
愛知県名古屋市にある「名古屋城」は、日本を代表する歴史的建造物。2024年には過去2番目の入場者数を記録し、今最もホットな名古屋観光スポットの一つでもあります。
この記事では、名古屋城の魅力や歴史、見どころ、周辺情報まで名古屋城を最大限楽しむための情報を詳しくご紹介します。名古屋城のグルメやイベント、周辺観光スポットなども紹介しているので、ぜひおでかけの参考にしてみてくださいね。
目次
名古屋城ってどんなところ?歴史やアクセス・滞在時間を紹介

まずは名古屋城を訪れる前に知っておきたい基本情報についてご紹介します。
名古屋城のアクセス・滞在時間
名古屋城へのアクセスは公共交通機関(地下鉄・バス)か車が利用できます。
路線 | 最寄駅 (出口) | 徒歩 |
---|---|---|
地下鉄 名城線 | 名古屋城駅7番出口 | 約5分 |
地下鉄 鶴舞線 | 浅間町駅1番出口 | 約12分 |
名鉄 瀬戸線 | 東大手駅 | 約15分 |
上記は地下鉄や名鉄線を利用した場合のアクセスです。地下鉄名城線「名古屋城」駅(7番出口)を最寄りとし、また鶴舞線「浅間町」駅や名鉄瀬戸線「東大手」駅からも徒歩圏内です。
駐車場 | 台数* | 普通車料金 | 利用時間 |
---|---|---|---|
正門前(名城公園) | 308台 | 30分 180円 | 8:45-21:30 |
二之丸東(名城公園) | 123台 | 30分 180円 | 8:30-22:30 |
車で訪れる場合は、名古屋高速1号楠線「黒川」出口から南へ約8分、名古屋高速都心環状線「丸の内」出口から北へ約5分です。駐車場は上記の通り利用できます。
名古屋城の滞在時間は?
名古屋城城内の滞在時間は、一般的には1時間~1時間30分程度です。城内は広く、本丸御殿を含め城内をじっくり見学する場合は、1時間半~2時間程度。後述する金シャチ横丁で食事などする場合は3時間程度がめやすとなります。
名古屋城 基本情報
- 住所:名古屋市中区本丸1-1
- アクセス:名古屋市営地下鉄 名城線 「名古屋城」駅より徒歩約5分
- 駐車場:
【正門前駐車場】普通車30分ごと180円
【二之丸駐車場】普通車30分ごと180円 - 開園時間:9:00~16:30
- 休館日:年末年始
- 観覧料:大人500円、名古屋市内の高齢者100円、中学生以下無料
名古屋城の歴史

名古屋城は、愛知県名古屋市中心部に位置する日本を代表する歴史的名所であり、約25万㎡の広大な敷地を持つ日本三大名城の一つ。その屋根に輝く黄金の金シャチが特に有名で、「金鯱城」や「金城」とも呼ばれています。
調査員O
安土城や大坂城の技術を集大成した近世城郭の最高傑作と評価されており、建築技術と美しさを今に伝えています。
名古屋城の歴史は、1610年(慶長15年)に初代将軍徳川家康の命により築城が開始されたことから始まります。
関ヶ原の戦い後も勢力を残す豊臣家への牽制と、東海道を防衛する軍事拠点を築くことが主な目的で、築城には加藤清正をはじめとする20名以上の外様大名が「天下普請」として動員されました。
調査員F
大名たちは自らの負担で築城に参加しなければならなかったそう。家康に対抗する可能性のある大名の財力をそぎ忠誠を誓わせる目的もあったんですね!
完成してからは尾張初代藩主として徳川家康の九男である義直が入城。以降は徳川御三家筆頭である尾張徳川家の居城として栄えました。
空襲による焼失と復元
そんな名古屋城ですが、1945年(昭和20年)の名古屋大空襲で、天守閣や本丸御殿の大部分を焼失。
戦後、市民からの寄付により1959年(昭和34年)に鉄筋コンクリート造で天守閣が再建され、再び名古屋のシンボルとなりました。焼失を免れた本丸御殿の障壁画などは重要文化財として保存されています。
今改めて注目されている理由

