国内有数の芸術大学「愛知県立芸術大学」を有し、古くから多くの芸術家を排出している愛知県には、個性的な美術館が多くあります。

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日常の喧騒から離れ、静かに作品と向き合う貴重な時間が過ごせる美術館。好きな作品を見つければ、自分の中の意外な感性に出会って驚くことも・・

この記事では、愛知県内でアート作品が楽しめる美術館を16か所厳選。開催中・近日開催の注目の展覧会・企画展情報もあわせて紹介します。

愛知の美術館で素敵な作品に触れ、ぜひ有意義な時間を過ごしてください。

目次

名古屋市美術館(名古屋市中区)

建築家・黒川紀章の代表作として名高い美術館

まずは名古屋エリアの美術館をご紹介。名古屋出身の建築家・黒川紀章氏により設計された名古屋市美術館は「歴史と未来」をテーマに、西欧の建築様式と日本の伝統技法が取り入れられたデザインになっています。 

館内には郷土出身の作家の作品を中心に、「エコール・ド・パリ」、「メキシコ・ルネサンス」、「現代美術」、「郷土の美術」の4つの収集方針に基づいて集められた作品が、およそ5,000点収蔵されています。

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ミュージアムショップでは、有名作品のポストカードや書籍、名画をモチーフにしたユニークな雑貨などが販売されています。他では買えない珍しいアイテムを探してみましょう。

特別展 𠮷本作次 絵画の道行き 

開催予定の展覧会は、「特別展 𠮷本作次 絵画の道行き」。1980年代に名古屋でデビューした𠮷本作次は、当時の国際的な動向「ニュー・ペインティング」の流れにのった大画面の具象絵画作品で注目を浴びた画家です。

本展覧会では絵画やドローイングあわせた約200点の作品を通して、1980年代以降の日本の現代美術の展開を知るうえで欠かせない画家の道行きにふれることができます。

  • 開催期間:2024年4月6日(土)~6月9日(日)
  • 観覧料:一般1500円、大学・高校生900円 ※中学生以下無料

名古屋市美術館 基本情報

  • 住所:名古屋市中区栄二丁目17番25号(芸術と科学の杜・白川公園内)
  • 開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)毎週金曜日は~20:00まで(入場は19:30まで、祝日の場合は除く)
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)、年末年始、臨時休館あり
  • 入場料:[常設展]一般 300円、大・高生 200円、中学生以下無料

松坂屋美術館(名古屋市中区)

ショッピングのついでに立ち寄れる美術館

松坂屋名古屋店の館内に位置し、買い物ついでに気軽に立ち寄ることができる松坂屋美術館。所蔵品は持たず、年間を通して国内外の絵画、工芸、アニメーションなど幅広い展覧会を実施しています。

松坂屋美術館 基本情報

  • 住所:名古屋市東区葵1丁目19-30
  • アクセス:市営地下鉄栄駅より徒歩5分
  • 休館日:松坂屋休業日
  • 料金:企画展により異なる

徳川美術館(名古屋市東区)

日本最大規模の大名伝来家宝所蔵

徳川美術館には、徳川家康公の遺品を中心にした「大名道具」がおよそ1万点収蔵され、国宝や重要文化財にあたる名品の数々が集められています。

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昭和10年に完成した本館は国の有形文化財に登録されており、1年を通してさまざまなテーマの特別展や企画展示が行われています。

名古屋城をモチーフにして建てられた新館は、きらびやかな二の丸御殿を部分的に再現した空間を筆頭に、大奥で使用された名品が見られる華やかな展示室など見どころが満載です。

特別展「尾張徳川家の雛まつり」

現在開催中のイベントは、ひな祭りにちなんだ特別展「尾張徳川家の雛まつり」。

江戸自体の姫君が所持していた気品あふれる有職雛や雛道具など、江戸時代から近代にいたるまで尾張徳川家に伝わる雛飾りを展示します。

歴史の重みを感じさせる、華やぎに満ちた雛人形・雛道具の数々をぜひ楽しんでみてください。

【2024年】愛知のひな祭り特集!ひなめぐりや展覧会などイベントを一挙紹介

3月といえば、ひな祭りの季節。 今回は、愛知で行われるひな祭りのイベントや展覧会をご紹介します。ひな祭りの季節になると、各地で様々な時代のお雛様がまちを彩る展…

  • 開催日:2024年2月3日(土) ~2024年4月3日(水)
  • 料金:【一般】1600円【高校・大学生】800円【小中生】500円

徳川美術館 基本情報

  • 住所:名古屋市東区徳川町1017
  • 開館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)、年末年始、臨時休館あり
  • 入場料:一般1,400円、大・高生 700円、中学生以下 500円

