南は太平洋、北は三河湾に囲まれ、温暖な気候にも恵まれた渥美半島。そのほぼ全域を田原市が占めており、豊かな自然を活かした農作物、絶景ポイントが人気のエリアです。

今回は、ここだけは押さえたい!渥美半島のおすすめ観光地を11スポット厳選。白亜の灯台やサーフィンの聖地、季節限定のレジャーや絶景など、常春の渥美半島を楽しんでみてください。

目次

恋路ヶ浜

悲恋の伝説が残る恋人の聖地

渥美半島・田原市に位置する「恋路ヶ浜」は、知多に負けず劣らずの絶景スポット。伊良湖岬灯台から日出の石門まで、太平洋沿いに1㎞ほど続く美しい海岸です。

「願いの叶う鍵」や「永遠の愛を誓う鐘」などのフォトスポットもあり、「恋人の聖地」に認定されています。デートで訪れる人も多いですね。

調査員F

その昔、高貴な男女が恋に落ち、この地にのがれてきたという言い伝えから「恋路ヶ浜」という名前がついたそう。まさにロマンティック伝説です。

駐車場の向かいには、伊良湖名物の大あさりをはじめとした新鮮な海鮮がいただけるレストランが並びます。

渥美半島の最南端で、美しい海を見ながら絶品グルメを味わってみてください!

恋路ヶ浜 基本情報

  • 住所:田原市伊良湖町恋路浦
  • アクセス:東名高速道路「豊川IC」から車で約90分
  • 駐車場:124台 無料

伊良湖岬灯台

夕暮れどきがロマンチック白亜の灯台

先ほどの恋路ヶ浜に車を停め、海沿いの伊良湖自然散策路を10分ほど歩くと、大きな白亜の灯台が見えてきます。

昭和4年に海の安全を守るために建てられた「伊良湖岬灯台」は、「日本の灯台50選」にも選ばれた素晴らしい景観で知られている景勝地。

白波に足もとを洗われる灯台と伊勢湾の風景は、白と青のコントラストが美しく写真映えもばっちり。

夕暮れ時には、船が行き交うようすとともに沈む夕陽をバックに写真をパシャリ。情緒あふれるロマンチックな時間が過ごせそうです。

伊良湖岬 基本情報

  • 住所: 田原市伊良湖町
  • アクセス:東名高速道路「豊川IC」から車で約90分
  • 駐車場:124台 無料(恋路ヶ浜)

日出の石門

神々しさをはなつ自然の石門

遠州灘の荒波によって長い年月をかけ岩に大きな穴が空いてできた「日出の石門(ひいのせきもん)」。NHK大河ドラマ「どうする家康」のロケ地にも使われ、聖地巡礼で訪れる方も少なくありません。

海岸沿いの「岸の石門」と「沖の石門」に分かれており、「沖の石門」は日がのぼる瞬間に訪れると、太平洋にのぼる太陽と石門の神々しいコラボレーションが見られます。

ぜひ、自然の神秘に圧倒される体験をしてみてください。

調査員F

沖の石門からのぼる朝日を見るなら、近くの恋路ヶ浜からがベストです!
岸の石門は、観光駐車場から徒歩で少しかかります。

日出の石門 基本情報

  • 住所: 田原市日出町
  • アクセス:東名高速道路「豊川IC」より約90分
  • 駐車場:あり

伊良湖菜の花ガーデン

菜の花とひまわりの楽園

渥美半島の南端、太平洋沿いに位置する伊良湖菜の花ガーデンは、例年渥美半島の春を黄金食に染め上げる「渥美半島菜の花まつり」のメイン会場。

まつり期間中は、広い敷地内の一面に菜の花が広がり、フォトスポットや菜の花グルメといったレジャーも楽しめます。2024年も3月末まで開催中です。

【田原市】渥美半島菜の花まつり2024特集!見どころやアクセス・開花情報を徹底レポート

渥美半島に今年も春がやってきました。 旅行にもぴったりな渥美半島では、メイン会場の伊良湖菜の花ガーデンを中心に1000万本を超える菜の花が一帯に咲き誇る「渥美…

また、菜の花シーズンが終わった夏には、打って変わって広大なひまわり畑に姿を変えます。ひまわり畑は入場無料なので、気軽に足を運んでみては。

伊良湖菜の花ガーデン 基本情報

  • 住所:田原市堀切町浜薮
  • アクセス:東名高速道路「音羽蒲郡IC」から約90分
  • 駐車場:200台 無料

道の駅あかばねロコステーション

国内有数のサーフポイントに面した道の駅

伊良湖菜の花ガーデンからそのまま太平洋沿いを車で走っていくと、鮮やかなオレンジ色の建物が特徴的な「道の駅あかばねロコステーション」が現れます。

全国でも有数のサーフィンの聖地として知られる田原市ですが、なかでも有名なサーフポイント「太平洋ロングビーチ(赤羽根海岸)」に面した道の駅となっています。ハワイアンBBQが楽しめる展望デッキからの眺めは特に素晴らしく、夏に訪れたいスポット。

