
愛知のお土産といえば何が思い浮かびますか?手羽先、ういろう、小倉トースト、きしめんなど…名古屋だけでも多くのご当地グルメがあり、迷ってしまいますよね。
愛知のお土産は名物料理だけでなく、地域の食材を使ったり、伝統がそのまま残されているお菓子でも多くのファンを魅了しています。
この記事では、おみやげに使える愛知のお菓子の中から、特におすすめの商品をピックアップしてご紹介します。一つひとつに詰まった愛知の伝統やこだわりを感じながら、どれを選ぶか迷う楽しさを感じられるはず。愛知県に旅行に来た方、愛知から帰省する方はぜひ参考にしてください!
目次
【青柳総本家】青柳ういろう ひとくち

名古屋の象徴的なご当地名物であるういろう。お土産としても昔から根強い人気を誇っています。もともとういろうは寛永年間(1642年~)ごろから存在していたといわれており、鉄道の開設をきっかけに名古屋名物として広まりました。
老舗である青柳総本家が昭和6(1931)年から名古屋駅構内などで立売を開始し、昭和39(1964)年の東海道新幹線開通時に全列社内にて販売を開始したことで、全国に定着したということです。
青柳総本家が明治12(1879)年の創業から140年以上作り続けている「青柳ういろう」はもっちりとしたやさしい食感と甘みが特徴。「青柳ういろう ひとくち」はしろ・くろ(黒糖)・抹茶・上がり(こしあん)・さくらの5種類がラインナップされており、食べやすいサイズと見た目の可愛さで人気です。
賞味期限も製造日から20日程度と長く、お土産におすすめです。
- 価格:10個入り 1,080円(キヨスクでは5個袋入り 486円)
- 公式HP:https://www.aoyagiuirou.co.jp/
【東海寿】小倉トーストラングドシャ
名古屋名物として定番の小倉トーストがお洒落なラングドシャになったお菓子です。見た目も味も小倉トーストにそっくりなラングドシャは、その再現性の高さからなんどわずか10年で累計1億枚の販売を達成!
食パンそっくりの見た目だけでなく、中のチョコも小倉あん風味になっていたり、焼き目でパンの耳を表現するなどこだわりを感じます。名古屋名物金しゃちをあしらったパッケージも高級感があり、お土産にぴったりです!
- 価格:10個入り 900円
- 公式HP:http://tokaikotobuki.jp/
【春華堂】八丁みそまん

八丁味噌は、愛知県岡崎市で作られる、愛知ならではの豆味噌です。最低1年間の熟成を経ている味噌は豆自体が持つ旨みとコク、独特の渋みが存分に感じられます。八丁味噌を使った「味噌饅頭」は、味噌の旨みとあんの甘さがマッチした人気のお土産。
春華堂の「八丁みそまん」は、老舗「カクキュー」の八丁赤みそを使用しており、もっちりした皮と塩味のきいた八丁味噌の風味が絶妙です。あんこは北海道産小麦を使用した自家製こし餡で、上品な甘みを感じられます。
調査員F
塩味のきいたみそはみたらしのようなコクがあり、飽きのこない甘さでした!

2023年8月現在、放映の歴史ドラマ「どうする家康」をモチーフにした限定パッケージ「八丁みそまん らぶいで候 2個入」も販売されています。ヒゲが「八丁」になっている、みそまんを家康公風にデザインしたオリジナルキャラクターがゆる可愛く、プレゼントにも喜ばれること間違いなし!
- 価格:10個入り 1,512円
らぶいで候 2個入 280円 - 公式HP:https://www.motonao.jp/
【備前屋】八丁すいーとぽてと

こちらは、岡崎市の老舗お菓子やさんである備前屋が、同郷である「カクキュー」の八丁味噌を使用して作ったボリューミーなスイートポテトです。スイートポテトに味噌を使うという発想に驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。さつまいもには徳島県産のなると金時芋を使用しており、味噌のコクのある甘辛さによって芋の自然な甘みが引き立ちます。
調査員O
ほっくりとした芋に甘辛いみそがアクセントになって◎です。
個包装になっており、用途に合わせて単品でも、ギフトボックスでも購入できるためお土産に最適。
岡崎市の老舗による伝統のコラボレーションをぜひお楽しみください!
- 価格:4個入り 864円
1個 183円 - 公式HP:https://bizenya.co.jp/products/hatcho-sweetpotato
【コーミ】元祖味仙本店監修 台湾ラーメン

名古屋の定番ご当地グルメのひとつ、台湾ラーメン。特に元祖・「味仙」の台湾ラーメンは、名古屋に来たら一度は食べたいグルメではないでしょうか。
名古屋駅構内のグランドキヨスクでは、「元祖味仙本店監修 台湾ラーメン」(1,080円、2食入り)が購入できます!
おうちで簡単に元祖・味仙の台湾ラーメンが味わえるインスタント麺です。
調査員F
インパクトあるパッケージで、帰省や遠出の際のお土産にもぴったりです。
調査員が実際に作ってみた!

