
秋の愛知県は、燃えるような紅葉だけでなく、色とりどりの花々で彩られる美しい季節です。都市部の喧騒を離れ、秋の涼しさの中、花々が咲き誇る畑を歩くことは、まるで絵画のような情景をリアルに体感できるかのよう。
今回のコラムでは名古屋近郊・愛知の秋の花畑を8つご紹介。秋のおでかけの参考にぜひどうぞ。
【春編】愛知・名古屋の花畑13選!菜の花や芝桜を楽しもう
2024年も愛知県に春がやってきます。少しずつ暖かくなり、天気のいい休日には外におでかけするのが楽しくなりますね。 愛知県には、春に咲く花が見られる花畑がたく…
目次
【名古屋市】庄内緑地 多目的広場
庄内緑地は、名古屋市内にある「水と緑と太陽」をテーマに野趣あふれる大型の総合公園。季節の花の名所としても知られています。
緑地部分には約3.5haある市内有数の芝生広場やデイキャンプができるピクニック広場、サイクリングコース、大噴水、ボート池などのアクティビティも楽しめる休日のお出かけにぴったりのスポットです。
見どころは約4.9ha、80種約2,100株のバラが咲き誇る市内有数のバラ園。11月上旬〜12月中旬ごろまで秋バラが楽しめます。
例年見頃には秋の華まつり〜コスモス・バラ〜が開催されます。マルシェやパークカフェなど、様々なイベントが開催されるので是非チェックしてみてください。
庄内緑地 アクセス・基本情報
- 住所:名古屋市西区山田町大字上小田井字敷地3527
- アクセス:地下鉄鶴舞線「庄内緑地公園」駅下車すぐ
- 駐車場:あり(有料)
- 営業時間:【公園】常時開放 【グリーンプラザ】9:00~16:45
- 定休日:【公園】無休 【グリーンプラザ】月曜日(祝日の場合は翌平日)、第3水曜日(祝日の場合は第4水曜日)、年末年始
- 料金:入園無料(一部施設は有料)
【日進市】愛知牧場

名古屋からも近く、アクセスもしやすい愛知牧場(あいぼく)は、小動物とのふれあいや乳しぼり体験ができる、ファミリーに人気ののどかな観光牧場です。

園内の花畑では、冬〜春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモスなどと季節によって咲く花が異なり、多くの人が見頃に合わせて訪れます。秋には、次のような花が見ごろを迎えます。
- コスモスセンセーション/例年10月上旬~11月中旬
- ジニア(百年草)/例年9月中旬~10月下旬
花畑の中には、1人100円で入場できる花の通路があります。見頃に合わせて訪れ、ピンク色に染まったコスモスのじゅうたんを散歩してみてはいかがでしょうか。
愛知牧場 アクセス・基本情報
- 住所:日進市米野木町南山977
- アクセス:名鉄豊田線「黒笹」駅より徒歩約10分
- 駐車場:あり(500台/土日祝、繁忙期は有料)
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:火曜日(祝日の場合は営業、翌平日休み)
- 料金:入場無料(どうぶつ広場など一部施設は有料)
【南知多町】観光農園花ひろば

愛知県の中でも温暖な地域である南知多町では、遅い時期まで開花した花を楽しむことができます。南知多で花の名所として知られる観光農園花ひろばでは、10月上旬~11月中旬になると約30万本ものコスモスが咲き誇り、丘陵地にある花畑を埋めつくします。
観光農園花ひろばでは以下のような花も秋に見頃を迎えます。
- コスモス/例年10月上旬~11月中旬
- ヒマワリ/例年6月中旬~11月下旬
- 松葉ボタン/例年7月中旬~10月中旬
- コキア/例年8月~10月中旬

温暖な気候のため11月までひまわりの花も見られるんですね!ひまわりとコスモスの競演が楽しめる稀有なスポットです。
また、園内にはフォトスポットもいろいろ!入口近くの「幸せの椅子」は、ハート型に季節の花があしらわれたカップルにぴったりのスポット。フォトジェニックな写真も撮れちゃいます。
1年を通して様々な花が咲き誇り、お花摘みや写真撮影を楽しむことができる観光農園花広場にぜひ行ってみてください。
観光農園花ひろば アクセス・基本情報
- 住所:知多郡南知多町豊丘高見台48
- アクセス:【車】南知多道路「豊丘IC」から約5分 【公共交通機関】名鉄河和線「河和」駅より海っこバス豊浜線師崎港行きで約27分、「花ひろば・総合体育館前」下車、徒歩約15分
- 駐車場:あり(80台/無料)
- 営業時間:8:00~17:00
- 定休日:1月1日~3日(荒天時は休園の場合あり)
- 料金:中学生以上800円、小学生400円
【南知多町】南知多コスモス街道