歴史ある名古屋城。現在耐久性の問題などに対応するため、天守閣は閉館中となっていますが、いま改めて注目度の高いスポットでもあります。
名古屋城の2024年度の来場者は223万人で実質最多を記録。そのうち約3割を占める訪日客が金シャチ輝く外観と復元本丸御殿の華麗さに魅了されており、今インバウンドをメインに巻き起こる城ブームが追い風となっているのです。
調査員O
往時の姿が忠実に再現された豪華絢爛な本丸御殿が2018年に復元・全面公開されたことや、重要文化財などを収蔵・公開する「西の丸御蔵城宝館」が新たに設けられたことも大きいですね!
今秋には本丸外エリアの無料開放実験や隣接アリーナとの連携も予定され、一日中ゆったり楽しめる城下散策がさらに充実します。混雑緩和へ事前予約制の導入も議論が進み、快適な観覧環境にも期待が高まります!
名古屋城の回り方ガイド!見どころを徹底解説【城内マップ付き】

名古屋城の見どころは多岐にわたります。ここからは、特に注目したいポイントと回り方を解説していきます。城内マップは上記の通りなので、ぜひご一緒に参考にしてみてください。
豪華絢爛な世界を堪能「本丸御殿」

そして、名古屋城観光で最も時間をかけて見たいのが本丸御殿。1615年には尾張藩主の住居兼政庁として完成した御殿で、1620年頃からは将軍が京都へ上洛する際に宿泊する「御成御殿」として使われるようになりました。
こちらも天守閣と同様、空襲によって一度は焼け落ちましたが、3代将軍家光の上洛に合わせて増築された「上洛殿」など、当時の最高技術と贅を尽くして造られた豪華絢爛な空間が約10年の歳月と総工費約150億円をかけて復元されています。
調査員F
木材には当時と同じく木曽檜などの国産檜が使われる徹底ぶりです。
玄関


本丸御殿内の見どころを見ていきましょう。入場してまず現れるのが、客人が最初に通される「玄関」。2部屋からなり、四周の壁やふすまには勇猛や虎や豹などが描かれた障壁画『竹林豹虎図」があり、対面を待つ間にも権威を示す工夫がなされています。
表書院

先に進むと、正式な謁見(対面儀礼)に用いられた御殿内で最も広い「表書院」が。5部屋からなり藩主が座る上段之間は文字通り一段高くなっており、襖絵は華やかに松や花鳥が彩ります。
対面所

奥に進むと、身内や家臣との私的な対面や宴に使われた「対面所」があります。豪奢であることにかわりはありませんが、ここでは障壁画に京都和和歌山の四季や庶民の暮らしが穏やかな筆致で描かれた『風俗図』が飾られ、お殿様が下々の暮らしを学ぶ役割もあったそうです。
上洛殿

対面所から「鷺之廊下」を通ると現れる「上洛殿」は本丸御殿一番の見どころといっても過言ではありません。1634年に徳川3代将軍家光が上洛した際に増築された建物で、御殿内で最も格式が高く最も豪奢。
金箔と極彩色で彩られた緻密な彫刻欄間が設えられた6室からなり、明らかに空気感が異なります。障壁画を見ても、狩野探幽筆とされる「帝艦図」や「雪中梅竹鳥図」などがあり、美術品としても価値が高いです。

調査員O
本丸御殿内部では、それぞれの部屋に描かれた障壁画や、彫刻欄間、釘隠しなどの装飾金具をじっくりと鑑賞するのがおすすめです。豪華な空間を巡って当時の徳川の権力や文化を感じてみて!
- 現代によみがえる狩野派の絵師たちの華麗な技術を用いた障壁画を堪能
- 部屋によって変化する天井や欄間、飾金具にも注目!
- 本丸御殿内はフラッシュ撮影禁止(撮影は可能)
- 大きな荷物は体の前にかけるか、ロッカーに預けよう
金鯱が輝くシンボル「天守閣」