乾麺、台湾ミンチがたっぷり入ったスープ、かやく(ニラ)が入っています。3分半ほど麺をゆで、別鍋で沸かしたお湯にスープを混ぜてかやくをプラスするだけで完成!
調査員F
思っていたよりしっかりしたボリューム!味も台湾ラーメンにふさわしい旨辛で、思わずスープも飲み干してしまいました!
これだけでも十分満足できますが、より楽しみたい方は生のニラやミンチを追加してもいいかもしれませんね!
- 価格:2食入 1,080円(税込)
- 販売場所:グランドキヨスク名古屋
名古屋市中村区名駅1丁目1-4 名古屋駅中央コンコース - 営業時間:6:15~22:00
【鶏三和】三和の純鶏名古屋コーチンたまごぷりん

鶏肉専門店の「鶏三和」は、明治33(1900)年の創業から、愛知名物「名古屋コーチン」を使った料理やスイーツを数多く生み出してきました。
よく身がしまっており、濃厚な旨みを感じられるのが特徴の名古屋コーチンですが、卵は1羽が1年間に産む数が約250個と希少です。そんな名古屋コーチンの卵を贅沢に100%使用した三和の純鶏名古屋コーチンたまごぷりんは、濃厚な味わいともっちりとした食感が絶妙。
「一度食べたら忘れられない」と、非常に人気のお土産となっています。
- 価格:1,296円
- 公式HP:https://www.3030.co.jp/
【敷島製パン株式会社(Pasco)】なごやん

名古屋の老舗パン屋、敷島製パンが作る「なごやん」はスーパーやコンビニでも売られており、お土産にはもちろん、地元の方のお茶の間のおともとしても親しまれてきました。まろやかで甘い黄身あんを国産カステラ生地で包んだ、ほっと安心する味わいのまんじゅうです。
2018年には誕生60周年を迎えたなごやん。ギフトキヨスク名古屋では、完全公開された名古屋城の本丸御殿と障壁画を組み合わせた記念パッケージも限定で販売されています。

また、2023年6月、新たに猫の肉球をモチーフにした新商品「なごにゃん」が発売されました。白猫をモチーフにしたかわいらしいデザインと、あんの中にホワイトチョコクリームが入っているのが特徴となっています。
調査員A
ホワイトチョコのコクが感じられて、コーヒーにもぴったりです!
伝統の継承と、さらなる進化を続けるなごやん。名古屋の手みやげに、いちど手に取ってみてはいかがでしょうか。
- なごやん 10個入り 925円
生なごやん 8個入り 1,030円
なごにゃん 4個入り 407円 - 公式HP:https://www.pascoshop.com/
【坂角総本舗】ゆかり


