愛知県は奥三河に位置する新城市。かつて長篠・設楽原の戦いが行われたこの地は、文化的魅力と自然の魅力どちらもあります。静かな山々、清らかな川、古の神社や城跡が残り、訪れる人々に日本の伝統的な美しさと自然の素晴らしさを同時に体感させてくれるようです。

このコラムでは、新城市の見逃せない観光スポットを通じて、地元ならではの隠れた魅力をご紹介します。休日のお出かけや旅行に行く際の参考にしてみてください!

目次

新城市の基本情報・アクセス

愛知県の東三河の中でも、豊かな自然に囲まれた地域「奥三河」。奥三河の玄関口となる新城市は、四季折々の美しい自然や温泉、そして戦国時代の面影を残す歴史遺産などを堪能できる癒しのまちです。

新城市

愛知県で2番目に大きな面積を誇る新城市は、市街地から少し足を伸ばせば大自然に手が届く緑豊かな街です。水と空気がきれいなことでも知られ、多くの人が癒しを求めて訪…

新城市へのアクセス

新城市へのアクセスは、からだと新城ICが入口となります。新城ICまでの所要時間は、名古屋ICから約40分です。

電車を使う場合、名古屋からはJR東海道新幹線で「豊橋駅」まで30分、JR飯田線に乗り換え「豊橋駅」から「新城駅」まで30分で到着します。

調査員F

それでは、自然豊かで魅力あふれる新城市の扉を叩いてみましょう!レッツゴー!

【2024年最新】新城市の観光スポット12選

道の駅もっくる新城

まずはここに立ち寄ろう!新城市の玄関口

新東名高速道路「新城IC」を出るとすぐに現れる「道の駅もっくる新城」。「木材・来る」を語源とし、2015年に完成した道の駅で、観光案内所やお土産が充実したまさに「新城市の玄関口」のような施設です。

新城市の木材を使った、目を引くドーム型の建物となっており、入るとやわらかな温もりを感じる空間が広がります。フードコートではジビエや地元の野菜を使ったグルメが食べられ、猪肉を使った奥三河製麺の「ししらーめん」は不動の人気。

そのほかにも奥三河のイベントやスポット情報を入手できる観光案内所や地元で採れた野菜の直売所、湯谷温泉を源泉に使った足湯なども見どころで、新城に来たらまずここに行け!といえる定番のスポットです。

もっくる新城の基本情報

  • 住所:新城市八束穂五反田329-7
  • アクセス:新東名高速道路「新城IC」からすぐ
  • 営業時間:売店は9:00~18:00
  • 定休日:無休 ※足湯は木曜

設楽原決戦場

長篠・設楽原の戦いの舞台

設楽原決戦場はその名の通り、天正3(1575年)の長篠・設楽原決戦場の戦いの舞台となった場所です。

長篠・設楽原の戦いって?

長篠・設楽原の戦いでは、総勢5万人を超える兵士たちが要衝・長篠城をめぐって戦いました。決戦場となった設楽のこの地は、武田騎馬軍が織田・徳川連合軍の鉄砲(火縄銃)を用いた戦法に敗れ、歴史を転回させた場所として知られています。

復元された「馬防柵」が残る

「馬防柵」は武田騎馬軍団の進撃を阻止するために設置された柵。合戦当時、織田・徳川連合軍は陣地前にこの柵をめぐらし、鉄砲隊を並べ、騎馬軍を迎え撃ちました。

復元された柵が現在も残り、毎年7月には火縄銃の演武なども行われています!