南知多コスモス街道はその名の通り、約500mの道沿いに200万本以上のコスモスが咲き誇る絶景スポット。花の種類は「センセーション」といって赤、ピンク、白など色とりどりの大輪が開花します。
バス停もあるので、公共交通機関でもアクセスしやすいのが嬉しいところ。
コスモスの見ごろは例年10月中旬から11月上旬となっています。
南知多コスモス街道 アクセス・基本情報
- 住所:知多郡南知多町豊丘
- アクセス:南知多道路「豊丘IC」より県道280号沿い
- 駐車場:なし(路上駐車はご遠慮ください)
- 営業時間:常時開放
- 定休日:なし
- 料金:無料
【長久手市】愛・地球博記念公園 (モリコロパーク)

愛・地球博記念公園は、ジブリパークの開園でも話題となった、自然豊かな大型都市公園です。9月〜10月には、大芝生広場の花畑にあるオレンジや黄色の花を咲かせる「キバナコスモス」が見頃を迎えます。
そこから少し遅れて、10月中旬には紫色のコスモスも一気に見頃に。コスモス畑に広がる約70万本のコスモスは、晴れの日には青空とのコントラストがとてもきれいです。
愛・地球博記念公園 アクセス・基本情報
- 住所:長久手市茨ケ廻間乙1533-1
- アクセス:リニモ「愛・地球博記念公園」駅下車すぐ
- 駐車場:あり(有料)
- 営業時間:【4月~10月】8:00~19:00 【11月~3月】8:00~18:30
- 定休日:火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
- 料金:入場無料(一部有料施設あり)
【一宮市】国営木曽三川公園 138タワーパーク

一宮市のシンボルにもなっている「ツインアーチ138」があり、国営木曽三川公園の一翼を担う公園です。ランチを食べたりボール遊びができる芝生広場や大型の複合遊具、イベント会場や花畑があり家族連れにはぴったりのおでかけスポット。
広さ約1,500㎡の花畑では、秋になると約5万本ものコスモスが一面に開花。11月ごろになると刈り取り体験も行われます。
国営木曽三川公園 138タワーパーク アクセス・基本情報
- 住所:一宮市光明寺浦崎21-3
- アクセス:名鉄「名鉄一宮」駅またはJR「尾張一宮」駅から名鉄バス「138タワーパーク」バス停下車すぐ
- 駐車場:無料駐車場あり
- 営業時間:9:30~17:00
- 定休日:第2月曜日 ※時期により異なる
- 料金:無料
【江南市】フラワーパーク江南

愛知県江南市にあるフラワーパーク江南は、四季折々の花々と緑に囲まれ、一年を通して草花を鑑賞できるスポットです。秋になると、園内にたくさんのコスモスが咲き乱れます。
コスモスは22品種、1万本というその豊富さも特徴で、芝生広場近くの花畑では赤・白・ピンク・レモンイエローなど色とりどりのコスモスを見比べて鑑賞することも!
コスモス以外にも、以下のような秋に見頃を迎える花を楽しむことができます。
- コスモス/例年9月下旬~10月下旬
- パンパスグラス/例年9月上旬~11月下旬
- ミューレンベルギア/例年9月下旬~10月下旬
- アメジストセージ/例年10月上旬~10月下旬
- ホトトギス/例年9月下旬~10月上旬
- ヒガンバナ/例年9月下旬~10月上旬
9月下旬からは秋のガーデンパーティも開催されます。ハロウィン仕様となった園内にはフォトスポットなども登場。ハロウィンムードのなかで、秋の花を楽しんでみてはいかがでしょうか。
フラワーパーク江南 アクセス・基本情報
- 住所:江南市小杁町一色
- アクセス:名鉄犬山線「江南」駅より名鉄バス「フラワーパーク江南」下車
- 駐車場:あり(無料)
- 営業時間:9:30~17:00
- 定休日:毎月第2月曜日(祝日の場合は直後の平日)、年末年始
- 料金:入園無料
【半田市】矢勝川堤

童話「ごんぎつね」を書いた作家、新美南吉のふるさととしても知られる半田市。
なかでも、矢勝川周辺の地域は「ごんぎつね」の舞台となっており、童話の世界観そのままの田園風景が広がります。

最大の見どころは、9月下旬〜10月初頭ごろに矢勝川堤沿いに咲く、地元の人々が育てた300万本以上の彼岸花。「ごんぎつね」にえがかれた「ひがん花が赤い布のように咲いている」という描写そのままの世界が広がっています。
9月下旬からは「ごんの秋まつり」と称して、「ごんぎつね」が舞台の「ごんの秋まつり」も開催。半田赤レンガ倉庫など周辺施設では特別な展示が見られますよ。
矢勝川堤 基本情報
- 住所:半田市岩滑西町1-10-1(新美南吉記念館周辺)
- アクセス:名鉄河和線「半田口」駅より徒歩約10分
- 駐車場:あり(「ごんの秋まつり」期間中は臨時駐車場からシャトルバス運行。詳細は要確認)
- 営業時間:常時開放
- 定休日:なし
- 料金:無料
愛知で秋の花を楽しもう
愛知県の秋は、色鮮やかな花々が咲き誇ります。豊かな自然と、四季折々の景色が楽しめる愛知の土地は、訪れるたびに新しい驚きや発見をもたらしてくれるでしょう。
秋の終わりを迎える前に、家族や友人、恋人と愛知の花畑を訪れてみてください。