日)、年末年始、展示替期間

豊田市美術館(豊田市)

建物自体が作品のような美術館

豊田市の市街地を一望できる場所に立地する豊田市美術館。谷口吉生氏によるデザインの建物は日常との距離をとるため入り口にあえて湾曲したアプローチが設置されており、一歩一歩進むごとに建物が見えてくるという素敵な仕掛けが。

乳白色のガラスから差し込む柔らかな光で、明るく照らされる館内は、それぞれの展示コーナーに異なる材質が使われており、作品を引き立てる工夫がなされています。

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敷地内にあるレストランでは、美しい風景を眺めながら作品にちなんだ料理が食べられ、茶室では、季節の和菓子と抹茶を楽しむことができますよ。

企画展「帝国ホテル二代目本館100周年 フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」

ユニークな企画展も魅力な豊田市美術館。現在開催中のイベントは、アメリカ近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト(1867-1959)を特集したもの。

彼が手がけ、ひとつの結節点となった「帝国ホテル」を基軸に、世界を横断し先駆的なカツ有働を行ったライトの姿にせまります。グローバルな視野で21世紀にも通ずる問題を提起する彼の展示をぜひ楽しんでみてください。

  • 開催日:2023年10月21日(土)~12月24日(日) 前期11月19日(日)まで/後期11月21日(火)から
  • 料金:一般1400円、高校・大学生1000円、中学生以下無料

豊田市美術館 基本情報

  • 住所: 豊田市小坂本町8丁目5-1
  • アクセス:名鉄「豊田市」駅下車の場合は徒歩約15分
  • 営業時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
  • 定休日:月曜日(祝日除く)、展示替え期間、年末年始
  • 観覧料:一般1000円、高校・大学生800円、中学生以下無料

メナード美術館(小牧市)

豊かな自然の中で芸術に出会える美術館

メナード美術館は、化粧品メーカー「メナード」の創業者である野々川大介・美寿子夫妻が収集した美術作品を展示している美術館です。

小牧城を東に15分ほど移動したところにあり、豊かな自然と落ち着いた雰囲気の中で、日常をはなれてゆっくりと芸術鑑賞ができます。美術に詳しくない方でも、休日のひとときを過ごすのにおすすめです。

コレクション名作展2023

開催中の展覧会「コレクション名作展2023」は、メナード美術館所蔵作品から代表的なコレクションを選んで展示するもの。西洋絵画、日本画、日本洋画から彫刻、工芸までおよそ80点が出品されます。

セザンヌやモネ、ゴッホなどの19世紀フランス絵画もみどころです。

  • 開催日:2023年10月6日(金)~12月24日(日)※ 一部展示替えあり(前期:~11月12日(日)/後期:11/14(火)~)
  • 料金:一般900円 高大生600円 小中生300円

メナード美術館 基本情報

  • 住所:愛知県小牧市小牧五丁目250番地
  • アクセス:名鉄バス「メナード美術館前」すぐ
  • 営業日:10:00~17:00(最終入館は16:30まで)
  • 定休日:月曜日(祝休日の場合は直後の平日)、展示替等による臨時休館、年末年始
  • 料金:一般900円 高大生600円 小中生300円

名都美術館(長久手市)

近現代の日本画を多数収蔵する美術館

リニモ「杁ヶ池公園」からすぐに位置する名都美術館は、横山大観、川合玉堂など、主に近現代の日本画が充実している美術館です。

常設展示はなく、季節やテーマに合わせた所蔵品展や企画展・特別展を開催。ワークショップや美術講座なども行われます。

特別展「生誕150年記念 川合玉堂―心に響く ノスタルジックワールド―」

開催中の特別展では、愛知に生まれて円山四条派や狩野派の技法を学び、伝統的な墨の表現を近代日本画によみがえらせた河合玉堂の生誕150周年を記念した展覧会が開催中。

古き良き日本の風景や、人々の暮らしを作品から読み取ります。

  • 開催日:2023年10月13日(金)~12月10日(日) (前期11月12日(日)まで 後期:11月14日(火)から ※ 前後期で全ての作品が入れ替わります)
  • 料金:一般1100円、大・高生800円、中学生以下無料

名都美術館 基本情報

  • 住所:長久手市杁ケ池301
  • アクセス:リニモ「杁ヶ池公園」駅から徒歩約5分
  • 営業時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日:月曜日
  • 料金:一般600円 大学生300円 中高生150円

一宮市三岸節子記念美術館(一宮市)

日本を代表する女性洋画家の美術館

一宮市出身の洋画家、三岸節子をたたえ、作品を収集・展示した美術館です。三岸節子の生家跡に建てられた美術館は、敷地内にあった織物工場を思わせる「のこぎり屋根」や、ヴェネチアをイメージした水路など、彼女にゆかりのあるデザインになっています。

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自ら「花の画家」と称した彼女が生涯にわたって描いた作品の数々が常設展示されているほか、さまざまな作家の企画展も人気を集めています。

