徳川家康ゆかりの地である岡崎に、新しいグルメが登場しました!その名もズバリ「家康めし」。

家康公が健康のために好んで食べていたといわれる「麦飯」や、名産の「八丁味噌」を使い、伝統的な三河料理に現代風のアレンジが加えられました。

目次

食べて健康に!家康めし

健康長寿で知られる家康公は、旬の地元食材にこだわり、栄養の知識を元にバランスの良い食事を心がける「健康オタク」であったとされています。

暴飲暴食はせずに粗食を好み、当時では珍しい70代という年齢まで壮健であった公にならい、健康的な食事と食文化に親しんでもらおうと「家康めし」が考案されました。

現在、市内の4店舗で食べられる「家康めし」は、それぞれに特徴がありますが、すべて5つの定義に沿って提供されています。

家康めし5つの定義

「家康めし」には下記5つの品で作るという決まりが定められており、家康公の健康長寿の秘訣がぎゅっと詰め込まれています。

  • 麦入りごはん
  • あつめ汁
  • 鶏肉または鮎料理
  • 季節野菜の煮物、和え物など
  • なすの漬物またはとろろ汁

麦入りごはん

家康公がとくに好んで食べていた「麦ごはん」は、白米と麦(大麦など)を一緒に炊いたご飯で、質素倹約の象徴のほかにも栄養価の高いことで知られています。

白米と比べ「食物繊維」「タンパク質」「マグネシウム」などが多く含まれ、GI値が低いので血糖値の上昇も緩やかになります。

神経を落ち着かせる働きのある「ビタミンB1」が豊富な麦ごはんには、リラックス効果があります。家康公の温厚な性格には、麦ごはんの影響があったのかもしれません。

あつめ汁

八丁味噌(豆味噌)を使って作る野菜たっぷりの汁物は、織田信長をはじめさまざまな武将も好んだといわれ、地域によって使われる具材が異なります。

家康公は、地元で採れる旬の葉物野菜を5種類、根菜を3種類入れた「三根五菜のみそ汁」を毎日食べていたとされ、野菜と豆味噌の栄養素を余すことなく摂っていました。

豆味噌は、他の味噌に比べて塩分が低く「ポリフェノール」や「乳酸菌」が豊富に含まれているため免疫力を高める効果が期待できます。

鶏肉または鮎料理

鷹狩りを頻繁に行っていた家康公の食膳には、公が捉えた雁やキジなどが並んだといいます。「家康めし」には、養鶏が盛んな愛知らしく鶏肉が使われます。

また鮎も家康の好物として有名で、大阪夏の陣の帰りに立ち寄った岐阜で食べた「鮎ずし」をことのほか気に入り、10回もおかわりしたというエピソードが残されています。

毎日の食事で、野菜だけでなくタンパク質もバランスよく摂っていたことが、健康長寿の秘訣の一つだったのでしょう。

季節野菜の煮物、和え物など

「家康めし」では、季節の野菜を使った煮物や和え物などが食膳に花を添えます。店舗によりメニューは異なりますが、それぞれに趣向を凝らした副菜が並べられます。

なかには三河の郷土料理で、たくさんの野菜を豆味噌で煮込んだ「煮味噌」を提供している店舗もあり、最近ではあまり食べられない伝統の味が楽しめるでしょう。

家康公が好んだ天ぷらや、愛知で古くから親しまれている味噌田楽などが並び、どの店舗も品数が多く食べ応えのある食膳になっています。

なすの漬物またはとろろ汁

こちらも家康公が好んだとされる「なすの漬物」と「とろろ汁」は、食物繊維が豊富で腸の働きを整える働きがあります。

血中のコレステロール値を下げて食後の血糖値の上昇を緩やかにし、生活習慣病の予防にも役立つことから、これらの料理もまた徳川の健康を支えていたのでしょう。

ぜひ麦とろめしをすすりながら、当時の食文化や家康公の生活に思いを馳せて「家康めし」を味わってください。

岡崎に新たな名物誕生の予感

評判の「家康めし」ですが、上記5つの定義を満たすとなると、どうしても和食限定になってしまいます。

そのため洋食店や中華料理店などが参加しにくいという問題がありましたが、麺や八丁味噌以外の豆味噌などが使えるように定義を緩和し、飲食店に広く参加を求めました。

しかし「家康めし」とは別の料理になってしまうため、新たな定義の料理が「三河武士ごはん」として提供されます。

「家康めし」と「三河武士ごはん」新たな岡崎の名物誕生に期待が高まります!ぜひ岡崎で美味しく健康的な食事をお楽しみください。