施設内に入ると切り花やしらす、新鮮フルーツなどが手に入るほか、道の駅としては珍しいサーフショップも併設されています。ぜひ立ち寄ってみてください。

【愛知の道の駅 全部調査してみた】第二弾 渥美半島編

愛知県の道の駅全調査、第二弾は「渥美半島4駅」をめぐります! 一般道にある、無料のパーキングスポット「道の駅」。 道の駅にはトイレや休憩所だけではなく、産直品…

道の駅あかばねロコステーション 基本情報

  • 住所:田原市赤羽町大西32-4
  • アクセス:東名高速道路「豊川IC」より約80分
  • 駐車場:57台 無料
  • 営業時間: 9:00~18:00(物産販売所)
  • 定休日: 年中無休

太平洋ロングビーチ

若者が集まるサーフィンの聖地

先述した「道の駅あかばねロコステーション」の眼前に広がる「太平洋ロングビーチ」。道路沿いにはヤシの木が並び、アメリカ西海岸のような雰囲気が楽しめる稀有なスポットです。

波質が安定しやすいことから田原を代表するサーフポイントとなっており、サーフィンの世界大会も行われるまさに「サーフィンの聖地」。夏にはサーフボードを手にした若者が行き交います。

「日本の道100選」にも選ばれた「渥美サイクリングロード」と太平洋ロングビーチ

そばには、伊良湖方面から太平洋沿いを進んでいく「渥美サイクリングロード」が続きます。豊鉄渥美線には自転車を持ち込むサイクルトレインもあるので、心地よい南国の風に吹かれてサイクリングを楽しむのもいいですね。

太平洋ロングビーチ 基本情報

  • 住所:田原市赤羽根町大石
  • アクセス:東名高速道路「豊川IC」より約70分
  • 駐車場:107台 無料

蔵王山展望台

360度のパノラマが楽しめる展望台

三河湾を含めた東三河一帯を360度パノラマで一望できる「蔵王山展望台」は、旅行できたら気分が上がる最高のスポット。蔵王山の頂上に建っており、車で登っていくことができます。

天気が良ければ日本アルプスの山々や富士山、田原市街地まで見渡せるスポットになっています。夜も営業しており、田原市の美しい夜景や、遊歩道に施されたライトアップが楽しめます。ロマンチックなひとときが過ごせますね。

フォトスポット「幸せの鐘」

調査員F

「富士見デッキ」では、デートにピッタリなフォトスポット「幸せの鐘」があります。富士山を眺めながら、鐘を鳴らしてみてください。

蔵王山展望台の基本情報

  • 住所:田原市浦町蔵王1-46
  • 駐車場:135台 無料
  • 営業時間:
    【展望台・エントランスフロア】9:00~22:00
  • 定休日:年中無休(カフェ、3階体験フロアは火曜日定休)
  • 料金:無料

道の駅田原めっくんはうす

渥美半島のうまいもんが勢ぞろい

田原市内にある「道の駅田原めっくんはうす」は、渥美半島に来たら必ず立ち寄りたいスポット。野菜ソムリエのいる産直コーナー、メロンなど渥美半島の果物、たはらブランドの土産物まで、渥美半島の特産物が盛りだくさんの道の駅となっています。

渥美半島でも随一の人気を誇る道の駅。バスツアーなどでも多くの観光客が訪れます。

どうまい牛乳ソフトクリーム(左)とメロンソフトクリーム(右)

田原産の牛乳やメロンを使った手作りソフトも人気です。観光案内所もあるので、旅の中継地点にぜひ立ち寄ってみてください。

【愛知の道の駅 全部調査してみた】第二弾 渥美半島編

愛知県の道の駅全調査、第二弾は「渥美半島4駅」をめぐります! 一般道にある、無料のパーキングスポット「道の駅」。 道の駅にはトイレや休憩所だけではなく、産直品…

道の駅田原めっくんはうす 基本情報

  • 住所: 愛知県田原市東赤石5-74
  • アクセス:東名高速道路「豊川IC」から国道151号、国道23号、国道259号経由で60分
  • 駐車場: 150台 無料
  • 営業時間: 9:00~19:00(物産販売所)、11:00~17:00(2Fレストラン)、10:30~20:00(1F食事処)
  • 定休日: 年中無休