愛知県美術館(名古屋市東区)

20世紀を中心に国内外の幅広いコレクションを所蔵

オアシス21に隣接する愛知芸術文化センターの10階にある美術館。ゴーギャンやピカソ、マティスなどモダニズム作家の作品のコレクションに加え、日本における近代洋画の先駆者である黒田清輝や高橋由一なども所蔵しています。

コレクション展「コレクションズ・ラリー」

直近で開催される企画展は、愛知県美術館と愛知県陶磁美術館の共同企画です。

両美術館合わせて17000件以上にものぼるコレクションの中から、4人の学芸員がそれぞれの視点からテーマだてて作品を紹介する、オムニバス形式の展覧会となっています。

現在休館中の愛知県陶磁美術館の展示が見られる貴重な機会です。2館のコレクションがテーマを通じて出会い、共鳴するさまをぜひご覧になってください。

  • 開催日:2024年1月16日(火)~4月14日(日)
  • 料金:【一般】500円【高校・大学生】300円 中学生以下無料

愛知県美術館 基本情報

  • 住所:名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階
  • アクセス:地下鉄名城線「栄」駅より徒歩3分
  • 開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで) ※ 入館は閉館時間30分前まで
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)、年末年始、臨時休館あり
  • 入場料:【企画展】展覧会により異なる【コレクション展】一般500円 高大生300円 中学生以下無料

ヤマザキマザック美術館(名古屋市東区)

内装にもこだわったロココ芸術絵画が豊富な美術館

ロココからエコール・ド・パリまで、18世紀から20世紀にかけてフランスで活躍した作家の絵画を中心に所蔵している美術館。当時のガラス作品や、フランスから移築されたアール・ヌーヴォー建築の食堂なども再現展示されています。

展示室は天井が高く、作品同士も余裕を持って展示されているので、一つずつの作品を落ち着いて鑑賞することが可能です。

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展示室内の作品の撮影(個人使用に限る)ができたり、常設展でも無料の音声ガイドサービスがあるのが嬉しいポイント!

館内には、本格的なフレンチやイタリアンが楽しめるレストランや、気軽に立ち寄れるカフェ、ワインバーがあり、芸術にふれながらゆっくりとした時間が過ごせます。

展覧会「春の所蔵品展」

開催予定の展覧会は、「春の所蔵品展」。ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、シャルダンらロココ美術の巨匠たち、そして、クールベ、モネ、モディリアーニ、ピカソ、シャガールと、フランスの各時代を代表する画家の作品を年代順にめぐることができます。

フランス美術300年の歴史を、絵画や工芸作品を見ながら感じてみてください。

  • 開催期間:2024年03月01日(金)~2024年04月21日(日)
  • 入館料:【一般】1,000円(10名様以上800円)【小・中・高生】500円 ※小学生未満無料

ヤマザキマザック美術館 基本情報

  • 住所:名古屋市東区葵1丁目19-30
  • アクセス:地下鉄東山線「新栄町」駅 1番出口直結
  • 営業時間:10:00~17:30(入館は17:00まで) ※土日は17:00まで
  • 休館日:月曜日(祝日の場合はその翌平日)、年末年始、展示替期間

豊田市美術館(豊田市)

建物自体が作品のような美術館

豊田市の市街地を一望できる場所に立地する豊田市美術館。谷口吉生氏によるデザインの建物は日常との距離をとるため入り口にあえて湾曲したアプローチが設置されており、一歩一歩進むごとに建物が見えてくるという素敵な仕掛けが。

乳白色のガラスから差し込む柔らかな光で、明るく照らされる館内は、それぞれの展示コーナーに異なる材質が使われており、作品を引き立てる工夫がなされています。

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敷地内にあるレストランでは、美しい風景を眺めながら作品にちなんだ料理が食べられ、茶室では、季節の和菓子と抹茶を楽しむことができますよ。

展覧会「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」

ユニークな企画展も魅力な豊田市美術館。近日開催のイベントは、絵画や彫刻に加えて動物のはく製、植物の標本など世界中から珍しいものが集められた「ヴンダーカンマー(驚異の部屋)」がテーマとなったもの。

15世紀のヨーロッパで始まったこの部屋は博物館や美術館の原型とも言われており、異文化に対する好奇のまなざしが反映されたものでもあります。グローバル化が進む現代で、多文化や伝統といったものに向き合うきっかけを与えてくれる展覧会となっています。