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近代兵器が伝統的な戦法を破り、歴史を変えた瞬間。ぜひその現場を目で確かめに行ってみてください。

設楽原決戦場の基本情報

  • 住所:新城市竹広大宮清水1−9
  • アクセス:新東名高速道路「新城IC」より車で約3分
  • 駐車場:明確な駐車場なし(駐車できるスペースがあります)

四谷の千枚田

日本の棚田100選に選ばれた田園

標高883mの倉掛山の南西斜面に広がる四谷地区には、日本の棚田百選にも選ばれた四谷の千枚田が広がります。先人の積み上げた知恵と苦労の結晶である約420枚もの田は、9月上旬になると黄金色に輝きます。

もちろん四季を通じて日本の古き良き原風景に出会えますが、6月に開催される「灯そう千枚田」は棚田のライトアップが楽しめるという稀有なイベント。竹筒に入れたキャンドルが千枚田を照らす様は息をのむ美しさですよ。

四谷の千枚田の基本情報

  • 住所:新城市四谷
  • アクセス:新東名高速道路「新城IC」から車で32分
  • 駐車場:20台

乳岩峡

渓谷美の絶景に息をのむ

乳岩峡は、宇連川の支流、乳岩川の上流で、標高670m全長約3㎞の渓谷です。岩塊が続く大小の洞窟が連なり、そのなかで石灰分が溶け出し、乳房のように垂れ下がっている大きな鍾乳石が「乳岩」の名前の由来となっています。

洞窟内にはいくつもの観音さまがまつられており、荘厳な雰囲気のなかを散策することができます。渓谷美と奇岩が織りなす絶景は感動すること間違いなし。

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車で行く場合、近いところに小滝橋駐車場があり、そこから登山口までは徒歩約20分です。
けっこう登山なので、歩きやすい靴は必須ですよ!

乳岩峡の基本情報

  • 住所:新城市川合乳岩
  • 駐車場:小滝橋駐車場 約20台 無料
  • アクセス:
    【公共交通機関】JR飯田線「三河川合駅」より登山口まで徒歩約30分
    【車】東名高速道路「新城IC」から小滝橋駐車場まで約1時間

鳳来寺山

徳川家康ゆかりの自然の宝庫

1500万円前の火山の名残である流紋岩が露出した標高695mの山、鳳来寺山。家康誕生にも関わったとされる薬師信仰と山岳修験道の霊山として古くから信仰を集めており、仁王門樹齢700年の傘杉が見どころとなっています。

モリアオガエルやコノハズクの生息地がある石段はまさに自然の宝庫。登っていくと、鳳来寺本堂にたどり着きます。

飛鳥時代建立の由緒ある古刹「鳳来寺」

鳳来寺は、大宝3(703)年に利修という仙人によって創建されたといわれる真言宗の古刹で、利修が鳳凰に乗って現れたという伝説が名前の由来だといわれています。立派なお堂は見ごたえ抜群です。

森林を走り、鳳来寺参道につながる「鳳来寺山パークウェイ」(無料)を使って山頂まで車で行くこともできます。山頂から鳳来寺までは徒歩圏内なのでアクセスもしやすいですね。

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家康ゆかりの地として、江戸幕府三代将軍家光によって建立が進められた「鳳来山東照宮」もあるので、そちらもあわせて訪れてみてください。

鳳来寺山の基本情報

  • 住所: 新城市門谷字鳳来寺
  • アクセス:新城ICから車で約22分
  • 駐車場:90台
  • 営業時間:【鳳来寺山パークウェイ駐車場】8:00~18:00
  • 料金:【パークウェイ駐車場】普通車550円(繁忙期:1100円) ※繁忙期は公式サイトで確認

鳳来寺山自然科学博物館

自然豊かな鳳来寺山を解剖!

鳳来寺山を中心に、奥三河の大地の成り立ちや生息する動物や植物をわかりやすく展示している人気の博物館です。淡水魚の水槽や、初夏にはモリアオガエルの卵などが展示されます。

鳳来寺山に飛来するフクロウの仲間「コノハズク」を保護していたり、鳴き声を聞けるコーナーがあったりします。岩石標本、ミュージアムグッズなどの販売などもあり、鳳来寺山を実際に体験した後に訪れると興味深い学びが得られるかもしれませんよ。

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コノハズクは「ぶっぽーそー=仏法僧」と鳴くことから霊鳥とされているのだとか。縁起のいい鳥ですね!