マルカ農園

練乳かけ放題のいちご狩り

常春の地域ともよばれる温暖湿潤な気候をもつ渥美半島。その気候を活かしたいちご狩りやメロン狩りなど、旬のフルーツ狩りもイチオシのレジャーです。

田原市でフルーツ狩りをするなら、おすすめは「マルカ農園」。道の駅「あかばねロコステーション」にもお店を構えるマルカベジフルが運営しているフルーツ農園です。

春には高設栽培でていねいに育てられたいちご狩りが楽しめます。 ※夏期(6~9月ごろ)はメロン狩りとなります。

調査員F

腰が痛くなる心配もないし、車いすやベビーカー連れの方にもやさしい設計が嬉しい!

練乳は料金に含まれており、なんとおかわりも自由。時間いっぱい、味覚狩りを楽しんでみては。

マルカ農園 基本情報

  • 住所:田原市池尻町精進川60番地
  • アクセス:名豊道路豊橋バイパス「豊橋港IC」より約35分
  • 駐車場:20台 無料
  • いちご狩り期間:2024年1月4日(木)~4月30日(火)
  • いちご狩り料金:
    【1月4日~14日】大人(小学生以上)2,400円、幼児(3~5歳)1,500円
    【1月15日~3月31日】大人(小学生以上)2,000円、幼児(3~5歳)1,300円
    【4月1日~30日】大人(小学生以上)1,500円、幼児(3~5歳)1,000円

サンテパルクたはら

円形花壇

花と緑に囲まれた体験型農業公園

「サンテパルクたはら」は、芦ヶ池のほとりにある大きな農業公園。4000平方メートルもの広大な畑で農業体験や動物とのふれあい体験、フラワーアレンジメントやアイスクリームづくりなど実に様々な体験ができるスポットです。

ぜひ行ってほしい見どころは、季節の花が咲き乱れるサンテガーデン。円形花壇では、春になると約100種もの色とりどりのチューリップがお出迎えしてくれrます。シンボルとなっている真っ赤なウェルカムブリッジを渡り、メルヘンなお花畑を満喫してみてはいかがでしょうか。

サンテパルクたはら 基本情報

  • 住所:田原市堀切町浜薮
  • アクセス:
    東名高速道路「音羽蒲郡IC」より約60分
    東名高速道路「豊川IC」より約60分
  • 駐車場:400台 無料
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:木曜日(祝日の場合は翌平日)
  • 料金:入園無料

伊良湖オーシャンリゾート

天然温泉とオーシャンビューの絶景を満喫できるホテル

渥美半島に宿泊するなら、まずはここに泊まりたい!おすすめのホテルです。全客室オーシャンビューをそなえ、どのプランでも太平洋側からは朝日が、伊勢湾側からは夕日が鑑賞できます。

2022年に湧出した伊良湖温泉から湯を引く温泉は、絶景を眺められる露天風呂を有しており日帰り入浴も可能。海抜100mの高さに位置する「インフィニティ風呂」は眼前に広がる大海原と行き交う船を眺められ、水平線に溶け込むようなリラックスした時間を過ごせます。

食事は和洋中を一度に味わえるビュッフェ「サンセット」と落ち着いた雰囲気でコース料理を提供するダイニング「シーサイド」の2種類が用意されています。リゾートホテルでゆったりと半島の美を味わってみてはいかがでしょうか。

伊良湖オーシャンリゾート 基本情報

  • 住所:田原市日出町骨山1460ー36
  • アクセス:東名高速道路「豊川IC」よりお車で90分
  • 駐車場:200台 無料
  • 料金:
    【宿泊】2名1室7,500円~
    【日帰り温泉】【大人】1600円【小学生】1100円【幼児】600円

ドライブにぴったりな渥美半島を満喫しよう

いかがでしたでしょうか’。今回は、渥美半島・田原市のお出かけや旅行にぴったりの名所・観光スポットを11選ご紹介しました。

潮風を感じながらドライブするのが最高に気持ちいい常春の渥美半島。どのシーズンでも楽しめるのでぜひ足を運んでみてください。