名古屋から少し離れると、緑あふれる新緑の絶景が広がる愛知県。

暑い時期には、涼を求めて滝巡りをするのはいかがでしょうか。心を癒やす音と清らかな水が流れる滝は、忙しい日常を忘れさせてくれる絶好のスポット。

今回は、愛知の大自然の中で滝めぐりが楽しめるスポットを11選ご紹介します!自然のパワーを感じて、心をリフレッシュしてみてください。

目次

くらがり渓谷 不動の滝(岡崎市)

喧騒のとどかない渓谷美を楽しむ

岡崎市、本宮山県立自然公園の中に広がる「くらがり渓谷」。豊かな自然と渓流にめぐまれ、岡崎でも屈指の避暑地として知られます。キャンプサイトやバーベキュー場が整備されておりアウトドアスポットとしても人気ですが、自然が織りなす「くらがり八景」も見どころ。

くらがり八景の第1景として現れるのが「不動の滝」。落差7mの直瀑で、第1駐車場からすぐ脇に見ることができるため、観光客からも人気です。滝壺越しに豪快に流れる滝に、目を奪われます。

ゆずミルク/1300円 ゆずシロップとクリームの相性がぴったり

近隣のカフェ「カフェ 柚子木」では柚子農家が作る絶品かき氷がいただけます。毎年行われる「おかざきかき氷街道」の対象店舗にもなっているので、スタンプラリーも楽しんでみてください。

Shop information

店名
カフェ 柚子木
住所
岡崎市石原町帝口38
営業時間
11:00~17:00
定休日
月・火曜日

情報は掲載時点の情報です。最新の情報は店舗へお尋ねください。

くらがり渓谷 基本情報

  • 住所:岡崎市石原町牧原日影2-2
  • アクセス:【車】東名高速道路「岡崎IC」から国道1号を東へ約30分
  • 駐車場:繁忙期に限り1回500円(公式サイト確認)※入場可能時間9:00~17:00まで
  • 営業時間:【日帰りバーベキュー場、くらがり山荘、くらがりキャンプセンター】9:00~17:00
  • 定休日:12月1日~2月末日 ※ コテージ、くらがり山荘、くらがりキャンプセンターは年末年始のみ

保殿の七滝(豊田市)

青モミジと滝の織りなす絶景

豊田市にある「保殿(ほどの)の七滝」。渓流の最下流一の滝から七の滝まで、およそ300mにわたって様々な落差の滝が見られます。

変化に富んだ滝の流れは折々の渓谷美を生み出し、うっそうと茂る青モミジとのコントラストが美しいです。秋口(11月中旬~12月上旬)には紅葉したモミジが息をのむような美しさに。秋にもいきたいスポットですね。

調査員F

駐車場は野原川沿い、一の滝付近にあります。詳細は下記のマップをご覧ください。

保殿の七滝 基本情報

  • 住所:豊田市野原町
  • アクセス:【車】猿投グリーンロード「力石IC」より国道153号線/国道420号線経由にて約35分
  • 駐車場:あり 無料

猿投七滝(豊田市)

窯業の名残をのこす七滝

「猿投の七滝」は矢作川支流・広沢川にかかる高さ3~7mの7つの滝の総称で、上流から「血洗いの滝」「二ツ釜滝」「白霧滝」「千鳥滝」「白菊滝」「乙女滝」「広沢大滝」となっています。

菊石・猿投七滝遊歩道沿いにかかっているため、川に沿って行けば上流まで見て回ることが可能。(約2kmほど)昭和初期、このあたりで盛んだった窯業に使用されていた水車の遺構なども見られるので、ぜひ歩いてみてください。

猿投七滝 基本情報

  • 住所:豊田市猿投町(猿投山内)
  • アクセス:【車】猿投グリーンロード「猿投IC」より北へ約30分
  • 駐車場:50台 無料

二畳ヶ滝(豊田市)

いくつもの伝承が残る瀑布

豊田市滝脇町にある高さ約30mの滝「二畳ヶ滝」は、古くから伝承が残る神聖な滝。岩盤が重なり、二層になって激流が落下することからその名がつけられました。

ここには大蛇が住むといわれる穴があり、目撃した人は熱病にうかされる、という言い伝えや滝壺には竜神が住み、滝にふれると祟りがある、という伝承などが残されています。

調査員F

大雨が降った後は激流の流れがさらに強まり、さらにいっそう素晴らしい眺めを見ることができますよ。

二畳ヶ滝 基本情報

  • 住所:豊田市滝脇町
  • アクセス:【車】伊勢湾岸自動車道「豊田東IC」より約20分
  • 駐車場:3~4台あり 無料

平原の滝(西尾市)

病気平癒のご利益があるパワースポット

西尾市にある「平原の滝」は、清和天皇の御世に慈覚大師によって開かれたといわれ、古来から健康増進や病気平癒にご利益があるとされる「薬師の滝」でもあります。

高さ5mの大滝と2mの小滝からなり、毎年7月の涼シーズンには厄男たちが滝に打たれる「平原の滝開き」が行われます。

調査員F

周辺には遊歩道や展望台(現在は立ち入り禁止)、無料休憩所などもあり、市民の憩いの場になっています。「平原の里キャンプ場」では無料でキャンプも楽しめますよ。

平原の滝 基本情報

  • 住所:西尾市平原町前山
  • アクセス:国道23号線「西尾東IC」より約10分
  • 駐車場:10台 無料

牛の滝(豊川市)

