名古屋の秋の風物詩といえば「名古屋まつり」。毎年10月、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑が街を練り歩く郷土英傑行列を楽しみにしている方も多いですよね。

2026年の第72回はちょっと特別。アジアパラ競技大会と日程が重なるため、行列は実施されず、久屋大通公園を中心にした会場型のおまつりに生まれ変わります。この記事では、2026年の開催日や会場ごとの見どころ、無料開放される観光施設まで、出かける前に知っておきたい情報をまとめました。

目次

2026年の名古屋まつりは「行列なし」の特別開催

第72回名古屋まつりの一番大きな変化は、名古屋まつり行列が実施されないこと。郷土英傑行列をはじめ、山車揃、神楽揃、フラワーカーパレードなど、例年は名古屋駅から栄、矢場町にかけて行われる行列が今年はお休みです。

理由は、「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」の聖火リレーや開会式と日程が重なるため。安全上の観点から見送りが決まりました。あわせて三英傑役の一般公募と、オアシス21会場のイベントも実施されません。

とはいえ、行列の主役たちがいなくなるわけではありません。例年、行列で信長・秀吉・家康が乗っている三英傑フロートや、山車のからくり人形、フラワーカーが久屋大通公園に集合。普段は沿道から眺めるだけの山車や神楽を、間近でじっくり見られるチャンスでもあるんです。行列がないぶん大規模な交通規制もないので、車やバスでの移動がしやすいのも今年ならではのポイントですよ。

名古屋まつりとは

名古屋まつりは、昭和30年(1955年)から続く名古屋の秋を彩る最大のおまつり。戦後の復興期に、市民みんなで楽しめる一大イベントとして始まりました。

例年の目玉は、三英傑が約650人の武将や姫を従えて行進する郷土英傑行列。市指定文化財の山車揃や神楽揃、華やかなフラワーカーなども加わり、沿道は毎年たくさんの見物客でにぎわいます。行列以外にも、会場ごとのステージやグルメブース、市内観光施設の無料開放など、街全体でおまつり気分を味わえるのが名古屋まつりの魅力です。

第72回名古屋まつり 開催概要

2026年のメイン会場は久屋大通公園。エディオン久屋広場、エンゼル広場、愛の広場、サカエヒロバスの4エリアで、ステージやブース、今年限りの特別企画が行われます。名古屋城でも「名古屋城秋まつり」が開催中で、18日(日)には市内の観光施設が無料開放されます。

第72回名古屋まつり 詳細情報

  • 開催日:2026年10月17日(土)・18日(日)
  • 開催時間:17日(土)11:00~20:00、18日(日)10:00~20:00(久屋大通公園会場)
  • 場所:久屋大通公園(エディオン久屋広場・エンゼル広場・愛の広場・サカエヒロバス)、名古屋城ほか
  • アクセス:地下鉄東山線・名城線「栄」駅、名城線・桜通線「久屋大通」駅、名城線「矢場町」駅からすぐ(広場により最寄り駅が異なります)
  • 料金:入場無料(一部有料の催しあり)
  • 天候:雨天決行・荒天中止
  • 駐車場:専用駐車場なし(公共交通機関の利用がおすすめ)

※名古屋まつり行列(郷土英傑行列・山車揃・神楽揃・フラワーカーパレードなど)、三英傑大須の花道、オアシス21会場は、2026年は実施されません。

第72回名古屋まつりの見どころ

エディオン久屋広場|瀬戸朝香さん・尾上右近さんが登場するステージ

メインステージとなるエディオン久屋広場には、ゲストが続々登場します。17日(土)は第72回名古屋まつりアンバサダーの瀬戸朝香さんによるトークショー。同じく17日には、スペシャルサポーターの水森かおりさんが名古屋が舞台の新曲を披露し、名古屋観光文化交流特命大使の委嘱式も行われます。

18日(日)には、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で足利義昭役を演じる尾上右近さんがステージトークに出演。大河ドラマで盛り上がる今年の名古屋ならではの顔ぶれですね。

ステージではほかにも、ご当地武将隊の演武や、名古屋の若者たちによる「名古屋ユースパワーステージ」、にっぽんど真ん中祭りの演舞など、見ごたえのあるプログラムが続きます。例年は行列を彩るフラワーカーもこの広場に展示され、一緒に写真が撮れるフォトスポットも登場。名古屋名物グルメブースやキッチンカースタジアムもあるので、食べ歩きしながら一日中楽しめますよ。

※ステージの出演時間は公式サイトで順次発表されます。

エンゼル広場|三英傑フロートやからくり披露など今年限りの特別企画

行列ファンにぜひ足を運んでほしいのが、エンゼル広場。名古屋まつり行列の要素を取り入れた、今回限りの特別企画が集まっています。

注目は、郷土英傑行列で信長・秀吉・家康が実際に乗っている三英傑フロートの展示。フロートの前で記念撮影ができるフォトスポットもあり、いつもは見上げるだけの山車に並んで写真が撮れるのは今年だけかもしれません。織田信長のフロートは名古屋栄三越、徳川家康は松坂屋名古屋店、豊臣秀吉はジェイアール名古屋タカシマヤが提供しています。

