2026年に開業し、名古屋の新たなシンボルとなる超高層複合ビル「ザ・ランドマーク名古屋栄」。その地下2階から地上4階に、新商業施設「HAERA(ハエラ)」が開業することが決定しました。

この記事では、HAERAの概要やコンセプトをお伝えします。

目次

栄の新施設「HAERA(ハエラ)」とは

2026年夏に栄に開業する地下4階、地上41階建ての名古屋で最も高いビル「ザ・ランドマーク名古屋栄」。5階から9階には「TOHOシネマズ」のシネコンが入ることでも注目されているビルですが、その地下2階~地上4階にかけて新商業施設「HAERA」が入居することが発表されました。

HAERAは、百貨店の雄「大丸松坂屋百貨店」と、ファッション・カルチャーの旗手「パルコ」がタッグを組んで生み出すラグジュアリー商業施設です。

運営するのは、これら両社を傘下に持つJ. フロントリテイリンググループ。約65の店舗が入居予定で、栄エリアの新たな商業の核となることが期待されています。※テナントリストは2026年春ごろ公開

調査員F

「HAERA(ハエラ)」は、街が「栄える(はえる)」という言葉と、英語で「時代」を意味する「Era(エラ)」を組み合わせた造語。「次の栄える時代を創り出す拠点」となり、街の新しい賑わいを生み出す起点になりたいという意志が示されています!

ストーリーを語るロゴデザイン

施設の顔となるロゴデザインを手がけたのは、韓国・ソウルを拠点に活動するデザインスタジオ「Ordinary People」。漢字の「栄」という文字の造形をモチーフに、伝統的な要素をモダンで洗練されたビジュアルへと昇華させています。伝統を尊重しつつも、常に新しい価値を創造していくHAERAのアイデンティティを表しているといえますね。

コンセプトは「PUBLIC MUSEUM」

HAERAを他の商業施設と一線を画す最大の要素、それが「PUBLIC MUSEUM(パブリック・ミュージアム)」という施設コンセプト。

商品を売るだけでなく、訪れる人々の感性を刺激する「体験価値」を提供することを目的としています。建築設計事務所「NOIZ」が手がける空間は、各階が独立した「ギャラリー」のようにデザインされ、施設内を歩くだけでアートに触れるような感覚を味わえます。

キーワードは「感性に響かせる」。空間デザイン、アート、ファッション、そして食体験すべてが融合し、五感を刺激するショッピング体験を味わえます。

空間そのものがアート作品。建築事務所「NOIZ」による革新的なデザイン

この「PUBLIC MUSEUM」という抽象的なコンセプトを、具体的な空間へと落とし込むのが、建築設計事務所「NOIZ(ノイズ)」です。

HAERAの各階をそれぞれが一つのスタイルを体現する独立した「ギャラリー」と捉え、施設内を歩くだけでアートに触れるような感覚を味わえるようになっています。さらにエレベーターやエスカレーターといった貫通要素を交差させ、階をまたぐつながりを生み出しているとのこと。

アクセス・駐車場は?

「HAERA」が入居する「ランドマーク名古屋栄」は栄のど真ん中にあるため、アクセスも非常に便利です。

電車でのアクセス

HAERAへのアクセスで最も便利なのは地下鉄です。最大の理由は、名古屋市営地下鉄の東山線と名城線が乗り入れる「栄」駅と直結していること。

「ザ・ランドマーク名古屋栄」は地下鉄東山線の栄駅改札と直結しているため、雨の日や暑い夏、寒い冬でも天候を一切気にすることなく、快適に施設へとアプローチできます。改札を出れば、そこはもうHAERAの世界が広がります。

車でのアクセス(駐車場情報)

お車で訪れる方のために、駐車場情報も見ていきましょう。

  • 施設内駐車場:「ザ・ランドマーク名古屋栄」のビル内には、155台収容可能な駐車場が設置される予定です。
  • 周辺の駐車場:栄エリアは、名古屋市内でも有数の駐車場の激戦区です。周辺には「ランドパーク」や「第3アミーパーク」といった大規模な提携駐車場をはじめ、数多くのコインパーキングがあります。

HAERA 施設概要

  • 名称:HAERA (ハエラ)
  • 開業時期:2026年初夏
  • 所在地:複合施設「ザ・ランドマーク名古屋栄」の地下2階~地上4階 (B2F to 4F of “The Landmark Nagoya Sakae”)
  • 住所:名古屋市中区錦三丁目2501番1、2501番2、2514 (Nagoya, Naka-ku, Nishiki 3-chome…)
  • アクセス:地下鉄東山線・名城線「栄」駅直結
  • 店舗数:約65店舗
  • 延床面積 (Floor Area):約18,776 ㎡