  • 開催期間:2024年1月20日〜2024年5月6日
  • 料金:一般1,500円、高校・大学生1000円、中学生以下無料

豊田市美術館 基本情報

  • 住所: 豊田市小坂本町8丁目5-1
  • アクセス:名鉄「豊田市」駅下車の場合は徒歩約15分
  • 営業時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
  • 定休日:月曜日(祝日除く)、展示替え期間、年末年始
  • 観覧料:一般1000円、高校・大学生800円、中学生以下無料

メナード美術館(小牧市)

豊かな自然の中で芸術に出会える美術館

メナード美術館は、化粧品メーカー「メナード」の創業者である野々川大介・美寿子夫妻が収集した美術作品を展示している美術館です。

小牧城を東に15分ほど移動したところにあり、豊かな自然と落ち着いた雰囲気の中で、日常をはなれてゆっくりと芸術鑑賞ができます。美術に詳しくない方でも、休日のひとときを過ごすのにおすすめです。

展覧会「歳時記 花ひらく春」

開催中の展覧会「歳時記 花ひらく春」は、季節の年中行事や自然を記した書物「歳時記」にちなんだもの。古くから人々は四季に親しみ、四季折々の自然を暮らしの中にえがき、室内を装ってきました。

「歳時記」と題した本展では、年間で季節に合わせた3回の展覧会を開催。「花ひらく春」では日本画を中心とした作品で新春から春の終わりまでを感じることができます。

歳時記をめくるようにメナード美術館の春を楽しんでみては。

  • 開催日:2024年1月6日(土)~3月31日(日)
  • 料金:一般900円 高大生600円 小中生300円

メナード美術館 基本情報

  • 住所:愛知県小牧市小牧五丁目250番地
  • アクセス:名鉄バス「メナード美術館前」すぐ
  • 営業日:10:00~17:00(最終入館は16:30まで)
  • 定休日:月曜日(祝休日の場合は直後の平日)、展示替等による臨時休館、年末年始
  • 料金:一般900円 高大生600円 小中生300円

名都美術館(長久手市)

近現代の日本画を多数収蔵する美術館

リニモ「杁ヶ池公園」からすぐに位置する名都美術館は、横山大観、川合玉堂など、主に近現代の日本画が充実している美術館です。

常設展示はなく、季節やテーマに合わせた所蔵品展や企画展・特別展を開催。ワークショップや美術講座なども行われます。

特別展「福田豊四郎と堀文子 -描く歓び、生きる歓び-」

次回開催される企画展は、画家・福田豊四郎生誕120年、堀文子没後5年の節目に開催される企画「福田豊四郎と堀文子 -描く歓び、生きる歓び-」。

明治37(1904)年に生まれ、時代に迎合することなく日本画を追求し、進取の気性を取り入れたモダンな表現を創出した福田豊四郎。本展では、豊四郎と彼に大きな影響を受けた堀文子の名品を展示し、彼らの画業とその魅力をたどります。

  • 開催日:2024年4月5日(金)~ 2024年6月9日(日) ※前後期で作品が入れ替わります。
    【前期】4月5日(金)~5月6日(月・振休)
    【後期】5月8日(水)~6月9日(日)
  • 料金:一般1100円、大・高生800円、中学生以下無料

名都美術館 基本情報

  • 住所:長久手市杁ケ池301
  • アクセス:リニモ「杁ヶ池公園」駅から徒歩約5分
  • 営業時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日:月曜日
  • 料金:一般600円 大学生300円 中高生150円

一宮市三岸節子記念美術館(一宮市)

日本を代表する女性洋画家の美術館

一宮市出身の洋画家、三岸節子をたたえ、作品を収集・展示した美術館です。三岸節子の生家跡に建てられた美術館は、敷地内にあった織物工場を思わせる「のこぎり屋根」や、ヴェネチアをイメージした水路など、彼女にゆかりのあるデザインになっています。

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自ら「花の画家」と称した彼女が生涯にわたって描いた作品の数々が常設展示されているほか、さまざまな作家の企画展も人気を集めています。

館内にはこじんまりとした喫茶室があり、挽きたてのコーヒーと地元産のお菓子が楽しめますよ。

コレクション展「花より花らしく」

現在開催中の常設展は、コレクション展「花より花らしく」。

三岸節子の70年以上の画業の中で「花」をテーマにした作品はさまざまな変遷を遂げています。日常にあるものとして、そしてより重要なモチーフとして、最後には自身の心象を表す抽象画のようになりました。