鳳来寺山自然科学博物館の基本情報

  • 住所: 新城市門谷字森脇6番地
  • アクセス:新城ICから車で約18分
  • 駐車場:12台
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:火曜日、年末年始
  • 料金:大人 210円、子供 100円

旧門谷小学校

ロケ地にもなった美しい大正時代の廃校舎

鳳来寺山のふもとには、大正時代に建てられ、昭和45年に廃校になった木造の小学校が残っています。美しい小学校の風景を残そうと保存され、現在でも見学ができたり、イベントで使用できたりする稀有な穴場観光地。

朝ドラ「エール」のロケ地にも使用され、聖地巡礼でも多くの人が訪れる、写真映えするスポットです。校庭の屋根の下ではパンやコーヒーが楽しめる「緑のパッサージュ」も週3日限定で営業しているので、ぜひ立ち寄ってみてください。

※校内の見学を希望する場合は、新城市観光協会までお問い合わせください。

旧門谷小学校の基本情報

  • 住所:新城市門谷字宮下26
  • アクセス:新東名高速道路「新城IC」から車で約17分
  • TEL:0536-29-0829(新城市観光協会)
  • 営業時間:
    【ままごとカフェ(緑のパッサージュ)】10:00~16:00
    【ラパンエパン(緑のパッサージュ)】12:00ごろ~16:00
  • 定休日:【緑のパッサージュ】木・金・土・日曜日

湯谷温泉

鳳来寺山のふもとに湧く古湯

湯谷温泉は、鳳来寺山のふもとに湧き、宇連川の両岸に9軒ほどの旅館が立ち並ぶ温泉郷です。1300年前に開山された鳳来寺の利修仙人によって発見された源泉「鳳液泉」は万病に効くのだとか。

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温泉街の入り口には、足湯や温泉スタンド(温泉の自動販売機)もあり、手軽に温泉が楽しめますよ。

鳳来ゆ~ゆ~ありいな

湯谷温泉で日帰り入浴を楽しむなら、鳳来ゆ~ゆ〜ありいながおすすめ。内風呂と岩風呂が楽しめる露天風呂がある日帰り入浴施設で、温泉のほかにスポーツジムや温水プールも楽しめます。平日でも地元の方を中心ににぎわいを見せる人気の施設です。

鳳来ゆ~ゆ~ありいなの基本情報

  • 住所:新城市能登瀬字壱輪23-1
  • アクセス:新東名高速道路「新城IC」から車で約15分
  • 営業時間:【浴場施設】10:00~21:30(受付終了20:30)【スポーツ施設】10:00~21:00(受付終了20:30)
  • 定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月1日
  • 料金:【浴場】大人620円、小人310円、幼児150円【スポーツ】大人530円、小人260円、幼児110円

奥三河蒸留所

森のエッセンシャルオイルを堪能

湯屋園地に位置し、湯谷温泉街からも車ですぐのところに位置する体験型蒸留施設です。川のせせらぎと森に囲まれた場所で、奥三河の植物から「芳香蒸留水」「エッセンシャルオイル」を抽出しています。

体験工房では、厳選した素材からなるエッセンシャルオイルやハーブを使ったクラフト体験や、植物の蒸留体験を行うことができ、自分だけの手作りの香りを持ち帰ることができるんです。

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蒸留体験は要予約。クラフト体験も予約優先なので、予約してから行くことをおすすめします。

他にも、世界のハーブやアロマグッズを扱うショップや、板敷川を見渡せるカフェも併設しており、日常をはなれて自然の恵みに浸るひとときが過ごせます。

奥三河蒸留所の基本情報

  • 住所:新城市能登瀬字北野23-4湯谷園地1
  • アクセス:新東名高速道路「新城IC」から車で約15分
  • TEL:0536-32-0237  (AM10:30〜PM3:30)
  • 営業時間:10:30〜15:30
  • 定休日:火・水・木・金曜日
  • 料金:【蒸留体験】2200円