現在は閉館中の天守閣ですが、その壮大な外観は名古屋城のシンボルであり、ぜひ見ておきたい場所です。
1612年(慶長17年)に完成した大小天守は、徳川家康の天下普請により築かれ、徳川幕府の権威の象徴でした。大天守は層塔型で5層5階、地下1階の構造を持ち、延べ床面積は4424.5㎡で史上最大規模を誇ります。

そして、天守を飾るシンボルといえば、金の鯱。徳川の支配力を示すために雌雄2体の鯱が屋根に設置されました。1612年竣工当時の金シャチは慶長大判1940枚分、純金215.3kg相当の金が使用されたと言われており、焼失してからの再建時には約88Kgもの金を使用して復元されました!
調査員F
金のしゃちほこに由来する言葉として、「しゃちほこばる(緊張して固くなる)」という方言があります。城の金のしゃちほこを見た旅人が、そのいかめしい様子を例えたことから広まったそうです!
大名普請による石垣や清正石も必見


城郭を取り囲む石垣も城郭ファンなら見逃せないポイント。築城時の石垣には様々な刻印が当時のまま残されており、どのように普請が進められたかを偲ぶことができます。

調査員F
天守の石垣は加藤清正の担当で、「加藤肥後守」という文字が。その下には「小代下総中山」と部下の名前も彫られており、清正の豪胆さと、家来の手柄を立てる上司としての在り方があらわれているのがわかります。
また、本丸東二之門を入った正面には、大きさ約八畳敷、重さ推定10トンとされる名古屋城最大の巨石「清正石」があります。

実際に清正が運んだわけではないようですが、石垣工事で大活躍した加藤清正の影響力の大きさが計り知れます。その迫力は写真では伝わらないほどで、ぜひ現地で実際に見て大きさを味わってみてください。
- 近世最高城郭建築の迫力を感じよう
- 大名が財力をかけて普請した石垣も味わい深い
歴史ファン必見「御深井丸」

本丸御殿を見学した後は、広大な敷地内の他のエリアも散策してみましょう。
御深井丸は本丸の北西に位置する郭で、本丸とは不明御門で連絡しており、本丸の後衛を担っていた場所。創建時のまま現存する「西北隅櫓」(重要文化財)や乃木倉庫(国登録有形文化財)がある、歴史ファンに必見の場所です。

西北隅櫓は、高さ約16.2m、平面規模は東西約13.9m、南北約16.9mと、現存する櫓の中で2番目の大きさを誇ります。清須城の小天守を移築したものと伝えられているため、「清洲櫓」とも呼ばれています。

乃木倉庫は 明治初期に建てられた旧日本陸軍の弾薬庫で、名古屋市内に現存する最古の煉瓦造と言われています。太平洋戦争中は本丸御殿の障壁画などが収められており、これのおかげで焼失を免れた障壁画が今も西の丸御蔵城宝館で保存・公開されているんですよ。
- 創建時の姿を伝える貴重な文化財「西北隅櫓」は必見
幽玄な自然に癒される「二之丸庭園」

二之丸庭園は国の名勝に指定されており、かつて藩主の庭として日本最大を誇った広大な日本庭園。徳川家康や2代将軍秀忠、3代将軍家光なども滞在した二之丸御殿の北側に造られ、その面積は約30,000平方メートルにも及びます。

「玉澗流」という希少な庭園様式が見られ、変化に富んだ地形の中に意匠の施されたつくりを味わえます。幾つもの築山や深く掘られた園池、それらに組まれた豪快な石組と四季折々の風景を楽しんでみてください。
「二の丸茶亭」にも立ち寄りたい