「ゆかり」はカルシウムたっぷりの、天然えびのせんべい。TV番組でも紹介される人気の品です。伝統的な二度焼き製法で濃厚なうまみと風味が引き立てられており、甘いものが苦手な方にもおすすめ。
調査員F
1枚に約7割の厳選した小えびを贅沢に使っており、コクをたっぷりと感じることができます。
県魚が車海老であるほど、海老漁が盛んな愛知県。かつて、漁師たちが浜辺で獲れたえびをすり身にして焼いていた「えびはんぺい」が尾張藩主・徳川光友公に献上され広まったものが「ゆかり」のもとだといわれています。明治22(1889)年には坂角総本舗が開業し、徐々に現在の「ゆかり」に改良していきました。
名前の由来は、「人と人とを結ぶご縁の品として、贈り物に使ってほしい」という思いから。お土産にぴったりの愛知名物です。
- 価格:12枚入り 1,080円
- 公式HP:https://www.bankaku.co.jp/shop/default.aspx
【山田餅本店】鬼まんじゅう
鬼まんじゅうは戦中、戦後の食糧難の時代に手に入りやすかったさつまいもと小麦粉を使って作られ、米代わりの主食として愛知で広まりました。愛知ではさつまいもがよくとれたのです。高度経済成長期には農家の間で腹持ちのいいおやつとして重宝されました。
調査員F
名前の由来は角切りにしたさつまいもがごつごつしていて鬼のツノや金棒に見えたからだそう。名古屋では、昔ながらの餅屋や和菓子屋には鬼まんじゅうがおいてあることがとても多いです。
山田餅本店は、創業80年を超える老舗の和菓子屋。主力のお餅は毎朝丁寧に職人がつきたてを手作業で丸めています。もっちりとして素朴な鬼まんじゅうは、ブルータスでも紹介された一品です。日帰りであれば、ご当地感あふれるお土産として持って帰るのもいいですね!
- 価格:1個 130円
- 公式HP:https://www.yamadamochihonten.co.jp/
情報は掲載時点の情報です。最新の情報は店舗へお尋ねください。
【ヤマサちくわ】ちくわあられ
ドライ製法でちくわの旨みを凝縮した、おつまみとして人気の「ちくわあられ」。スナック感覚で香ばしい食感のちくわが堪能でき、お酒のお供に、お茶漬けやおやつにも最適な新感覚の愛知土産です。
ヤマサちくわは、旬の魚介類の調達に事欠かない豊橋でちくわを作り続けてきた老舗メーカー。原料にこだわり、職人の技術が今も光り続けるちくわづくりで、豊橋名産として愛され続けてきた技術がお菓子づくりにも活きています。
- 価格:5袋入り 1,080円
- 公式HP:https://yamasa.chikuwa.co.jp/shopping/
【大口屋】あんぷさんきら
大口屋は、江南市に本店を持つ、1818年文政元年創業の老舗菓子処。看板商品の「あんぷさんきら(餡麩三喜羅)」は古くから尾張地方で食べられてきた「麩」を使ったまんじゅう。山帰来とよばれるつる性植物の葉の塩漬けに包まれているのが特徴で、葉の香りと塩味が程よいアクセントとなっています。
デパートにある支店では夕方には売り切れてしまうという人気ぶり。もちもちとした歯ごたえとくどくない甘さのこし餡が醸し出す上品な味わいで、愛知の食通を虜にするまんじゅうをお土産にしてみてはいかがでしょうか。
- 価格:6個入り 1,080円
- 公式HP:https://www.ooguchiya.co.jp/lineup/sankira/
【きよめ餅総本家】きよめ餅

熱田神宮に観光やお参りに行くなら、お土産は「きよめ餅」で決まり!もともと神宮参詣の休み処として茶屋が売り出したのがはじまり。参詣の人々はここでお茶をいただいて姿を正し、神前にぬかづくという伝統があったといいます。
きよめ餅は格調高い味わいからすぐに評判になり、現在ではお参りの定番土産となりました。小豆のこしあんをつるりと柔らかい羽二重餅で包んであり、ホッとする優しい甘さは参詣土産だけでなく贈答用にも人気です。
- 価格:5個入り 750円
- 公式HP:http://www.kiyome.net/
【備前屋】あわ雪
あわ雪は、新鮮な卵白に精糖を加えて、きめ細かく泡立てたあと、寒天で固めたお菓子です。キメ細かく淡泊な舌触りとやさしくまろやかで上品な味わいは、三河地方の代表的な銘菓となっています。
江戸時代に岡崎宿で名物として人気を集めた「あわ雪豆腐」をイメージして、創業天明2年の岡崎の老舗「備前屋」の三代目が開発したもので、明治元年から続いています。
明治から製法を変えずに伝えられてきた伝統的な味わいを、旅の思い出とともに持ち帰ってみてはいかがでしょうか。
- 価格:1本 594円
- 公式HP:https://bizenya.co.jp/
【御菓子司 若松園】ゆたかおこし
豊橋名物のゆたかおこしは、昭和3(1928)年の昭和天皇即位の際に献上菓子として誕生したもの。抹茶入りのこしあんをもち米からできた「おこし」でサンドした、無添加で素朴な味わいのお菓子です。
おこしというと、雷おこしのように固いイメージがあるかもしれませんが、ゆたかおこしはしっとりと柔らかく、口の中でとける上品な食感が楽しめます。豊橋市の「若松園本店」は嘉永年間創業の老舗で、無添加の和菓子、洋菓子を作り続けている人気のお店。
豊橋でしか買えないゆたかおこしですが、真空パックで売られているため日持ちの心配をせずにお土産にすることができますよ!
- 価格:1本 864円
- 公式HP:https://www.wakamatsuen.net/
愛知独自の文化が表れた個性あふれるお土産を持って帰ろう!
いかがでしたでしょうか。今回は、愛知で買えるおすすめのお土産を厳選してご紹介しました。愛知県で購入できるそれぞれのお菓子には、地域の歴史や文化、そして職人の手仕事によるこだわりが詰まっています。
旅行の際や、気軽なお土産として、この機会に愛知の美味しいお菓子を手にとって、その魅力を味わってみてはいかがでしょうか。ご当地の風味あふれるお菓子は、一度食べたら忘れられない思い出となること間違いなしです。