桜淵公園

風情あふれる桜の絶景を楽しむ

ネーミングからもわかるように、桜と淵のコラボレーションが絶景を生み出す景観観光スポットです。江戸初期、新城城主が豊川沿いに桜を植えたのが起源とされています。

春になると淡いピンク色の桜が満開になり、深いグリーンの渓谷の織りなす風景美が楽しめます。川に架かる「笠岩橋」はフォトスポットとして人気で、橋の上からも絶景が見られロマンチックなひと時を過ごせます。

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春だけでなく、秋には紅葉など一年を通じて四季折々の風景を楽しむことができますよ。

桜淵公園の基本情報

  • 住所: 新城市庭野字八名井田
  • アクセス:新東名高速道路「新城IC」から車で約11分
  • 駐車場:600台

愛知県民の森

大自然の中で遊びつくそう

「森林浴の森100選」や「水源の森100選」に選ばれた、自然の恵みあふれる鳳来寺の県有林です。中には宿泊施設「モリトピア」やキャンプ場、全長30㎞にもなるハイキングコースがあり、日をまたいで新城を大満喫できる施設です。

杉やヒノキ、松などの木々に囲まれたキャンプ場はデイキャンプやオートキャンプ、バンガローなど様々なスタイルでアウトドアレジャーが楽しめます。モリトピア愛知では日帰り入浴も可能なので、日帰りでもたくさん楽しめるスポットです!

愛知県民の森の基本情報

  • 住所:新城市門谷字鳳来寺7-60
  • アクセス:新東名高速道路「新城IC」から車で約20分
  • 駐車場:200台 無料
  • 営業時間:【開門】7:00 【閉門】20:00
  • 定休日:毎週月曜日(祝日の場合、翌平日)※ 7・8月は無休
  • 料金:施設、レジャーによって異なる(公式サイト確認)

道の駅つくで手作り村

体験やグルメが豊富な道の駅

新城市内から坂を登っていくと、標高550mの作手高原が現れます。道の駅つくで手作り村は、「農業・自然・手作り」をコンセプトにした体験型施設。新城市の豊かな自然や農林業にふれて、都会では味わえないやすらぎを満喫できます。

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体験メニューが豊富で、農業から料理、クラフトや木工まで様々な手作り体験が可能。自分だけのグッズを作ってお土産にしてみては?

グルメも豊富で、結城工房では五平餅、味彩館ではししカレーが楽しめます。旬の野菜や漬物など産地特産品が販売される山家市も見逃せません!

道の駅つくで手作り村の基本情報

  • 住所:新城市作手清岳字ナガラミ10-2
  • アクセス:東海環状自動車道「豊田松平IC」から車で約45分
  • 駐車場:130台 無料
  • 営業時間:9:00~18:00(10月~3月は17:00まで)※ 食堂(味彩館)はL.O営業終了30分前
  • 定休日:毎週木曜日(定休日が祝祭日の場合は営業)、12/31~1/3まで
  • 料金:体験による(公式サイト確認)

阿寺の七滝

日本の滝100選にも選ばれた瀑布

巣山高原から階段状に7つの滝が流れ落ちるようすから名付けられた「阿寺の七滝」。国の名勝及び天然記念物にも指定されています。陰陽師の安倍晴明が若年期に修業したという伝説も残っており、パワースポットとしても知られています。

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日本の滝100選にも選ばれた、全長62mにわたる深山幽谷の美を目の当たりにしてみてはいかがでしょうか。

阿寺の七滝の基本情報

  • 住所:新城市下吉田沢谷下25-3(駐車場付近住所)
  • アクセス:新東名高速道路「新城IC」より車で約25分
  • 駐車場:150台
  • 定休日:無休 売店は4~11月土日のみ営業

魅力いっぱいの新城市を満喫しよう

いかがでしたでしょうか。今回は、愛知県東部・奥三河の玄関口「新城市」を満喫できる観光スポットを12か所ご紹介しました。

グルメに自然、歴史や文化などここでしか味わえない魅力あふれる新城市をぜひ楽しんでみてください!