庭園内にある、美しい風景を眺めながらお茶が飲める「二の丸茶亭」にもぜひ立ち寄ってみてほしいところ。


お抹茶と季節の和菓子で一服できるので、城内散策で少し疲れた体をひと休みできます。暑い夏には、見た目でも気温的にも涼をとれる絶好の避暑地に。

茶亭の裏には、水滴が琴の音色のようにからころと響く庭園装飾「水琴窟」があります。柄杓で花の周りの石に水をかけると涼やかで美しい音が鳴る仕掛けです。ぜひとも体験してみてください。
- 四季折々の風景をたのしむ
- 茶庭にある水琴窟にも立ち寄りたい
シカにも出会える「お堀散策」

本丸の周りにあるお堀をぶらりと散策するのも、時間がある際はおすすめの過ごし方。

西南隅櫓付近のお堀では2頭のシカが放牧されており、たびたびSNSでも話題になっています。シカがお城の堀で生息しているのは全国でも類まれな例だそうですよ。
調査員F
名古屋城が築城された江戸時代初期にはすでにペットとして飼われており、その歴史が受け継がれている・・という話もあるようです!
名古屋城のお堀は都心では貴重な水鳥の生息地となっており、カモ類やサギ類など年間20種類以上の野鳥が観察されています。自然豊かなお堀周辺を散歩してみてください。

また、名古屋城内を散策していると名古屋城を中心に全国で活動を行う名古屋の観光PR隊「名古屋おもてなし武将隊」に出会えることも。日本を代表する有名武将と、タイムスリップした気分で写真撮影をしてみてくださいね。
※武将の出陣スケジュールは日によって異なります。出会いたい武将がいる場合は公式サイトからチェックするのがおすすめです。
金シャチ横丁でここでしか味わえないグルメ食べ歩き!

名古屋城の魅力を存分に満喫したら、グルメも見逃せません。
名古屋城の正門と東門のそばには、グルメやお土産を楽しめる商業施設「金シャチ横丁」が。2018年にオープンしたこの施設では、2つのエリアで名古屋の「歴史」と「今」を味わいつくせちゃうんです。
調査員F
ここでは、それぞれのゾーンと食べ歩きが楽しめる店舗をピックアップしてご紹介します!
義直ゾーン

名古屋城正門付近にある「義直ゾーン」は尾張徳川家の歴史をテーマにしており、ひつまぶしや味噌カツ、味噌煮込みうどんなど名古屋に息づく伝統・正統の名古屋めしを中心に味わえます。計10店舗がラインナップする店舗リストは以下の通り。
- 十代目儀助
- 山本屋総本家 金シャチ横丁店
- 鳥開総本家
- ひつまぶし名古屋備長 金シャチ横丁店
- 矢場とん 名古屋城金シャチ横丁店
- 尾張屋
- 名古屋とうふ 河口
- 鯱上々
- 那古野茶屋
- えびせん〇(まる)
- 尾張蕎麦と天丼 徳川忠兵衛
- えっさほいさ
鳥開総本家

「鳥開総本家」は、愛知県が誇るブランド地鶏「名古屋コーチン」をメインに売り出す鶏料理専門店。日本唐揚協会からあげグランプリ手羽先部門3年連続最高金賞を受賞した「手羽先唐揚げ」や、全国丼グランプリ7年連続金賞を受賞した「名古屋コーチン親子丼」をいただくことができます。

テイクアウトできるおすすめメニューは、「名古屋コーチンメンチカツ」。ひと口食べたら違いがわかる弾力のある肉感が特徴の名古屋コーチンをあらびきのミンチにし、そのジューシーさをたっぷり味わえます!
鯱上々

グルメではありませんが、入口にとっても大きな金鯱が鎮座するお土産屋さん「鯱上々」もぜひ立ち寄りたいところ。定番からオリジナルまで、名古屋城ならではの名古屋みやげがたくさん揃っています。
調査員O
この金鯱、長らく名古屋城正門近く展示してあった金鯱実物と同じ大きさだそうです!写真撮影OKなので、ぜひ記念撮影もいかが。
宗春ゾーン

