名古屋を中心とする大規模工業都市圏としてのイメージが強い愛知県ですが、実は農業も盛んです。愛知県には季節ごとに旬の野菜を収穫体験できる農園も数多くあります。農園や牧場の体験コースは、豊かな自然を感じながら手軽に手作りの醍醐味が感じられて人気なんです。
今回は、大人から子どもまで、農作業の基本を学びながら農業体験が楽しめるスポットを7つご紹介します。家族での休日のおでかけや、友達との遊びの参考に、ぜひご覧ください！
目次
愛知は農業がとっても盛ん
令和3（2021）年の統計によると、愛知の農業産出額は2922億円となっており、なかでも野菜は全国5位の産出額を誇ります。
調査員F
シソ（1位）、キャベツ（2位）、トマト（3位）、いちご（6位）など、野菜別で見ても全国トップクラス産出額の農業県であることがわかりますね！
それでは、そんな農業が盛んな愛知の、自然とのつながりを感じられる農業体験スポットを見ていきましょう！
愛知牧場（日進市）
日進市にある愛知牧場は、入場無料で動物とふれあえる観光牧場。名古屋近郊なのでアクセスも良く、家族でのおでかけにぴったりです。
野菜もたくさん育てており、季節ごとにさつまいもや大根など異なる野菜の収穫体験も行えます。野菜のほかにも、乳しぼり体験やバターづくり、アイスクリームづくりなど牧場ならではの農業体験も満載です。
いずれも所要時間は1時間程度なので、気軽に農業体験を楽しみたい方はぜひどうぞ。
愛知牧場の基本情報
- 住所：日進市米野木町南山977
- アクセス：名鉄豊田線「黒笹」駅下車徒歩10分
- 駐車場：500台（土日祝日に限り料金500円）
- 営業時間：9:00～17:00 どうぶつ広場：10:00～16:00（16:30 閉園）
- 休園日：火曜日
- 料金：入場無料 収穫体験：1人400円～
げんきの郷（大府市）
大府市にある、地元の新鮮な食品が手に入る産直施設「JAあぐりタウン げんきの郷」。地元の方たちに愛されるこのスポットには、「大地の恵にふれ体験することは「農」を知る一歩」をテーマとした体験農園もあります。
不定期ですが、トウモロコシやじゃがいもなどの収穫に加え、田植えや菜の花摘みなどといった農業体験も開催されています。行われるイベントは時期によって異なるので、公式サイトであらかじめ確認するようにしましょう。
げんきの郷の基本情報
- 住所：大府市吉田町正右エ門新田1－1
- アクセス：【車】国道155号線（知多半島道路 大府東海IC）から10分
- 駐車場：540台
- 営業時間：9:00～16:00
- 定休日：毎月月初（1日）
- 料金：体験により異なる
あい農パーク春日井（春日井市）
春日井市にある子どもから大人まで手ぶらで気軽に「農」にふれられる農業公園、あい農パーク春日井。農園は利用しやすいビギナーファームから、本格的な農業を実践できるアクティブファームやフリーファームまであり、農を通じて人々がつながる場所です。
収穫体験農園では、スタッフの丁寧なアドバイスとともに旬の野菜や果物を収穫する農業体験ができます。「美味しい作物の収穫時期」や「栽培のポイント」なども教えてもらえるので、農業や作物、ひいては普段食べている食材に興味を持つきっかけがもらえるかも？
収穫体験の詳細は以下の通りです。現在の収穫状況については、公式サイトをご覧ください。
- 開催時間帯：【土日祝】午前10:30～/午後13:30〜 の2回【平日】午前10:30～の1回
- 料金：1,000～2,000円 / 組（時期や作物により料金が変わります）※1組5人まで
- 体験時間：30～40分程度
- 収穫できる野菜：大根、じゃがいも、人参、さつま芋、白菜、キャベツなど
あい農パーク春日井の基本情報
- 住所：春日井市西尾町字西番場6番地50
- アクセス：豊橋駅からバスで大番場下車徒歩10分
- 駐車場：80台
- 営業時間:9:00～16:00
- 料金：収穫物によって異なる
あおいパーク（碧南市）
西三河に位置する碧南市は農業が盛んな地域。なかでも水はけのよい土質はにんじん作りに適しており、甘みの強い伝統野菜「碧南鮮紅」をもとにしたオリジナル品種「へきなん美人」は色も鮮やかで人気です。