館内にはこじんまりとした喫茶室があり、挽きたてのコーヒーと地元産のお菓子が楽しめますよ。

一宮市三岸節子記念美術館 基本情報

  • 住所:一宮市小信中島郷南3147-1
  • アクセス:JR「尾張一宮」駅➙名鉄バス「起(おこし)行」➙「起工高・三岸美術館前」から徒歩約1分
  • 営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日:月曜日、祝日の翌日(土・日曜の場合開館)
  • 料金:一般320円、高大生210円、中学生以下無料

岡崎市美術博物館(岡崎市)

エントランスのアトリウムが美しい自然に溶け込んだ美術館

岡崎中央総合公園内にある岡崎市美術博物館は、環境や風景に配慮したデザインで知られる栗生明氏の設計により、地形を活かして建てられた美しい美術館です。

心がテーマの「マインドスケープ」美術館として、西洋のバロック絵画から現代美術まで「心」を伝える作品が展示されているほか、徳川家康にまつわる資料や、当時のやきものや絵画などが収蔵されています。

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隣接するカフェレストランでは、見晴らしの良いテラス席に座り、岡崎市内を一望しながら食事を楽しむことができます。

展覧会「写真展「138億光年 宇宙の旅 ―驚異の美しさで迫る宇宙観測のフロンティア―」」

近日開催の展覧会では、NASAの画像を中心に、観測衛星や惑星探査機、宇宙望遠鏡などがとらえた美しい天体写真が展示されます。太陽系から銀河系内の星雲や星団など、科学でありアートでもある画像に魅了されてみては?

  • 開催日:2023年11月19日(日)~2024年1月8日(月・祝)
  • 料金:一般1000円、小中学生500円 未就学児無料

岡崎市美術博物館 基本情報

  • 住所:岡崎市高隆寺町字峠1番地
  • アクセス:名鉄「東岡崎」駅からバス「中央総合公園行」乗車、「美術博物館」下車徒歩5分
  • 営業時間:10:00~17:00(最終入場は16:30)
  • 定休日:月曜日(祝日の場合翌平日)、年末年始
  • 料金:展覧会により異なる

おかざき世界子ども美術博物館(岡崎市)

子どものための体験型アートミュージアム

世界で初めての本格的な子どもの美術館、おかざき世界子ども美術博物館

「THINK(考える)」、「SEE(見る)」、「DO(作る)」の3つをテーマに、世界の名だたるアーティストが10代の頃に手がけた作品が展示されているほか、国内外の絵本や美術書に触れられます。

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美術館に併設された「親子造形センター」では、絵画、工作、粘土、EB(EB硬化)と4つの教室があり、それぞれの作品作りが体験できます。

子どものための美術館ですが、展示作品も体験プログラムも充実しており、大人も十分楽しめる人気スポットになっています。

おかざき世界子ども美術博物館 基本情報

  • 住所:岡崎市岡町鳥居戸1-1
  • アクセス:名鉄「美合駅」から徒歩30分
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:月曜日、祝日の翌日、年末年始、展示替え日
  • 料金:【展覧会】企画展により異なる【教室】100円~1000円

三河工芸ガラス美術館(西尾市)

巨大万華鏡の中で写真撮影できる体験型ミュージアム

巨大万華鏡「スフィア」の中で写真が撮れることからSNSで話題になり、フォトジェニックな美術館として注目されています。

音と光による仕掛けが施されたガラス作品は、それぞれ幻想的な美しさが楽しめ、鏡張りの「彫刻鏡の部屋」では、合わせ鏡で無限に広がる不思議な世界を体験できます。

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1階の体験教室で行われるステンドグラスでガラスアートを作るワークショップや、ガラス製のアクセサリーが購入できるミュージアムショップも人気です。

三河工芸ガラス美術館 基本情報

  • 住所:西尾市富山町東郷5
  • アクセス:名鉄バス 下矢田経由刈宿行「上矢田北」下車徒歩5分
  • 営業時間:10:00~17:00
  • 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、第一火曜日
  • 料金:一般1000円、小人(小学生)600円、幼児(3歳以上)400円

高浜市やきものの里かわら美術館・図書館(高浜市)

かわらを中心に様々な展覧会やイベントが行われる文化施設

瓦の生産量で日本一を誇る「三州瓦」の中心産地、高浜市にある美術館・図書館です。

瓦を運搬する「千石舟」をモチーフにした外観デザインの美術館には、三州瓦のコレクションから世界の瓦まで幅広く展示されています。

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多様なワークショップやマルシェなどのイベントも幅広く開催。併設する森前公園ではフレンチを提供するレストランや、海の生き物が隠れる瓦のレリーフなどもあります。

企画展「浮世絵師・歌川一門の判じ物~江戸時代の謎々絵解き~」

開催中の展覧会は、江戸の浮世絵師たちの遊び心満載な「判じ絵」(同音異義語を利用し、絵が表す音を当てる遊び)に挑戦できるもの。

江戸から明治にかけて活躍した浮世絵師の一派・歌川一門の絵師たちが、技巧を凝らした難問・奇問を出題します。ぜひ遊びに行ってみてください。

  • 開催日:2023年11月11日(土)~2024年2月4日(日)
  • 観覧料:500円 中学生以下無料

高浜市やきものの里かわら美術館・図書館 基本情報

  • 住所:高浜市青木町九丁目6-18
  • アクセス:名鉄三河線「高浜港」駅下車、徒歩約10分
  • 営業時間:10:00~17:00(観覧券の販売は16:30まで)※ 図書利用は10:00~18:00
  • 定休日:月曜日、火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
  • 料金:【常設展示】 無料【特別展・企画展・館蔵品展】展覧会により異なる※ 中学生以下は無料