長い画業の中で描き続けられた節子の「花」の変化を楽しんでみてください。

  • 会期:2024年1月11日(木)~4月14日(日)
  • 料金:一般320円・高大生210円・中学生以下無料

一宮市三岸節子記念美術館 基本情報

  • 住所:一宮市小信中島郷南3147-1
  • アクセス:JR「尾張一宮」駅➙名鉄バス「起(おこし)行」➙「起工高・三岸美術館前」から徒歩約1分
  • 営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日:月曜日、祝日の翌日(土・日曜の場合開館)
  • 料金:一般320円、高大生210円、中学生以下無料

岡崎市美術博物館(岡崎市)

エントランスのアトリウムが美しい自然に溶け込んだ美術館

岡崎中央総合公園内にある岡崎市美術博物館は、環境や風景に配慮したデザインで知られる栗生明氏の設計により、地形を活かして建てられた美しい美術館です。

心がテーマの「マインドスケープ」美術館として、西洋のバロック絵画から現代美術まで「心」を伝える作品が展示されているほか、徳川家康にまつわる資料や、当時のやきものや絵画などが収蔵されています。

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隣接するカフェレストランでは、見晴らしの良いテラス席に座り、岡崎市内を一望しながら食事を楽しむことができます。

展覧会  「ひらいて、むすんで」

開催予定の展覧会は、現代社会の様々な問題に切り込む気鋭のアーティスト作品を多数展示する「ひらいて、むすんで」。自分を語ることを、自身の断片を「むすぶ」と同時に自分を「ひらく」表現であると定義し、「むすぶ」「ひらく」の観点から22名の美術作家による作品を紹介します。

申し込み不要のワークショップも開催予定です。ぜひ自由な創造性を用いて、自身の世界を「ひらいて」みてください。

  • 開催日:2024年4月13日(土)~6月16日(日)
  • 料金:一般1000円、小中学生500円 未就学児無料

岡崎市美術博物館 基本情報

  • 住所:岡崎市高隆寺町字峠1番地
  • アクセス:名鉄「東岡崎」駅からバス「中央総合公園行」乗車、「美術博物館」下車徒歩5分
  • 営業時間:10:00~17:00(最終入場は16:30)
  • 定休日:月曜日(祝日の場合翌平日)、年末年始
  • 料金:展覧会により異なる

おかざき世界子ども美術博物館(岡崎市)

子どものための体験型アートミュージアム

世界で初めての本格的な子どもの美術館、おかざき世界子ども美術博物館

「THINK(考える)」、「SEE(見る)」、「DO(作る)」の3つをテーマに、世界の名だたるアーティストが10代の頃に手がけた作品が展示されているほか、国内外の絵本や美術書に触れられます。

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美術館に併設された「親子造形センター」では、絵画、工作、粘土、EB(EB硬化)と4つの教室があり、それぞれの作品作りが体験できます。

子どものための美術館ですが、展示作品も体験プログラムも充実しており、大人も十分楽しめる人気スポットになっています。

おかざき世界子ども美術博物館 基本情報

  • 住所:岡崎市岡町鳥居戸1-1
  • アクセス:名鉄「美合駅」から徒歩30分
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:月曜日、祝日の翌日、年末年始、展示替え日
  • 料金:【展覧会】企画展により異なる【教室】100円~1000円

三河工芸ガラス美術館(西尾市)

巨大万華鏡の中で写真撮影できる体験型ミュージアム

巨大万華鏡「スフィア」の中で写真が撮れることからSNSで話題になり、フォトジェニックな美術館として注目されています。

音と光による仕掛けが施されたガラス作品は、それぞれ幻想的な美しさが楽しめ、鏡張りの「彫刻鏡の部屋」では、合わせ鏡で無限に広がる不思議な世界を体験できます。

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1階の体験教室で行われるステンドグラスでガラスアートを作るワークショップや、ガラス製のアクセサリーが購入できるミュージアムショップも人気です。

三河工芸ガラス美術館 基本情報

  • 住所:西尾市富山町東郷5
  • アクセス:名鉄バス 下矢田経由刈宿行「上矢田北」下車徒歩5分
  • 営業時間:10:00~17:00
  • 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、第一火曜日
  • 料金:一般1000円、小人(小学生)600円、幼児(3歳以上)400円

高浜市やきものの里かわら美術館・図書館(高浜市)

かわらを中心に様々な展覧会やイベントが行われる文化施設

瓦の生産量で日本一を誇る「三州瓦」の中心産地、高浜市にある美術館・図書館です。

瓦を運搬する「千石舟」をモチーフにした外観デザインの美術館には、三州瓦のコレクションから世界の瓦まで幅広く展示されています。

ここにしかない「かわらポスト」
森前公園

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多様なワークショップやマルシェなどのイベントも幅広く開催。併設する森前公園ではフレンチを提供するレストランや、海の生き物が隠れる瓦のレリーフなどもあります。