例年行列に参加している山車のからくり人形が、2日間に分かれて山車囃子にあわせて演技を披露するほか、神楽の展示とお囃子の演奏も。郷土英傑行列でおなじみの「シャチばやし」も踊れる盆踊り大会や、子どもも大人も楽しめる縁日ブース、伝統文化体験ブースもあり、昔ながらのおまつりらしいにぎわいを味わえます。

サカエヒロバス・愛の広場|武将隊にキッチンカー、大道芸も

サカエヒロバスでは、各地の観光案内・物産ブースやキッチンカー、ご当地武将隊による演武・トークなどを実施。17日(土)にはステージで「シスターシティフェスティバル2026」が開催され、名古屋の姉妹友好都市の文化にふれられます。

愛の広場では大道芸人によるパフォーマンスを予定。広場ごとに雰囲気がガラッと変わるので、久屋大通公園を南北に歩きながらはしごするのがおすすめです。

名古屋まつり初の謎解きイベント「三英傑の古文書」

2026年の新企画として注目なのが、名古屋まつり初となる謎解きイベント「三英傑の古文書」。名古屋駅・伏見・栄の3エリアに散らばった謎を解いていく周遊型のイベントで、参加は無料です。

参加方法はシンプル。いずれかのエリアの受付で問題冊子を受け取り、好きなエリアの謎に挑戦。エリア内の謎をすべて解いたら受付に戻って答え合わせをします。1エリアでもクリアするとオリジナルトートバッグがもらえ、名古屋駅エリアを含む2つ以上のエリアをクリアすると、ハズレなしの抽選会「三英傑からの褒美」に参加できますよ。全エリアをクリアすれば抽選は2回。名古屋駅から栄まで街歩きしながら楽しめるので、友達同士やカップルでのおでかけにもぴったりです。

謎解きイベント「三英傑の古文書」詳細情報

  • 開催日時:2026年10月17日(土)11:00~20:00、18日(日)10:00~20:00(参加受付は両日18:00まで)
  • 受付:名古屋駅エリア(ナナちゃんストリート/名鉄名古屋駅前)、伏見エリア(伏見駅5番出口付近/日土地名古屋ビル)、栄エリア(久屋大通公園 エンゼル広場の縁日エリア内)
  • 料金:参加無料
  • 参加特典:1エリアクリアでオリジナルトートバッグ(1人1つ、なくなり次第終了)、名古屋駅エリアを含む2エリア以上のクリアでハズレなし抽選会に参加可能(景品がなくなり次第終了)
  • 抽選会場:ナナちゃんストリート、久屋大通公園 エンゼル広場

名古屋城会場|名古屋城秋まつりとライトアップ「Be GOLD」

名古屋城では9月19日(土)から11月23日(月・祝)まで「名古屋城秋まつり」を開催中。アジアパラ競技大会期間中の10月18日(日)~24日(土)は開園時間を延長し、盆踊りや本丸御殿の夜間特別公開、伝統文化や武家文化を学べる体験型イベントが行われます。

同じ期間には、夜間ライトアップ「Be GOLD」も開催。名古屋城に受け継がれる金の文化をテーマに、天守閣や石垣、二之丸庭園など城内全体を舞台に、プロジェクションマッピングやレーザー、ミストを組み合わせた光の演出が楽しめます。名古屋まつりの日中は久屋大通公園で遊んで、夜は名古屋城へ移動する、という回り方もアリですね。

名古屋城は10月17日(土)・18日(日)の両日、入場無料。ただし天守閣は現在閉館中なので、本丸御殿や庭園をじっくり見て回るのがおすすめです。夜間のイベントの時間や料金は、名古屋城の公式サイトでチェックしてみて。

市内観光施設の無料開放・割引

名古屋まつりのお楽しみのひとつが、市内観光施設の無料開放。名古屋城と、大河ドラマ「豊臣兄弟!」にあわせて中村公園内にオープンした豊臣ミュージアム(豊臣兄弟!名古屋中村大河ドラマ館)は、17日(土)・18日(日)の両日無料。18日(日)には、東山動植物園や徳川園、FUJIなごや科学館なども無料で入れます。

さらに、名古屋まつりの総合案内ガイドブックを持参するか、公式サイトに掲載されているガイドブックのPDFを見せると、入場料が割引になる施設も。対象の施設と日程は下の表のとおりです。