刈谷市美術館(刈谷市)

茶室で呈茶も楽しめる美術館

刈谷市美術館は、公立の美術館として愛知県全域をはじめ地元アーティストの作品を中心に、絵画や彫刻といったさまざまな作品が収蔵しています。

常設展示は、テーマに沿って年に数回の展示替えが行われ、国内外の絵本やグラフィックデザイン、アニメーションをテーマにした、ユニークな企画展も開催されています。

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敷地内に建てられた茶室では、一服300円で呈茶サービスが受けられるので、芸術鑑賞のお供に抹茶と和菓子を楽しんではいかがでしょうか。

コレクション展「Homes -暮らしの情景-」

開催中の展覧会は、稲狩りなどの作品を通じて人の気配や温もりが感じられるHomes-暮らしの情景ー

慌ただしい毎日を生きるなかで、家族や故郷に思いを巡らせることは少ないかもしれません。この展覧会では日本画と洋画、水彩画を織り交ぜた12人の画家の作品を見ることで、見る人それぞれが「Home」を思い起こすきっかけを与えてくれますよ。

  • 開催日:2023年11月11日(土)~2024年1月14日(日)
  • 料金:無料

刈谷市美術館 基本情報

  • 住所:刈谷市住吉町4丁目 5番地
  • アクセス:JR東海道本線・名鉄三河線「刈谷」駅南口より徒歩約10分
  • 営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日:月曜日、祝日の翌日
  • 料金:【企画展】展覧会により異なる【コレクション展】無料

碧南市藤井達吉現代美術館(碧南市)

歴史的まちなみに溶け込んだ現代建築

藤井達吉は、日本画、油彩画、陶芸、木工と、作品が多くの分野に及び、日本近代工芸のパイオニアとして知られる愛知を代表する芸術家。

2023年5月にリニューアルオープンした藤井達吉現代美術館は、子どもから大人まで参加できるワークショップや企画展も開催され、地域に寄り添った美術館です。藤井の作品だけでなく、碧南の歴史に関わる史料や文化財などが常設展示されています。

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外観は透明感あるガラスと墨色タイル張りで、歴史的なまちなみに調和した現代建築となっています。

企画展 「須田国太郎の芸術-三つのまなざし 絵画・スペイン・能狂言-」

現在開催中のイベントです。「東西の絵画の綜合」という壮大なテーマを掲げた洋画家・須田国太郎の生涯や作品を、4つのチャプターに分けて展示・紹介しています。

日本独自の油彩画の在り方を追求し、近代絵画史に大きな足跡をのこした須田国太郎の世界をぜひ見てみてください。

  • 開催日:2023年10月28日(土)~12月17日(日)
  • 料金【一般】900円 【高・大学生】600円【小・中学生】400円 (20名以上は団体料金あり)※ 11月24日(金)はあいちウィーク期間中の「県民の日学校ホリデー」のため、観覧無料

碧南市藤井達吉現代美術館 基本情報

  • 住所: 碧南市音羽町1丁目1
  • アクセス:名鉄三河線「碧南」駅より徒歩6分
  • 営業時間:10:00~18:00 ※特別展入場は17:30まで
  • 定休日:月曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始
  • 料金:【常設展】無料【企画展】展覧会により異なる

愛知県陶磁美術館(瀬戸市)

土に出会う、やきものの美術館

古代から現代までのやきものや、世界の名品およそ600点が常設展示されており、時代や地域ごとの魅力的なやきものが鑑賞できます。

予約がいらないため気軽に陶芸が楽しめるロクロを使った作陶や絵付け体験のほか、地元のアーティストや学芸員を講師に開催されるワークショップも人気があります。

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館内の図書室では、陶磁器に関わるさまざまな蔵書が閲覧でき、陶磁器の歴史や種類が学べます。

2023年6月19日から2025年3月31日まで、改修工事のため休館しています。

愛知県陶磁美術館 基本情報

  • 住所: 瀬戸市南山口町234
  • アクセス:リニモ「陶磁資料館南」駅下車徒歩10分
  • 営業時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)
  • 定休日:月曜、年末年始
  • 料金:【常設展】一般400円、高大生300円、中学生以下無料

愛知の美術館で芸術に親しむ休日を

愛知県内の美術館では、地元のアーティストから世界的に有名な芸術家の作品まで、さまざまなアートが楽しめます。

茶室や、カフェ、レストランを併設している美術館も多く、作品を楽しみながら美術館グルメを味わえば、より充実した時間が過ごせそうです。

地元の方も、旅行・観光で訪れた方も、日頃の忙しさを忘れ、静かな美術館で芸術に親しんでみてはいかがでしょうか。