高浜市やきものの里かわら美術館・図書館 基本情報

  • 住所:高浜市青木町九丁目6-18
  • アクセス:名鉄三河線「高浜港」駅下車、徒歩約10分
  • 営業時間:10:00~17:00(観覧券の販売は16:30まで)※ 図書利用は10:00~18:00
  • 定休日:月曜日、火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
  • 料金:【常設展示】 無料【特別展・企画展・館蔵品展】展覧会により異なる※ 中学生以下は無料

刈谷市美術館(刈谷市)

茶室で呈茶も楽しめる美術館

刈谷市美術館は、公立の美術館として愛知県全域をはじめ地元アーティストの作品を中心に、絵画や彫刻といったさまざまな作品が収蔵しています。

常設展示は、テーマに沿って年に数回の展示替えが行われ、国内外の絵本やグラフィックデザイン、アニメーションをテーマにした、ユニークな企画展も開催されています。

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敷地内に建てられた茶室では、一服300円で呈茶サービスが受けられるので、芸術鑑賞のお供に抹茶と和菓子を楽しんではいかがでしょうか。

刈谷市美術館 基本情報

  • 住所:刈谷市住吉町4丁目 5番地
  • アクセス:JR東海道本線・名鉄三河線「刈谷」駅南口より徒歩約10分
  • 営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日:月曜日、祝日の翌日
  • 料金:【企画展】展覧会により異なる【コレクション展】無料

碧南市藤井達吉現代美術館(碧南市)

歴史的まちなみに溶け込んだ現代建築

藤井達吉は、日本画、油彩画、陶芸、木工と、作品が多くの分野に及び、日本近代工芸のパイオニアとして知られる愛知を代表する芸術家。

2023年5月にリニューアルオープンした藤井達吉現代美術館は、子どもから大人まで参加できるワークショップや企画展も開催され、地域に寄り添った美術館です。藤井の作品だけでなく、碧南の歴史に関わる史料や文化財などが常設展示されています。

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外観は透明感あるガラスと墨色タイル張りで、歴史的なまちなみに調和した現代建築となっています。

企画展 「第7回碧南市民アンデパンダン展」

近日開催の企画展です。アンデパンダンとは、19世紀のフランスにおいて官選のサロンに対抗して新派の画家たちが創立した美術団体。転じて、自由・無審査出品の展覧会を意味するものとして現在でも用いられます。

7回目となる本展では、子どもから大人、性別や国籍、プロアマを問わず期間中に受け付けた作品を展示。自由な発想から生まれる様々な作品を見て楽しむことができます。

  • 開催日:2024年3月19日(火)~3月31日(日)
  • 開催時間:10:00~17:00 ※最終日は14:00まで
  • 料金:無料

碧南市藤井達吉現代美術館 基本情報

  • 住所: 碧南市音羽町1丁目1
  • アクセス:名鉄三河線「碧南」駅より徒歩6分
  • 営業時間:10:00~18:00 ※特別展入場は17:30まで
  • 定休日:月曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始
  • 料金:【常設展】無料【企画展】展覧会により異なる

愛知県陶磁美術館(瀬戸市)

土に出会う、やきものの美術館

古代から現代までのやきものや、世界の名品およそ600点が常設展示されており、時代や地域ごとの魅力的なやきものが鑑賞できます。

予約がいらないため気軽に陶芸が楽しめるロクロを使った作陶や絵付け体験のほか、地元のアーティストや学芸員を講師に開催されるワークショップも人気があります。

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館内の図書室では、陶磁器に関わるさまざまな蔵書が閲覧でき、陶磁器の歴史や種類が学べます。

2023年6月19日から2025年3月31日まで、改修工事のため休館しています。

愛知県陶磁美術館 基本情報

  • 住所: 瀬戸市南山口町234
  • アクセス:リニモ「陶磁資料館南」駅下車徒歩10分
  • 営業時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)
  • 定休日:月曜、年末年始
  • 料金:【常設展】一般400円、高大生300円、中学生以下無料

愛知の美術館で芸術に親しむ休日を

愛知県内の美術館では、地元のアーティストから世界的に有名な芸術家の作品まで、さまざまなアートが楽しめます。

茶室や、カフェ、レストランを併設している美術館も多く、作品を楽しみながら美術館グルメを味わえば、より充実した時間が過ごせそうです。

地元の方も、旅行・観光で訪れた方も、日頃の忙しさを忘れ、静かな美術館で芸術に親しんでみてはいかがでしょうか。