東門付近にある「宗春ゾーン」は7代藩主徳川宗春の時代をテーマとしており、義直ゾーンから一変して新進気鋭の名古屋めしやおしゃれなカフェなどが8店舗集まっています。店舗リストは以下の通り。
- 和風ラザニア専門店Y(ワイ)
- KINSHACHIYAKI
- あんかけ太郎
- フジヤマ55 金シャチ横丁店
- DELAUMA BURGER
- saien(vegetable cafe & seafood bar)
- 創作串揚げ つだ
- cafe diner POP OVER
KINSHACHIYAKI

宗春ゾーンからは、名古屋城名物「金しゃち焼き」の専門店をご紹介。お城のシンボル「金シャチ」を模した型で焼き上げたたい焼き風のスイーツで、生地の中にさまざまな具材がINしています。

メニューは「あずき/300円」、「カスタード/350円」、 「台湾ミンチ/400円」の3種類。個体ごとに表情が違っていて可愛いのもポイント!

イチオシは、世にも珍しい「台湾ミンチ」。おなじみの名古屋めし「台湾ラーメン」や「台湾まぜそば」のメインエッセンスであるスパイシーな台湾ミンチをたっぷり詰め込み、生地の甘みと辛み・塩味が絶妙にマッチした味わいに。
調査員F
辛すぎないので辛いものが得意でなくても楽しめる味です!金しゃち焼きはテイクアウトもできるので、お土産にもぴったり。

宗春ゾーンには、キンキンに冷えた名古屋市のおいしい水道水が汲める「名城金鯱水」もあります。ペットボトルや水筒をお持ちの方は、ぜひ名古屋の美味しいお水も味わってみてください。



名古屋城観光の際に、立ち寄って食事やお土産探しを楽しむのにぴったりの金シャチ横丁、帰り際にぜひ立ち寄ってみて。
【徒歩圏内】名古屋城周辺のおすすめ観光スポット5選
名古屋城の観光を楽しんだ後は、周辺エリアにも足を延ばしてみましょう。最後に、名古屋城から徒歩圏内でアクセスできるおすすめスポットをいくつかご紹介します。
名城公園

名古屋城のすぐ北側に広がるのが名城公園です。名古屋城を中心に二之丸、三之丸、北園を含む公園の総称ですが、一般的にはお城の北側のエリアを指し、約80ヘクタールの広大な園内には四季折々の花壇や芝生が広がります。


園内にはハーブ園や花の展示館(フラワープラザ)もあり、季節の展示会やワークショップで花々を楽しめるほか、春は城と桜や藤、秋は城と紅葉の競演が華やかです。
広々とした公園での散策はリフレッシュに最適です。名城公園北園には2017年にオープンした商業施設「tonarino」もあるので、立ち寄るのも良いでしょう。
名城公園 基本情報
- 住所: 〒462-0846 名古屋市北区名城1丁目2-25
- アクセス: 地下鉄名城線「名城公園」駅 2番出口 徒歩3分
- 開園時間: 公園自由散策(フラワープラザ 9:00~16:30)
- 休園日: 無休(フラワープラザは月曜・第3水曜・年末年始休)
- 入園料:無料
IGアリーナ

IGアリーナは愛知県体育館に代わり2025年7月開業の最先端多目的アリーナ。北区の名城公園内に建設されており、隈研吾氏による近未来的なデザインが特徴です。

最大約1万7000人(立ち見含む)を収容するアリーナは世界基準の30mもの高さがある天井に国内最大規模の8mのセンタービジョンがあり多様な演出ニーズに対応。音響・照明設備も最新鋭で年間数十回のイベントが開催されます。
調査員F
2025年には大相撲名古屋場所のこけら落とし(7/13~)に加え、英国歌手スティングの来日公演、韓国アイドルグループaespa(エスパ)のアリーナツアーなどが予定されています。
最新鋭の建造物と歴史的公園風景のコントラストがフォトジェニックな新名所を、ぜひひと目見てみてはいかがでしょうか。