碧南市にある碧南市農業活性化センター あおいパークでは、「へきなん美人」が購入できるほか、もぎとり体験農園で野菜の収穫体験ができます。
調査員F
自分の手でもぎ取った、土や陽など自然の匂いがするさつまいもやにんじん、ミニトマトなどは格別のおいしさですよ。
併設された「レストランだいどころ」では、碧南産のにんじんや玉ねぎを使ったご当地グルメ「へきなん焼きそば」も食べられます。休日のおでかけにぜひ足を運んでみてください。
だいどころ
- へきなん焼きそば
- 碧南市
- あおいパークバス停
あおいパークの基本情報
- 住所：愛知県碧南市江口町3-15-3
- アクセス：碧南中央駅からバスで20分ほど
- 駐車場：330台
- 営業時間（もぎとり体験農園）：9:00~17:00（受付16:30まで）
- 休園日：月曜日、年末年始
- 料金：収穫物によって異なる
おあしすふぁーむ（豊明市・幸田町）
おあしすふぁーむは、「土に触れることで野菜をもっと知ってもらいたい！」という想いから始まった農園です。収穫体験を通して地産地消や地域愛を高めることを目指しています。
2023年9月~11月には、さつまいもの収穫体験ができる「おあしすふぁーむ収穫祭」が開催されます。安納芋、紅はるか、シルクスイート、パープルスイートなどたくさんの種類があって楽しいですよ。
おあしすふぁーむの農場は豊明町と幸田町の2か所あるので、間違えないようにご確認くださいね。
おあしすふぁーむの基本情報
- 住所：
①額田郡幸田町坂崎楠137
②豊明市阿野町苅外山64－1 - 営業時間:9:00～16:00
- 料金（さつまいも収穫体験）：
参加費（一般）：3,500円（オリジナルバッグ付き）
参加費（会員）：3,000円
お陽様農園（田原市）
お陽様農園は、田原市でいちご狩りやメロン狩り、野菜の収穫体験（農業体験）が楽しめるスポット。
営業期間は、以下の通りです。
- 12月1日～5月31日 いちご狩り
- 6月下旬～8月中旬 メロン狩り
- 12月～4月 野菜収穫体験（冬）
- 6月～10月 野菜収穫体験（夏）
野菜の収穫体験では、夏（6月~10月）にはトウモロコシ・ナス・キュウリ・サツマイモなど、冬（12月~4月）にはキャベツ・ジャガイモ・タマネギ・ダイコン・ニンジンなどが収穫できます！
調査員F
シャベルや軍手などの道具は貸し出してくれるので、手ぶらでOKなのもうれしいですね。
事前予約が推奨されているので、可能であれば前日までに予約しておくといいでしょう。
お陽様農園の基本情報
- 住所：愛知県田原市中山町論場234
- アクセス：豊橋駅からバスで大番場下車徒歩10分
- 駐車場：80台
- 営業時間：9:00～16:00
- 料金：入園料100円、収穫に応じて支払い
渥美どろんこ村 小笠原農園（田原市）
渥美どろんこ村 小笠原農園は、田原市で化学肥料を使わずに自給的な循環型農業を営む農園。効率的に大量生産をする農業ではなく、「地球一個分の暮らし」を目指して持続可能な農業を行っています。
小笠原農園の「ファームステイ」では、親子やグループ単位で農業体験を行い、育てたものを食べる「どろんこ村の暮らし体験」ができます。食事1食付きの日帰り（1人3,000円）に加え、食事3食付きの宿泊（1人9,000円）のプランもあります。
都会の喧騒をはなれ、自給持続の田舎暮らしを体験してみては？
渥美どろんこ村 小笠原農園の基本情報
- 住所：田原市江比間町西砂畑21-1
- アクセス：【車】三河田原駅から15分
- 営業時間：10:00〜17:00
- 定休日：無休
- 駐車場：80台
- 営業時間:9:00～16:00
- 料金：体験によって異なる
愛知で野菜の収穫体験・農業体験を楽しもう
いかがでしたでしょうか。愛知県の農業体験スポットは、日常の忙しさから一歩引いて、自然と向き合い、土に触れることで得られるリフレッシュ感や達成感を提供してくれます。都市生活の中で忘れがちな「食べ物の源」や「農の大切さ」を再認識するいい機会にもなります。
休日には、家族や友人とともに愛知の農業体験スポットを訪れ、新鮮な収穫の楽しさや土との繋がりを感じる時間を設けてみてはいかがでしょうか。自分たちの手で収穫した作物の味は格別ですよ。