施設 エリア 対象日 内容
名古屋城 中区 17・18日 無料
豊臣ミュージアム 中村区 17・18日 無料
東山動植物園 千種区 18日 無料
東山スカイタワー 千種区 18日 無料
徳川園 東区 18日 無料
文化のみち二葉館 東区 18日 無料
文化のみち橦木館 東区 18日 無料
FUJIなごや科学館 中区 18日 無料(常設展のみ)
名古屋市美術館 中区 18日 無料
揚輝荘 千種区 18日 無料
白鳥庭園 熱田区 18日 無料
東谷山フルーツパーク 守山区 18日 無料
体感!しだみ古墳群ミュージアム 守山区 18日 無料
ノリタケの森 西区 17・18日 入場料1割引
トヨタ産業技術記念館 西区 18日 入場料2割引
古川美術館・爲三郎記念館 千種区 17・18日 入場料200円引き

※17日=10月17日(土)、18日=10月18日(日)。エリアはすべて名古屋市内。
※豊臣ミュージアムは「豊臣兄弟!名古屋中村大河ドラマ館」を含む複合施設。名古屋城の天守閣は閉館中。
※FUJIなごや科学館のプラネタリウム・特別展は有料。
※割引は総合案内ガイドブック(または公式サイト掲載のPDF)の提示が条件。1冊につき5名まで、他の割引との併用不可。
※各施設の駐車場は無料になりません。休館日などは各施設にお問い合わせください。

東山動植物園は、ニシローランドゴリラのシャバーニやコアラなど約450種の動物に会える大型動植物園。秋は園内の紅葉も楽しめます。地上100mの展望台から市内を一望できる東山スカイタワーも、同じ東山公園内にあるのでセットで回りやすいですよ。

建築好きなら、文化のみちエリアの二葉館・橦木館や、覚王山の揚輝荘もおすすめ。大正~昭和初期の洋館や邸宅を無料で見学できるのはうれしいポイントです。白鳥庭園では、秋の紅葉や雪吊りといった季節の風情も味わえます。

名古屋まつりをもっと楽しむポイント

移動は「名古屋まつり記念ドニチエコきっぷ」がお得

会場や無料開放施設をはしごするなら、市バス・地下鉄が1日乗り放題になる「ドニチエコきっぷ」が便利です。2026年もポスターデザインをイメージした「名古屋まつり記念ドニチエコきっぷ」が、10月3日(土)から地下鉄全駅(87駅)と交通局サービスセンター(名古屋・栄・金山)で販売中。価格は620円(大人用のみ)で、10,000枚限定なので、気になる方は早めにゲットしておきましょう。

今年は交通規制なし、ただし駐車場はないので注意

2026年は行列を実施しないため、行列に伴う交通規制はありません。ただし名古屋まつりには専用駐車場がなく、無料開放施設の駐車場も無料にはならないので注意。栄周辺は週末の混雑も予想されるため、地下鉄など公共交通機関でのおでかけがおすすめです。

協賛行事もチェック

名古屋まつりにあわせて、市内各所で協賛行事も開催されます。18日(日)は熱田神宮で「日本古武道大会」を開催。全国各地で受け継がれてきた古武術を各流派が披露します(神楽殿前広場10:40~12:00、文化殿講堂10:30~16:00)。17日(土)には天白スポーツセンターで「小・中学校対抗剣道大会」(10:00~16:30)も行われます。

よくある質問

2026年の名古屋まつりはいつ開催?

第72回名古屋まつりは、2026年10月17日(土)・18日(日)の2日間開催されます。メイン会場の久屋大通公園は、17日が11:00~20:00、18日が10:00~20:00です。

2026年の名古屋まつりで郷土英傑行列はある?

2026年は、アジアパラ競技大会の聖火リレーや開会式と日程が重なるため、郷土英傑行列を含む名古屋まつり行列は実施されません。かわりに、久屋大通公園のエンゼル広場で三英傑フロートの展示や山車のからくり披露など、行列の要素を取り入れた特別企画が行われます。

名古屋まつりで無料になる施設は?

名古屋城と豊臣ミュージアム(豊臣兄弟!名古屋中村大河ドラマ館)は17日(土)・18日(日)の両日無料です。18日(日)には東山動植物園、東山スカイタワー、徳川園、FUJIなごや科学館(常設展のみ)、名古屋市美術館なども無料開放されます。

2026年の名古屋まつりで交通規制はある?

2026年は行列を実施しないため、行列に伴う交通規制はありません。ただし専用駐車場はないので、地下鉄など公共交通機関の利用がおすすめです。

名古屋まつりは雨でも開催される?

久屋大通公園会場・名古屋城会場ともに、雨天決行・荒天中止です。天候が心配なときは、名古屋まつり公式サイトや公式SNSで最新情報を確認してから出かけましょう。

第72回名古屋まつりを楽しもう

行列がない2026年の名古屋まつりは、三英傑フロートやからくり人形を間近で見られる、今年だけの特別なおまつり。ステージや謎解き、観光施設の無料開放まで楽しみ方はいろいろです。最新のステージ時間や出展情報は公式サイトで順次発表されるので、チェックしてから出かけてみて。