IGアリーナ 基本情報
- 住所:〒462-0846 愛知県名古屋市北区名城1-4-1
- アクセス:地下鉄名城線「名城公園」駅よりすぐ
- 開館時間:※イベント開催に準ずる(公式サイト参照)
- 休館日:※イベントのない日は閉館
- 入場料:イベントチケット制(催しにより異なる)
名古屋能楽堂

名古屋城周辺には、日本の伝統文化に触れられるスポットもあります。その一つが日本最大規模の能舞台を有する伝統芸能の殿堂名古屋能楽堂です。
1997年開館の優美な日本建築様式の建物には、艶やかな木曽檜造りの舞台と、630席のゆったりした客席を完備。能や狂言公演時には解説付きイヤホンガイド(英語対応)も用意され、初心者でも幽玄な世界に浸れます。
館内には能楽資料の展示室も併設され、歴史好きも楽しめる学びの場です。桜や紅葉の季節は外観が一層美しく映え、木の香漂う和の空間は写真映えも抜群。

調査員F
となりには尾張名古屋の伝統の味わいを楽しめるレストラン『蓬左(ほうさ)』も誕生。名古屋ソウルフードのきしめんや和菓子など、ここでしか味わえない逸品も魅力です。
名古屋能楽堂 基本情報
- 住所:〒460-0001 名古屋市中区三の丸一丁目1-1
- アクセス:地下鉄名城線「名古屋城」駅 7番出口 徒歩12分
- 開館時間:9:00~21:00(展示室見学は17:00まで)
- 休館日:年末年始(12月29日~1月1日)
- 入場料:展示室観覧 無料
名古屋市市政資料館

名古屋市市政資料館は、1922年(大正11年)建造の重厚なネオ・バロック様式レンガ造の建築物で、1984年に国の重要文化財に指定されました。重厚な外観はフォトジェニックで一見の価値あり。

旧・控訴院裁判所として1979年まで使用された内部には中央階段やステンドグラスが残され、大正ロマンの雰囲気を漂わせています。現在は名古屋市の公文書館として市政資料の展示コーナーが公開されており、入館は無料です。
敷地内には喫茶室もあり、昔ながらのレトロ空間で一服するのもおすすめ!
名古屋市市政資料館 基本情報
- 住所:〒461-0011 名古屋市東区白壁1-3
- アクセス:地下鉄名城線「名古屋城」駅より徒歩8分
- 開館時間:9:00~17:00
- 休館日:月曜(祝日の場合翌平日)、第3木曜(祝日の場合翌日)、12/29~1/3
- 入場料:無料
徳川美術館

尾張徳川家の遺品を伝える徳川美術館は1935年開館の私立美術館で、国宝9件・重要文化財58件を含む絢爛豪華なコレクションが自慢です。

源氏物語絵巻や鎧・能装束など雅な工芸品を展示する展示室では、まるで江戸時代にタイムスリップしたような体験ができます。館内には喫茶コーナーやミュージアムショップも備わり、隣接する蓬左文庫では貴重な古文書も見学可能。

また館外に広がる広大な日本庭園「徳川園」では5月末の花菖蒲や秋の紅葉、夜間ライトアップが楽しめ、歴史的建築と自然美が調和する幻想的な景観が魅力。ぜひご一緒に楽しんでみてください。
徳川美術館 基本情報
- 住所:〒461-0023 名古屋市東区徳川町1017
- アクセス:地下鉄名城線「大曽根」駅より徒歩15分
- 開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜(祝日の場合翌平日)、2025年12月15日~2026年1月3日
- 入場料:一般1,600円、大高生800円、小中生500円
名古屋城観光を満喫しよう!
名古屋城は、絢爛豪華な御殿建築、雄大な庭園、そして数々の歴史的遺構が織りなす、歴史・文化・自然が融合した唯一無二の魅力的な観光スポットです。その深い歴史と美しい景観をぜひご自身の目で体験し、名古屋の魅力を存分に感じてください