黄牛伝説で知られる三河の名勝地

「牛の滝」は高さ10m、幅2mあまりの雄滝と、高さ4m、幅4mの雌滝を合わせた滝の総称で、夏には涼を求める人たちがやってくる穴場スポット。滝つぼの近くはシダ類など多くの植物が生い茂る天然林となっており、とても涼しい場所となっています。

古くから三河の名勝のひとつとして知られており、黄牛伝説で昭和のころから有名な滝はドライブで訪れるのもぴったり。美しい自然景観と滝を楽しんでみてください。

牛の滝 基本情報

  • 住所:豊川市東上町滝ノ入82-34
  • アクセス:東名高速道路「豊川IC」より約25分
  • 駐車場:7台 無料

蔦の渕(東栄町)

竜神伝説が残る「奥三河のナイアガラ」

東栄町には、奥三河のナイアガラとの異名を持つ「蔦の渕」があります。大千瀬川にかかる幅約70m、落差約10mの滝には竜神伝説が伝えられ、滝壺は竜宮城につながっているといわれています。

展望台からは雄大な滝が上から拝め、何万年もの歳月を経てできた無数の「ポットホール」も見られます。「竜神の滝」を鳴らして、竜宮城に想いを馳せてみては。

調査員F

すぐそばには「とうえい温泉花まつりの湯」や、五平餅がいただける「シルバーかあちゃんの店」があります。奥三河の恵みもぜひ一緒に味わってみて下さい。

蔦の渕 基本情報

  • 場所:北設楽郡東栄町下田花田21
  • アクセス:三遠南信自動車道「鳳来峡IC」から車で約20分
  • 駐車場:あり

鳴沢の滝(新城市)

東海地方最大級の名瀑

新城市にある「鳴沢の滝」は、東海地方でも最大級の水量を誇る名瀑。当貝津川にかかる岩肌に沿って垂直に落下する落差15mの滝は、ごうごうと大きな音をたて幽玄な雰囲気を醸し出しています。

滝の下流で合流する支流に沿って釣り掘やバーベキュー施設が設置されており、歩みを進めていくと滝が見えてくるさまは言葉を失います。淵越しに見る荘厳な滝をぜひゆっくりと味わってみてください。

鳴沢の滝 基本情報

  • 住所:新城市作手守義字小滝80
  • アクセス:【車】新東名高速道路「新城IC」より約30分
  • 駐車場:あり 無料

蔦の滝(新城市)

県道沿いに表れる穴場の名所

新城市にある「蔦の滝」は、県道32号線の道路沿いからも見える落差7mの滝。東栄町の「蔦の渕」と似ていて混同しそうになりますが、こちらも水量が多く見応えがある、穴場の滝です。近くまで下りていくと、かなり迫力がありますよ。

蔦の滝 基本情報

  • 住所:新城市海老奴田畑25-1
  • アクセス:新東名高速道路「新城IC」より車で約17分
  • 駐車場:なし

百間滝(新城市)

強力な「気」を発するパワースポット

【最新情報】
7月28日(日)に百間滝来訪者がハチに刺される事案が発生したため、当面の間遊歩道への立ち入りが禁止となっています。
期間:令和6年7月29日(月曜日)から当面の間

日本最長の断層帯である中央構造線に沿って流れる新城市の「百間滝」。滝壺にはっきりとした断層を見ることができるこの場所にはとても強い「気」が集まるとされ、数年ほど前からパワースポットとして注目を集めています。

遊歩道を降りて行くと、間近におよそ落差43mの壮観無比な絶景が味わえます。治山工事のため道路が一部通行禁止になっています。詳しいアクセスはう回路案内図をご覧ください。

百間滝 基本情報

  • 住所:新城市七郷一色
  • アクセス:【車】新東名高速道路「新城IC」より約30分
  • 駐車場:なし

阿寺の七滝(新城市)

日本の滝100選に選ばれた名瀑

巣山高原から階段状に7つの滝が流れ落ちるようすから名付けられた「阿寺の七滝」は、日本の滝百選に選ばれた名瀑で、国の天然記念物にも指定されています。

陰陽師の安倍晴明が若年期に修業したといい、パワースポットにもなっています。荘厳な滝のパワーをぜひ感じてみてください。

阿寺の七滝 基本情報

  • 住所:新城市下吉田沢谷下25-3(駐車場付近住所)
  • アクセス:新東名高速道路「新城IC」より車で約25分
  • 駐車場:150台
  • 定休日:無休 売店は4~11月土日のみ営業

愛知の滝を見に行こう

いかがでしたでしょうか。今回は、避暑にぴったりの愛知の滝名所を11か所ご紹介しました。

忙しい日常から離れ、大自然の中で心と体をリフレッシュすることで、新たなエネルギーをチャージできます。ぜひ、次の休日には愛知の滝を訪れ、マイナスイオンを浴びながらその魅力を存分に味わってください